幻の王都ハンピ&パッタダカルと南インドを巡る

インド紀行8日間

(ハンピ・バーダーミ・チェンナイ・マドゥライ)

INDIA8D_043AI

ハンピ遺跡/シヴァ神を祀るヴィルーパークシャ寺院は、バンパー女神が地元の土地をおさめたことからバンパーパティ寺院とも呼ばれている
マドゥライ/シヴァ神とシヴァ神とその配偶者であるパールヴァティー(ミーナークシ)を祀るミーナークシ寺院
マハーバリプラム大寺院群/大迫力の「アルジュナの苦行」の石の彫刻(レリーフ)
カーンチープラム/ヒンドゥー7大聖地のひとつ。シヴァ神を祀るカイラーサナータ寺院
ハンピ遺跡/ヴィッターラ寺院は、完成度の高さと彫刻の密度において群を抜き、ヴィジャヤナガラ様式の最高傑作といわれている
ハンピ遺跡/王宮地区の階段池(Stepped Tank)は、階段を正確に切り出し、連続するピラミッド文様に仕上げられている
ハンピ遺跡/ナラシンハの像。ヒンドゥー教のビシュヌ神の化身の一つナラシンハは、世界を支配していた悪魔ヒラニヤカシプを殺害するために現れたビシュヌ神の姿で,上半身はライオン,他は人間の姿です
バーダーミ石窟寺院群/第1窟の正面外観
バーダーミ石窟寺院群/第1窟はヒンドゥー教のシヴァ神に捧げられたもので、シヴァが踊る姿(ナタラージャ)の彫刻が有名です
バーダーミ石窟寺院群/第3窟はバーダーミ石窟群の中で最も大きく、豪華な彫刻が施されています。ヴィシュヌの4本の腕を持つ姿や、神々の華麗な像が特徴です

モデルプランのおすすめ概要

インド南部最大のハイライトの1つ「ハンピ」と近郊の「パッタダカル、バーダーミ」とチェンナイ近郊の「マハーバリプラム、カーンチープラム」とマドゥライをめぐる、南インド周遊紀行です。

ポイント
  • 前半は、ヒンドゥー7大聖地のひとつ「カーンチープラム」、彫刻と建築の宝庫「マハーバリプラム」、神聖なる古都「マドゥライ」を訪問します。
  • 後半は、ハンピ遺跡をはじめ、バーダーミ、パッタダカル、アイホーレを訪問します。
  • チェンナイからマドゥライ、マドゥライからバンガロールへは空路で移動します。
訪問する世界遺産

マハーバリプラムの建造物群/ハンピの寺院群/パッタダカルの寺院群

マハーバリプラム
マハーバリプラム/美しい海岸寺院
マハーバリプラム
マハーバリプラム/絶妙なバランスを保つ巨大な岩「クリシュナのバターボール」
マハーバリプラム
マハーバリプラム/大迫力の「アルジュナの苦行」の石の彫刻(レリーフ)
COLUMN

マハーバリプラム大寺院群

マハーバリプラム大寺院群の見所は「海岸寺院エリア」と「遺跡公園エリア」に分かれます。7世紀初頭にパッラヴァ朝のマーマッラ王(ナラシンハヴァルマン1世)によって建設が推進され、貿易港であったマハーバリプラムの海岸と岩山に数多くの寺院や彫刻を残しました。「5つのラタ(石彫寺院)」はこの寺院群内にある5つの異なる様式の石彫り寺院で、それぞれが異なる時代や地域の建築様式を反映しています。最も目立つのは「クリシュナのバターボール」で、巨大な一枚岩の丘の上に絶妙なバランスで止まっている直径7mほどの巨大な岩です。丸い岩ではなく、なぜか上部がスパッと切られています。岩壁彫刻の「アルジュナの苦行」は、世界最大のレリーフ(浮彫)として知られており、アルジュナがガンジス川の神聖な水を得るために行ったとされる祈りを描いています。

カーンチープラム
カーンチープラム/シヴァ神を祀るカイラーサナータ寺院
COLUMN

カーンチープラム

カーンチープラム(Kanchipuram)は、南インド、タミル・ナドゥ州の最も古い都市の1つで、チェンナイから南西約70kmに位置しています。ヒンドゥー7大聖地のひとつで、パッラヴァ朝時代(4世紀~9世紀)の壮麗な寺院群が多く残されています。シヴァ神を祀るカイラーサナータ寺院や、巨大な塔門(ゴープラム)を持つエーカンバラナータル寺院(またはエーカンバレーシュワラ寺院)、ヴィシュヌ神を祀るヴァラダラージャ・ペルマル寺院、女神カーマクシーを祀るカーマクシー・アンマン寺院などがあり、これらの寺院は、パッラヴァ朝やチョーラ朝の影響を受け、南インドの寺院建築の代表例となっています。カーンチープラムは、ヒンドゥー教の聖地である一方、仏教やジャイナ教の影響も受け、かつて宗教的多様性に富んだ都市でもありました。

