タージマハル・ジャイプール・バラナシとエローラ＆アジャンタ遺跡を巡る
（アーグラ・ジャイプール・バラナシ・アウランガーバード）
INDIA8D_027AI
アジャンタ石窟群／エローラ石窟群／タージマハル／アーグラ城塞／ファテープル・シークリー／アンベール城／ジャンタルマンタル
エローラ石窟寺院は、南北2kmの岩山の崖にある、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教の3つの宗教に関連する複合石窟寺院です。5世紀から10世紀にかけて建造（開削）されたとされ、その中心は8世紀の半ばのヒンドゥー教王朝のラーシュトラクータ朝の時とされています。石窟の総数は34あり、ヒンドゥー教関連は 第13番から第29番まで、仏教関連は 第1番から第12番まで、ジャイナ教関連は 第30番から第34番までとなります。最大の見どころは、ヒンドゥー教窟第16窟のカイラーサナータ寺院です。一枚岩を掘り下げて作られた世界最大の石彫建築で、間口46ｍ・奥行80m・高さ34ｍもあります。ヒンドゥー教寺院でありながら、仏教・ジャイナ教など異なる宗教文化が調和して存在する稀有な寺院です。
アジャンタ石窟寺院は、仏教に関連する石窟寺院です。断崖に造られた石窟の総数は29あり、1819年にトラ狩りに出かけた英国軍士官によって偶然発見されました。紀元前1世紀から後7世紀頃にかけて建造（開削）されましたが、中心はグプタ朝時代の5世紀とされています。石窟には仏教修行者や僧侶のために、仏教の教義や物語を描いた数多くの彫刻や壁画で飾られています。その特徴はヘレニズム的要素を持つガンダーラ様式とは異なり、繊細な衣のひだと手足の輪郭が特徴のインド独自文化「グプタ様式」をよく伝えています。グプタ様式の仏像彫刻は中央アジアのバーミヤンなどを経て北魏の雲崗の石窟寺院にも影響を与え、さらに6世紀に仏教伝来のあった日本の仏教美術、特に飛鳥時代の法隆寺金堂の壁画にグプタ様式の影響を見ることができます。
サールナート（Sarnath）は、バラナシの北東約10kmに位置し、仏陀が悟りを開いた後、最初に教えを説いた場所として知られています。この地は仏教の四大聖地の一つであり、仏教の始まりを象徴する「初転法輪（しょてんほうりん）」の地とされています。紀元前6世紀頃、仏陀（ゴータマ・シッダールタ）は悟りを開いた後、ここで5人の弟子に初めて自らの教えを説きました。紀元前3世紀には、仏教の普及を図ったアショーカ王（治世はBC268年からBC232年まで）がこの地を訪れ、ストゥーパや柱などの建築物を建立し、サールナートを仏教の主要な巡礼地として発展させました。中世にはイスラム教勢力によって一部の仏教遺跡が破壊されましたが、19世紀にイギリスの考古学者によって再発見され、修復が行われました。現在、サールナートは仏教徒にとって非常に重要な巡礼地であり、世界中から訪れる人々によって、その文化的・宗教的な意義が再び高まっています。
チャンド・バーオリー（Chand Baori）は、ジャイプールから南東に約95km離れたアバネーリー村に位置する、幅約35m、深さ約13階層（約30m）の巨大な階段井戸です。約3,500段の階段が幾何学的に配置されており、上から見るとその対称性が際立ち、非常に美しい光景を作り出しています。井戸の底には広い貯水池があり、三方を囲む階段の残りの一方には3階建ての宮殿が設置されています。この宮殿には休憩室や祈祷室があり、当時の人々が涼を取る場所として利用されました。チャンド・バーオリーは、8世紀から9世紀にかけてグジャラ・プラティハーラ朝のチャンダ王によって建設されたとされています。当時、乾燥したラージャスターン地域では水の確保が重要であり、この井戸はそのための工夫が凝らされたものです。この施設は水の貯蔵にとどまらず、宗教的儀式や地域の社交場としても機能していました。また、井戸の周囲にはヴィシュヌ神に捧げられたハリシュチャンドラ寺院が建てられ、村全体が宗教的中心地となっていました。
