幻の王都ハンピ&パッタガルとエローラ&アジャンタ遺跡を満喫

インド紀行8日間

(ハンピ・バーダーミ・アウランガーバード)

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ハンピ遺跡/シヴァ神を祀るヴィルーパークシャ寺院は、バンパー女神が地元の土地をおさめたことからバンパーパティ寺院とも呼ばれている
ハンピ遺跡/ヴィッターラ寺院は、完成度の高さと彫刻の密度において群を抜き、ヴィジャヤナガラ様式の最高傑作といわれている
ハンピ遺跡/王宮地区の階段池(Stepped Tank)は、階段を正確に切り出し、連続するピラミッド文様に仕上げられている
ハンピ遺跡/ナラシンハの像。ヒンドゥー教のビシュヌ神の化身の一つナラシンハは、世界を支配していた悪魔ヒラニヤカシプを殺害するために現れたビシュヌ神の姿で,上半身はライオン,他は人間の姿です
バーダーミ石窟寺院群/第1窟の正面外観
バーダーミ石窟寺院群/第1窟はヒンドゥー教のシヴァ神に捧げられたもので、シヴァが踊る姿(ナタラージャ)の彫刻が有名です
バーダーミ石窟寺院群/第3窟はバーダーミ石窟群の中で最も大きく、豪華な彫刻が施されています。ヴィシュヌの4本の腕を持つ姿や、神々の華麗な像が特徴です

モデルプランのおすすめ概要

インド西部最大のハイライトの2つ「エローラ」と「アジャンタ」、インド南部最大のハイライトの1つ「ハンピ」と近郊の「パッタダガカル、バーダーミ」をめぐるインド紀行です。

ポイント
  • デリーからエローラとアジャンタ観光の起点の都市アウランガーバードとハンピ及び近郊の都市には空路で移動します。
  • ハンピ周辺では、ハンピとバーダーミに宿泊し、ハンピだけでなく、バーダーミ、パッタダカル、アイホーレの観光も行います。
訪問する世界遺産

ハンピの寺院群/パッタダカルの寺院群/アジャンタ石窟群/エローラ石窟群

バーダーミ石窟寺院群
バーダーミ石窟寺院群/第1窟の正面外観
バーダーミ石窟寺院群
バーダーミ石窟寺院群/踊るシヴァ神(ナタラージャ)の彫刻
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バーダーミ石窟寺院群

バーダーミ石窟寺院群は、南インドのカルナータカ州のバガルコット地区のマラプラバ川渓谷にある、6世紀から8世紀にかけてチャールキヤ朝が建設したヒンドゥー教、ジャイナ教、仏教に関連する歴史的な石窟寺院です。町の南東にある柔らかいバーダーミ砂岩層の崖に刻まれており、最も古い第1窟には、踊るシヴァ神(ナタラージャ)の彫刻があり、第2窟は同様のレイアウトを持ち、ハリハラやガネーシャなどのヒンドゥー教の神々の彫刻があります。第3窟は最大のもので、ヴィシュヌ神の様々な姿を描いた彫刻があり、カルナータカ州の古代芸術の成熟した段階を示しています。第4窟はジャイナ教に関連する人物に捧げられています。また、湖の周囲には仏教の洞窟とされるものや、アラリ・ティルタと呼ばれるギャラリーも存在し、27の彫刻が見られます。

パッタダカル寺院群
パッタダカル寺院群
アイホーレの寺院
アイホーレの寺院
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アイホーレとパッタダカル寺院群

バーダーミ石窟寺院群の建設と同時期に、チャールキヤ朝は近隣のアイホーレにおいても寺院建築を開始しました。アイホーレは、様々な建築様式の試行錯誤が行われた「寺院建築の実験場」となり、多くの寺院が6世紀から12世紀にかけて建設されました。この時期に培われた建築技術と様式は、後にパッタダカルでの大規模な寺院建設に応用されました。7世紀後半から8世紀にかけて、チャールキヤ朝はパッタダカルで寺院群を建設し、その成果を集大成としてまとめました。パッタダカル寺院群では、アイホーレで発展した建築技法がさらに洗練され、北インドのナガラ様式と南インドのドラヴィダ様式が融合した独特の建築様式が誕生しました。こうして、バーダーミから始まったチャールキヤ朝の宗教建築の進化が、アイホーレでの実験とパッタダカルでの完成に至り、後のインド全土の寺院建築に大きな影響を与えました。