マドゥライ
マドゥライ/シヴァ神とシヴァ神とその配偶者であるパールヴァティー(ミーナークシ)を祀るミーナークシ寺院
COLUMN

マドゥライ

マドゥライ(Madurai)は、南インド・タミル・ナードゥ州に位置する歴史的な都市で、チェンナイから約450kmの距離にあります。古代からの歴史と文化に彩られたこの都市には、二つの主な見どころがあります。一つ目は、ミーナークシ寺院です。この壮大なヒンドゥー寺院は、シヴァ神とその配偶者パールヴァティー(ミーナークシ)を祀り、17世紀に現在の形に整えられました。寺院は、その鮮やかなゴープラム(塔門)や精緻な彫刻で広く知られ、ヒンドゥー建築の最高傑作とされています。もう一つの見どころは、ティルマライ・ナーヤカ宮殿です。この宮殿は、17世紀のティルマライ・ナーヤカ王によって建設され、南インドの宮殿建築の典型例を示しています。広大なアーケードや精巧な装飾が施されたこの建物は、古代の豪華さを今に伝えています。

ハンピ遺跡
ハンピ遺跡/ヴィルーパークシャ寺院
ハンピ遺跡
ハンピ遺跡/ヴィッターラ寺院・山車(だし)型のガルダ堂
COLUMN

ハンピ遺跡

ハンピ遺跡は、カルナータカ州北部のトゥンガバドラ川の南岸に位置し、壮大な寺院、宮殿、バザール、貯水池などが点在する一大遺跡群です。14世紀から16世紀にかけて繁栄したヴィジャヤナガル王国の首都で、南インドのデカン高原からタミルナードゥまで広がる広大な領土を支配していました。ハンピはその中心都市として、政治、経済、文化、宗教の重要な拠点となり、多くの寺院や宮殿が建設されました。ヴィジャヤナガル王国は、イスラム教徒のデカン・スルタン朝と対抗しつつ、南インドのヒンドゥー文化の保護者としての役割を果たしました。しかし、1565年にターリコータの戦いでデカン・スルタン連合軍に敗北し、ハンピは破壊され、その後急速に衰退しました。現在、ハンピの遺跡はその壮大な過去を今に伝えています。

バーダーミ石窟寺院群
バーダーミ石窟寺院群/第1窟の正面外観
バーダーミ石窟寺院群
バーダーミ石窟寺院群/踊るシヴァ神(ナタラージャ)の彫刻
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バーダーミ石窟寺院群

バーダーミ石窟寺院群は、南インドのカルナータカ州のバガルコット地区のマラプラバ川渓谷にある、6世紀から8世紀にかけてチャールキヤ朝が建設したヒンドゥー教、ジャイナ教、仏教に関連する歴史的な石窟寺院です。町の南東にある柔らかいバーダーミ砂岩層の崖に刻まれており、最も古い第1窟には、踊るシヴァ神(ナタラージャ)の彫刻があり、第2窟は同様のレイアウトを持ち、ハリハラやガネーシャなどのヒンドゥー教の神々の彫刻があります。第3窟は最大のもので、ヴィシュヌ神の様々な姿を描いた彫刻があり、カルナータカ州の古代芸術の成熟した段階を示しています。第4窟はジャイナ教に関連する人物に捧げられています。また、湖の周囲には仏教の洞窟とされるものや、アラリ・ティルタと呼ばれるギャラリーも存在し、27の彫刻が見られます。

パッタダカル寺院群
パッタダカル寺院群
アイホーレの寺院
アイホーレの寺院
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アイホーレとパッタダカル寺院群

バーダーミ石窟寺院群の建設と同時期に、チャールキヤ朝は近隣のアイホーレにおいても寺院建築を開始しました。アイホーレは、様々な建築様式の試行錯誤が行われた「寺院建築の実験場」となり、多くの寺院が6世紀から12世紀にかけて建設されました。この時期に培われた建築技術と様式は、後にパッタダカルでの大規模な寺院建設に応用されました。7世紀後半から8世紀にかけて、チャールキヤ朝はパッタダカルで寺院群を建設し、その成果を集大成としてまとめました。パッタダカル寺院群では、アイホーレで発展した建築技法がさらに洗練され、北インドのナガラ様式と南インドのドラヴィダ様式が融合した独特の建築様式が誕生しました。こうして、バーダーミから始まったチャールキヤ朝の宗教建築の進化が、アイホーレでの実験とパッタダカルでの完成に至り、後のインド全土の寺院建築に大きな影響を与えました。

