マヤ最大規模・カラクムル遺跡群をめぐる

メキシコ紀行10日間

(メリダ・カンペチェ・パレンケ・トゥルム・カンクン)

MEXICO10D_002AM

メキシコシティ/テオティワカン遺跡
メキシコシティ/グアダルーペ教会
チチェンイッツァ遺跡/ククルカンの神殿(エル・カスティージョ)
ウシュマル遺跡/長さが96mもある「総督の館」
パレンケ遺跡/マヤ随一の優美な建造物「宮殿」
パレンケ遺跡/パカル王の墓が見つかった「碑銘の神殿」

モデルプランのおすすめ概要

テオティワカン遺跡とメキシコのマヤ遺跡をトコトンめぐるメキシコ周遊紀行です。

ポイント
  • メキシコシティでは、古代都市遺跡のテオティワカンとグアダルーペ寺院を日本語ガイドがご案内します。
  • 3日目以降は、古代マヤ文明の代表的な遺跡(チチェンイッツア遺跡、ウシュマル遺跡とカバー遺跡、 パレンケ遺跡、カラクムル遺跡、バラムク遺跡、トゥルム遺跡)を日本語ガイドによる専用車にて訪問します。
訪問する世界遺産

メキシコシティ歴史地区とソチミルコ/古代都市テオティワカン/古代都市チチェン・イッツァ/カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林/古代都市パレンケと国立公園/歴史的城塞都市カンペチェ/古代都市ウシュマル

テオティワカン遺跡/月のピラミッドからみた景観
テオティワカン遺跡/太陽のピラミッド
COLUMN

謎のテオティワカン遺跡

テオティワカン遺跡は、紀元前2世紀から後7世紀まで繁栄した新大陸最大の都市遺跡です。その面積は23km2にも及び、平安京とほぼ同じ広さを持っています。最盛期には20万人以上の人口を抱え、当時のローマ帝国の首都コンスタンチノープルに匹敵すると言われ、中央集権的な政治組織と高度な経済組織を持ち、メキシコ盆地の政治、経済、宗教の中心と考えられています。後650年頃に大火災に見舞われ、謎の滅亡を遂げ、それから500年後の後世のアステカ人たちはこの廃墟を発見します。その規模に驚嘆し、ナワトル語で「テオティワカン(神々の座所)」と呼んだことがその名の由来だそうです。彼らはどこからやってきた民族なのか、どんな言語を使っていたのか、マヤ文明と違い複雑な文字体系を持たずに巨大な文明圏を築けたのはなぜなのか、今も不明で謎だらけですが、古典期のメソアメリカの国際都市として様々な言語が交差する中で隆盛を誇ったことは間違いないと言われています。

チチェンイッツァ遺跡/エル・カスティージョ
COLUMN

チチェンイッツァ遺跡

チチェンイッツァ遺跡は、カンクンから車で約2時間半、国道180号線を西へ200kmの地点にあります。マヤの言葉で「泉の湧くところ」という意味があり、セノーテと呼ばれる聖なる泉が2か所あります。建造物群は南側の「旧チチェン・エリア」(600年~800年頃)と北側の「新チチェン・エリア」(900年~1200年頃)の2つのエリアに分かれています。南側の旧チチェンには、プウク式の建造物が多くみられ、雨の神チャックが彫られています。一方、北側の新チチェンの建造物には、創造神ククルカン、すなわちケツァルコアトルのモチーフが多数みられ、メキシコ中央高地のトルテカ文明(トゥーラ遺跡)とのつながりも伺えます。

セノーテ・イキル/長いツタが垂れ下がった珍しい景観の巨大な井戸型セノーテ
COLUMN

セノーテ(Cenote)とは?

セノーテとは、長い年月をかけて雨水の浸食で地下の鍾乳洞や洞窟が崩落した穴に、地下水が溜まってできた泉のことです。透明な青い水と美しい景観で有名ですが、古代マヤ文明では、雨の神「チャック」が住む「聖なる泉」として神聖視され、いけにえを捧げる宗教儀式の場でもありました。現在ユカタン半島には約4000近くのセノーテがあります。トゥルム遺跡近くにあるグランセノーテ(Grand Cenote)は、規模も大きく、テーマパークのようにスノーケリングを楽しむことができるセノーテとして人気です。また、チチェンイッツァ遺跡そばにあるセノーテ・イキル(Cenote Ik-kil)は、直径60m、深さ40mもある巨大な井戸のようなセノーテです。巨木のツタが垂れ下がった神秘的な景観は珍しく、他では見られないとてもユニークなセノーテです。