ハンピ遺跡
ハンピ遺跡/ヴィルーパークシャ寺院
ハンピ遺跡
ハンピ遺跡/ヴィッターラ寺院・山車(だし)型のガルダ堂
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ハンピ遺跡

ハンピ遺跡は、カルナータカ州北部のトゥンガバドラ川の南岸に位置し、壮大な寺院、宮殿、バザール、貯水池などが点在する一大遺跡群です。14世紀から16世紀にかけて繁栄したヴィジャヤナガル王国の首都で、南インドのデカン高原からタミルナードゥまで広がる広大な領土を支配していました。ハンピはその中心都市として、政治、経済、文化、宗教の重要な拠点となり、多くの寺院や宮殿が建設されました。ヴィジャヤナガル王国は、イスラム教徒のデカン・スルタン朝と対抗しつつ、南インドのヒンドゥー文化の保護者としての役割を果たしました。しかし、1565年にターリコータの戦いでデカン・スルタン連合軍に敗北し、ハンピは破壊され、その後急速に衰退しました。現在、ハンピの遺跡はその壮大な過去を今に伝えています。

エローラ石窟寺院
エローラ石窟寺院/ヒンドゥー教窟第16窟のカイラーサナータ寺院
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エローラ石窟寺院

エローラ石窟寺院は、南北2kmの岩山の崖にある、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教の3つの宗教に関連する複合石窟寺院です。5世紀から10世紀にかけて建造(開削)されたとされ、その中心は8世紀の半ばのヒンドゥー教王朝のラーシュトラクータ朝の時とされています。石窟の総数は34あり、ヒンドゥー教関連は 第13番から第29番まで、仏教関連は 第1番から第12番まで、ジャイナ教関連は 第30番から第34番までとなります。最大の見どころは、ヒンドゥー教窟第16窟のカイラーサナータ寺院です。一枚岩を掘り下げて作られた世界最大の石彫建築で、間口46m・奥行80m・高さ34mもあります。ヒンドゥー教寺院でありながら、仏教・ジャイナ教など異なる宗教文化が調和して存在する稀有な寺院です。

アジャンタ石窟寺院
アジャンタ石窟寺院/山中の断崖に造られた仏教関連の石窟の総数は29あります
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アジャンタ石窟寺院

アジャンタ石窟寺院は、仏教に関連する石窟寺院です。断崖に造られた石窟の総数は29あり、1819年にトラ狩りに出かけた英国軍士官によって偶然発見されました。紀元前1世紀から後7世紀頃にかけて建造(開削)されましたが、中心はグプタ朝時代の5世紀とされています。石窟には仏教修行者や僧侶のために、仏教の教義や物語を描いた数多くの彫刻や壁画で飾られています。その特徴はヘレニズム的要素を持つガンダーラ様式とは異なり、繊細な衣のひだと手足の輪郭が特徴のインド独自文化「グプタ様式」をよく伝えています。グプタ様式の仏像彫刻は中央アジアのバーミヤンなどを経て北魏の雲崗の石窟寺院にも影響を与え、さらに6世紀に仏教伝来のあった日本の仏教美術、特に飛鳥時代の法隆寺金堂の壁画にグプタ様式の影響を見ることができます。