| 区間 | スケジュール | |
|---|---|---|
| 1 | 東京 デリー |
午後：成田発、空路にてデリーへ 夜：デリー着後、日本語ガイドがお出迎えしホテルへ |
| 【デリー泊】／食事：朝×昼×夕× | ||
| 2 | デリーアウランガーバード |
早朝：日本語ガイドとともに空港へ 早朝：デリ－発、空路にてアウランガーバードへ 朝：アジャンタへ 午前～午後：アジャンタ石窟寺院群観光 午後：アウランガーバードへ 夕刻：アウランガーバード観光 （◎ビービー・カ・マクバラー） |
| 【アウランガーバード泊】／食事：朝○昼○夕○ | ||
| 3 | アウランガーバードデリー |
朝：エローラへ 途中、アウランガーバード観光 （◎ダウラターバード、◎アウランガーバード窟院群） 午前～午後：エローラ石窟寺院群観光 夕刻：空港へ 夜：アウランガーバード発、空路にてデリーへ 夜：デリー着後、ホテルへ |
| 【デリー泊】／食事：朝○昼○夕○ | ||
| 4 | デリーバラナシ |
朝：空港へ 午前：デリー発、空路にてバラナシへ 午後：バラナシ着後、ホテルへ 午後：フリータイム 夕刻：聖なる河ガンガーの祈りプージャの儀式を観賞します。 |
| 【バラナシ泊】／食事：朝○昼○夕○ | ||
| 5 | バラナシデリー アーグラ |
早朝：小船でガンジス河の沐浴風景を見学します。 午前：仏教の四大聖地のひとつで初転法輪の地であるサールナート観光 （台座13ｍの上に建つ約31ｍの塔○ダメーク・ストゥーパ、○アショーカ王の石柱、◎考古学博物館（金曜日休み）、ブッダの生涯を描いた壁画のある◎ムールガンダ・クティー寺院） 観光後、空港へ 午後：バラナシ発、空路にてデリーへ 午後または夕刻：デリー着後、アーグラへ |
| 【アーグラ泊】／食事：朝○昼○夕○ | ||
| 6 | アーグラジャイプール |
朝～午前：アグラ観光 （◎タージマハル、◎アグラ城） 午前：ジャイプールへ 途中、ファテープル・シークリーとチャンド・バーオリー（階段井戸）観光 |
| 【ジャイプール泊】／食事：朝○昼○夕○ | ||
| 7 | ジャイプールデリー |
午前：ジャイプール観光 （◎アンベール城、◎ジャンタルマンタル、◎シティパレス、○風の宮殿） 午後：デリーへ 夜～深夜：デリー発、空路にて帰国の途へ |
| 【機中泊】／食事：朝○昼○夕○ | ||
| 8 | 東京 | 午後：成田着 |
／ 車：／ バス：
／ボート：
／ 列車：
| 2名様で参加 | 1名様で参加 | |
|---|---|---|
| ベーシック時期 | お問い合わせ | お問い合わせ |
| 利用予定航空会社 | エアインディア |
|---|---|
| 利用予定ホテル | 下記または同等クラス ■デリー：ヴィヴァンタ・ニューデリー・ドワールカ ■アウランガーバード：ウェルカムホテル・ラマ・インターナショナル ■バラナシ：パレス・オン・ガンジス ■アーグラ：タージビュー・アーグラ ■ジャイプール：ハイアット・プレイス、ヒルトン |
| 食事 | 朝食6回、昼食6回、夕食6回 |
| 参加人数 | 1名様 |
| 添乗員 | 同行しません。 |
| 査証（ビザ）について | インドは査証が必要です。 |
|---|---|
| インド旅程における注意事項 |
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| 航空座席の予約手配に関する注意事項 |
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| その他注意事項 |
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