ウシュマル遺跡/魔法使いのピラミッド
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ウシュマル遺跡

ウシュマル遺跡は、メリダの南約80kmの地点にあり、車で約1時間20分。建築技術の水準の高さではティカルやパレンケと並ぶマヤ古典期を代表する大遺跡で、繁栄期は7世紀~10世紀頃とされています。他の遺跡では一般的に見つかる日付が刻まれた石碑や長文のマヤ文字、歴史的出来事を描いた壁画などの情報源がなく、唯一建築様式(プウク様式)から時代測定したとされています。そのプウク様式は、平な屋根と建物の外壁上部を精緻な装飾文様で埋めつくすのが特長です。この地域は河川が全くなく、雨水が頼りだったために雨の神チャックを深く信仰していましたが、10世紀にシウ人により占拠された後は、ククルカン(=ケツァルコルトル)も信仰するようになりました。

有名なパカル王の石棺の浮彫り(宇宙船を操縦する姿にも見える?!)
パカル王の石棺の浮彫りのトレース(より鮮明に)
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パレンケ遺跡

パレンケ遺跡は、メキシコの考古学者アルベルト・ルスが1952年に「碑銘の神殿」の地下にパカル王の墓を発見したことで、「マヤのピラミッド=神殿」説が覆るきっかけとなった有名な遺跡です。マヤ随一の優美な建造物と精緻な浮彫り、隆盛を極めたパカル王の翡翠のマスクなど貴重な副葬品も多数発見されています。またスイスの実業家エーリッヒ・フォン・デニケンが、著書「未来の記憶(1969年発刊)」の中で、パカル王の石棺に描かれた浮彫りは「宇宙船を操縦する王の姿」だと独自の仮説を披露し、マヤ文明の高度な技術進歩の裏に地球外知的生命体が関与しているという「古代宇宙飛行士説」が広まる契機にもなりました。偶然にも1969年はアポロ11号による人類史上初の月面着陸が実現した年でもあり大変興味深いものがあります。

カラクムル遺跡/ピラミッドII
COLUMN

カラクムル遺跡

カラクムル遺跡は、紀元前6世紀から紀元9世紀にかけて栄えた都市遺跡で、最盛期には人口約5万人を擁したメソアメリカ最大の都市の1つです。遺跡の中心には、巨大なピラミッドや宮殿があり、その中でも「ピラミッドII」は高さ約45mを誇り、カラクムルを象徴する神殿の一つです。ここでは神聖な儀式や天文学的な観測が行われたとされ、その高度な建築技術は目を見張ります。またカラクムルは、古典期マヤ文明における勢力図の中心地でもあり、ライバル都市のティカルやパレンケなどと、繰り返し競争が繰り広げられました。