日程表

区間 スケジュール
1 東京飛行機デリー 午後:成田発、空路にてデリーへ
夜:デリー着後、日本語ガイドがお出迎えしホテルへ
【デリー泊】/食事:朝×昼×夕×
2 デリー飛行機アウランガーバード 早朝:日本語ガイドとともに空港へ
早朝:デリー発、空路にてアウランガーバードへ
朝:アジャンタへ
午前~午後:アジャンタ石窟寺院群観光
午後:アウランガーバードへ
夕刻:アウランガーバード観光
(◎ビービー・カ・マクバラー)
【アウランガーバード泊】/食事:朝○昼○夕○
3 アウランガーバード飛行機ハイダラーバード 朝:エローラへ
途中、アウランガーバード観光
(◎ダウラターバード、◎アウランガーバード窟院群)
午前~午後:エローラ石窟寺院群観光
夕刻:空港へ
夜:アウランガーバード発、空路にてハイダラーバードへ
夜:ハイダラーバード着後、ホテルへ
【ハイダラーバード泊】/食事:朝○昼○夕○
4 ハイダラーバード飛行機フブリ車バーダーミ 午前:空港へ
午前:ハイダラーバード発、空路にてフブリへ
午後:フブリ着後、バーダーミへ
【バーダーミ泊】/食事:朝○昼○夕○
5 バーダーミ車ハンピ 午前:バーダーミ観光
(◎バーダーミ石窟寺院群)
観光後、ハンピへ
途中、パッタダカルの寺院群と遺跡に囲まれた村アイホーレ観光
(◎パッタダカルの寺院群(ヴィルパクシャ寺院等)、アイホーレの◎ドゥルガー寺院)
【ホスペット泊】/食事:朝○昼○夕○
6 ハンピ 終日:ハンピ観光
(◎ヴィルーパークシャ寺院、○ヘーマクータ寺院群、○ハンピ・バザール、◎ヴィッターラ寺院、○ナラシンハ像、◎ザナーナー・エンクロージャー(ロータスマハル)、○ハザララーマ寺院、○王妃の浴場)
【ホスペット泊】/食事:朝○昼○夕○
7 ハンピ飛行機ハイダラーバード飛行機デリー飛行機 午前:空港へ
午後:ハンピ(ヴィジャヤナガル)発、空路にてハイダラーバードへ
午後:ハイダラーバード着後、乗り換えてデリーへ
夜:デリー着後、乗り換えて
夜~深夜:デリー発、空路にて帰国の途へ
【機中泊】/食事:朝○昼×夕×
8 東京 午後:成田着
日程表の見方
◎:入場観光、○:下車観光
時間帯の目安
交通手段アイコン
飛行機:飛行機/ 車:車/ バス:バス
船:船/ボート:ボート/ 列車:列車

参考料金

2名様で参加 1名様で参加
ベーシック時期 ¥338,000~ ¥488,000~
  • 上記の参考料金はモデルプラン通りの日程をもとに算出したお一人様あたりの旅行代金の目安額です。
  • 参考料金には燃油サーチャージや空港諸税は含まれておりません(別途かかります)。
  • 利用予定航空会社以外をご指定の場合、またはエコノミークラス以外をご指定の場合は追加代金により適用可能です。
  • その他、訪問地の変更、日程の延長、ホテル指定など、お客様のご要望に合わせた日程づくりが可能です。

実施内容

利用予定航空会社 エアインディア
利用予定ホテル 下記または同等クラス
■デリー:ヴィヴァンタ・ニューデリー・ドワールカ
■アウランガーバード:ウェルカムホテル・ラマ・インターナショナル
■ハイダラバード:レモンツリーホテル・バンジャラヒルズ
■バーダーミ:クラークスイン
■ホスペット:マリギ
食事 朝食6回、昼食5回、夕食5回
参加人数 1名様
添乗員 同行しません。

注意事項

査証(ビザ)について インドは査証が必要です。
インド旅程における注意事項
  • 車両とガイドについて:
    専用車を利用し、日本語のガイドがご案内します。
航空座席の予約手配に関する注意事項
  • フライトスケジュールの変更やお見積り時の旅行代金で利用する航空座席の予約クラスが満席の場合、追加代金がかかるお座席をご提案する場合がございます。
  • 各地の国内線は、ご予約と同時に即発券となり、発券後のキャンセルはできません。そのため、予約のタイミングを見計らって手配を進めますが、残席数が少なくなった場合は、即時発券させていただきます。その場合は通常の取消規定とは別にご案内する所定の取消料が適用されますのでご注意ください。
その他注意事項
  • 燃油サーチャージ、空港諸税、現地ガイドへのチップ等は旅行代金に含まれておりません。
  • ご利用いただく区間によっては、お預け手荷物費用が無料ではなく有料(現地払い)となる場合がございます。
  • 日程表上の国内線の時刻は、予告なしに変更となる場合がございますので目安としてご参照ください。
  • 乗り継ぎ地での搭乗手続きは、お客様自身で行っていただきます。