日程表

区間 スケジュール
1 東京飛行機デリー飛行機チェンナイ 午前~午後:成田発、空路にてデリーへ
夕刻~夜:デリー着後、乗り換えてチェンナイへ
深夜:チェンナイ着後、ホテルへ
【チェンナイ泊】/食事:朝×昼×夕×
2 チェンナイ 朝:カーンチープラムへ
午前:カーンチープラム観光
(◎カイラーサナータ寺院、◎エーカンバラナータル寺院)
観光後、マハーバリプラムへ
午後:マハーバリプラム観光
(○アルジュナの苦行、○クリシュナのバターボール)
観光後、チェンナイへ
【チェンナイ泊】/食事:朝○昼○夕○
3 チェンナイ飛行機マドゥライ 午前:空港へ
午前:チェンナイ発、空路にてマドゥライへ
午後:マドゥライ着後、観光へ
午後:マドゥライ観光
(◎ミーナークシ寺院、◎ティルマライ・ナーヤカ宮殿)
【マドゥライ泊】/食事:朝○昼○夕○
4 マドゥライ飛行機バンガロール車ホスペット 早朝:空港へ
朝:マドゥライ発、空路にてバンガロールへ
午前:バンガロール着後、ホスペットへ
【ホスペット泊】/食事:朝○昼○夕○
5 ホスペット 終日:ハンピ観光
(◎ヴィルーパークシャ寺院、○ヘーマクータ寺院群、○ハンピ・バザール、◎ヴィッターラ寺院、○ナラシンハ像、◎ザナーナー・エンクロージャー(ロータスマハル)、○ハザララーマ寺院、○王妃の浴場)
【ホスペット泊】/食事:朝○昼○夕○
6 ホスペット車バーダーミ車ホスペット 朝:バーダーミへ
午前:バーダーミ観光
(◎バーダーミ石窟寺院群)
観光後、ホスペットへ
途中、パッタダカルの寺院群と遺跡に囲まれた村アイホーレ観光
(◎パッタダカルの寺院群(ヴィルパクシャ寺院等)、アイホーレの◎ドゥルガー寺院)
【ホスペット泊】/食事:朝○昼○夕○
7 ホスペット車バンガロール飛行機デリー飛行機 午前:バンガロールへ
夕刻~夜:バンガロール発、空路にてデリーへ、乗り換えて
夜~深夜:デリー発、空路にて帰国の途へ
【機中泊】/食事:朝○昼○夕×
8 東京 午後:成田着
日程表の見方
◎:入場観光、○:下車観光
時間帯の目安
交通手段アイコン
飛行機:飛行機/ 車:車/ バス:バス
船:船/ボート:ボート/ 列車:列車

参考料金

2名様で参加 1名様で参加
ベーシック時期 ¥318,000~ ¥468,000~
  • 上記の参考料金はモデルプラン通りの日程をもとに算出したお一人様あたりの旅行代金の目安額です。
  • 参考料金には燃油サーチャージや空港諸税は含まれておりません(別途かかります)。
  • 利用予定航空会社以外をご指定の場合、またはエコノミークラス以外をご指定の場合は追加代金により適用可能です。
  • その他、訪問地の変更、日程の延長、ホテル指定など、お客様のご要望に合わせた日程づくりが可能です。

実施内容

利用予定航空会社 エアインディア
利用予定ホテル 下記または同等クラス
■チェンナイ:タージ・コネマラ
■マドゥライ:フォーチューン・パンディヤン
■ホスペット:マリギ
食事 朝食6回、昼食6回、夕食5回
参加人数 1名様
添乗員 同行しません。

注意事項

査証(ビザ)について インドは査証が必要です。
インド旅程における注意事項
  • 車両とガイドについて:
    専用車を利用し、日本語ガイドがご案内します。
航空座席の予約手配に関する注意事項
  • フライトスケジュールの変更やお見積り時の旅行代金で利用する航空座席の予約クラスが満席の場合、追加代金がかかるお座席をご提案する場合がございます。
  • 各地の国内線は、ご予約と同時に即発券となり、発券後のキャンセルはできません。そのため、予約のタイミングを見計らって手配を進めますが、残席数が少なくなった場合は、即時発券させていただきます。その場合は通常の取消規定とは別にご案内する所定の取消料が適用されますのでご注意ください。
その他注意事項
  • 燃油サーチャージ、空港諸税、現地ガイドへのチップ等は旅行代金に含まれておりません。
  • ご利用いただく区間によっては、お預け手荷物費用が無料ではなく有料(現地払い)となる場合がございます。
  • 日程表上の国内線の時刻は、予告なしに変更となる場合がございますので目安としてご参照ください。
  • 乗り継ぎ地での搭乗手続きは、お客様自身で行っていただきます。