日程表

区間 スケジュール
1 東京飛行機メキシコシティ 午前:成田発、空路にてメキシコシティへ
午前:メキシコシティ着後、日本語ガイドがお出迎えし、混載車にてホテルへ
午後:フリータイム
(歴史地区ソカロ周辺や新市街ソナロッサの散策をお楽しみください)
【メキシコシティ泊】/食事:朝×昼×夕×
2 メキシコシティ飛行機カンクン 午前~午後:テオティワカン遺跡とグアダルーペ寺院観光
(「死者の道」と呼ばれる約4kmのメインストリート沿いに並んでいる○太陽のピラミッド、○月のピラミッド、○ケツアルパパロトルの宮殿、○ジャガーの宮殿、◎グアダルーペ寺院)
観光後、フリータイム
夕刻:混載車にて空港へ(ドライバーのみ)
夜:メキシコシティ発、空路にてカンクンへ
夜:カンクン着後、混載車にてホテルへ(ドライバーのみ)
【カンクン泊】/食事:朝○昼×夕×
3 カンクン車メリダ 午前:専用車にてメリダへ
途中、チチェンイッツア遺跡観光
高僧のお墓、教会、尼僧院、天文台、ククルカンの神殿(エル・カスティージョ)、戦士の神殿、いけにえの泉、金星の台座、鷲とジャガーの台座、大球戯場などがあります。
観光後、セノーテ・イキルに移動して、フリータイム(約1時間)
夕刻:メリダのホテル着
【メリダ泊】/食事:朝○昼○夕×
4 メリダ車カンペチェ 午前:専用車にてカンペチェへ
途中、ウシュマル遺跡とカバー遺跡観光
ウシュマル遺跡には「魔法使いのピラミッド」や、美しいプウク様式の「尼僧院」、長さが96mもある「総督の館」、大球戯場などがあります。カバー遺跡では、ファサードに250個ものチャック神の仮面が刻まれている「コズポープ宮殿」が特に有名です。ウシュマルとカバーの両遺跡にはサクベと呼ばれる古代マヤの道でつながっています。
午後:カンペチェ観光
(城壁と砦に囲まれた旧市街のシンボル◎カテドラル、◎サンカルロス砦)
【カンペチェ泊】/食事:朝○昼○夕×
5 カンペチェ車パレンケ 朝:専用車にてパレンケ遺跡へ
(朝食はボックス朝食)
午後:パレンケ遺跡観光
碑銘の神殿、宮殿、頭蓋骨の神殿、十字の神殿、葉の十字の神殿、太陽の神殿、球技場などがあります。
【パレンケ泊】/食事:朝○昼○夕×
6 パレンケ車バラムク車カラクムル車チェトゥマル 早朝:専用車にてカラクムル遺跡へ
(朝食はボックス朝食)
途中、バラムク遺跡観光
古典期前期に栄えたバラムク遺跡には、石灰岩で造られた美しい建築物や壁画、漆喰彫刻などがあります。
午後:カラクムル遺跡観光
古典期に栄えたティカル遺跡に匹敵する強大な都市国家で、高さ45mのピラミッドⅡをはじめ、ピラミッドⅠ(高さ42m)、多くの記念碑や碑文があります。
観光後、専用車にてチェトゥマルへ
【チェトゥマル泊】/食事:朝○昼○夕×
7 チェトゥマル車カンクン 午前:専用車にてカンクンへ
途中、トゥルム遺跡観光
古典期後期の海岸にある絶壁の上に建てられた城塞都市で、美しいカリブ海とのコラボ遺跡として有名です。
【カンクン泊】/食事:朝○昼○夕×
8 カンクン飛行機メキシコシティ飛行機 午前~午後:フリータイム
(白砂のビーチが広がるカリビアンリゾートをお楽しみ下さい)
夕刻:混載車で空港へ(ドライバーのみ)
夜:カンクン発、空路にてメキシコシティへ
夜:メキシコシティ着後、ご自身でお乗換え
深夜:メキシコシティ発、空路にて成田へ
【機中泊】/食事:朝○昼×夕×
9 メキシコシティ飛行機 深夜:メキシコシティ発、空路にて成田へ
【機中泊】/食事:朝×昼×夕×
10 東京 朝:成田着
日程表の見方
◎:入場観光、○:下車観光
時間帯の目安
交通手段アイコン
飛行機:飛行機/ 車:車/ バス:バス
船:船/ボート:ボート/ 列車:列車

参考料金

2名様で参加 1名様で参加
ベーシック時期 お問い合わせ お問い合わせ
  • 上記の参考料金はモデルプラン通りの日程をもとに算出したお一人様あたりの旅行代金の目安額です。
  • 参考料金には燃油サーチャージや空港諸税は含まれておりません(別途かかります)。
  • 利用予定航空会社以外をご指定の場合、またはエコノミークラス以外をご指定の場合は追加代金により適用可能です。
  • その他、訪問地の変更、日程の延長、ホテル指定など、お客様のご要望に合わせた日程づくりが可能です。

実施内容

利用予定航空会社 アエロメヒコ航空
利用予定ホテル 下記または同等クラス
■メキシコシティ:ロイヤル・レフォルマ、プラサ・フロレンシア
■メリダ:エル・コンキスタド-ル、ロス、アルクセス
■カンペチェ:デル・マール、バルアルテス
■パレンケ:ミションパレンケ、ベストウエスタン・マヤ・パレンケ
■チェトゥマル:キャピタルプラザ
■カンクン:アドハラ・アシエンダ、クリスタル・アーバン
食事 朝食6回、昼食5回、夕食0回
参加人数 1名様
添乗員 同行しません。

注意事項

査証(ビザ)について メキシコは査証不要です。
キューバ旅程における注意事項
  • 車両とガイドについて:
    メキシコシティの観光と、メキシコシティとカンクンの空港送迎は混載車を利用します。3日目から7日目は専用車を利用し、観光は日本語ガイドがご案内します。
航空座席の予約手配に関する注意事項
  • フライトスケジュールの変更やお見積り時の旅行代金で利用する航空座席の予約クラスが満席の場合、追加代金がかかるお座席をご提案する場合がございます。
  • 各地の国内線・国際線は、ご予約と同時に即発券となり、発券後のキャンセルはできません。そのため、予約のタイミングを見計らって手配を進めますが、残席数が少なくなった場合は、即時発券させていただきます。その場合は通常の取消規定とは別にご案内する所定の取消料が適用されますのでご注意ください。
その他注意事項
  • 燃油サーチャージ、空港諸税、現地ガイドへのチップ等は旅行代金に含まれておりません。
  • ご利用いただく区間によっては、お預け手荷物費用が無料ではなく有料(現地払い)となる場合がございます。
  • 日程表上の国内線の時刻は、予告なしに変更となる場合がございますので目安としてご参照ください。
  • 乗り継ぎ地での搭乗手続きは、お客様自身で行っていただきます。