知られざるプレインカの謎を求めて
南米最古のカラル遺跡と北部2大観光地を満喫する

北部ペルー紀行7日間

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カラル遺跡/紀元前3000年に栄えたといわれる南米最古の古代都市遺跡
 
ワカラハダ博物館(チクラヨ)/シパン遺跡で発掘されたミイラと宝飾
トゥクメ遺跡(チクラヨ)/アドベ建造のピラミッド型神殿跡を展望台から俯瞰する
トゥクメ遺跡(チクラヨ)/展望台
月のワカから見た太陽のワカと居住区の跡(遺構)の様子
 
月のワカ/色鮮やかな壁画が今も残り、文化庁による修復が日々行われている
チャンチャン遺跡/部屋の仕切りには幾何学文様の壁が数多く見られる

モデルプランのおすすめ概要

南米最古のカラル遺跡と、北部プレインカ遺跡の拠点チクラヨとトルヒーヨをめぐる旅行です。

ポイント
  • 南米最古の「カラル遺跡」は、「日本語ガイド」がご案内します。
  • チクラヨでは、ピラミッド群が残る「トゥクメ遺跡」と、モチェ&シカン文化の貴重な3つの博物館(シカン博物館、シパン王墓博物館、シパン遺跡&ワカラハダ博物館)を見学します。
  • トルヒーヨでは、チムー王国の首都「チャンチャン遺跡」と、モチェ文化の2大遺跡「太陽と月のワカ」と「エル・ブルホ遺跡」を観光します。
訪問する世界遺産

神聖都市カラル=スーペ(カラル遺跡)/チャンチャン遺跡地帯

カラル遺跡/紀元前3000年に栄えたといわれる南米最古の古代都市遺跡
カラル遺跡/神々を宿す石柱(ワンカ)とピラミッド
カラル遺跡/祭礼の中心地とされる円形半地下広場と巨大神殿の跡
COLUMN

南米最古のカラル遺跡とは?

カラルは紀元前3000年~2500年前ごろに栄えたといわれ、世界4大文明(エジプト、メソポタミア、インダス、黄河)とほぼ同時期で、アメリカ大陸最古の都市遺跡として注目されています。敷地内には巨石を使った神殿やピラミッドなど32の建築物が立ち並び、人々が住んだ住居と思われる遺跡も多数発見されています。都市の収容人口は推定約3000人、スーペ谷周辺の神殿群を含めると2万人に上るといわれています。遺跡東南に位置している祭礼の中心地とされる円形半地下広場からは32本の骨のフルートなどが発見され、カラルが交易と歓楽に立脚した平穏な社会であったと思われます。また、遺跡から出土した「シクラ」と呼ばれるイグサで作られた石を詰めた袋は、免震効果があるとされており、すでに高度な文明が存在した証ともいえます。

トゥクメ遺跡(チクラヨ)/左に見えるはアドベ建造の巨大なピラミッド型神殿跡
トゥクメ遺跡(チクラヨ)/アドベ建造のピラミッド型神殿跡を展望台から俯瞰する
トゥクメ遺跡(チクラヨ)/ピラミッド型をした巨大な岩山(聖なる岩山)
COLUMN

トゥクメ遺跡

トゥクメ遺跡は、紀元700年から1100年頃に形成された、モチェ文化の遺跡です。約26の巨大なピラミッドと塚が点在し、集落や建物が見つかっていないため、祭祀や宗教的な目的で使用されたと考えられています。中心部には高さ約33mの巨大ピラミッドがあり、遺跡全体のシンボルとなっています。シカン文化(750~1375年)、チムー王国(900~1470年)、インカ帝国(1438~1533年)の各時代において、宗教儀式を司る上でとても重要な場所であったと考えられており、聖地巡礼の地とされたカワチ遺跡やパチャカマック遺跡を凌駕する可能性を秘めた遺跡です。

エル・ブルホ遺跡/トルヒーヨから北60kmにあるモチェ文化の神殿跡
エル・ブルホ遺跡/神殿内部に残る巨大な壁画
エル・ブルホ遺跡/女王のイラスト(想像図)
COLUMN

エル・ブルホ遺跡

エル・ブルホ遺跡は、トルヒーヨから北約60km、チカマ渓谷のそばにあるモチェ時代(文化)の遺跡です。遺跡にはワカと呼ばれるピラミッドが3つあり、ピラミッド内部には祭司や戦士、生け贄にされた兵士たちをリアルに描いた壁画があり、見応え十分です。ペルー最初の女性統治者セニョリータ・カオのミイラをはじめ、モチェ文化の発掘品を展示したカオ博物館が敷地内にあります。

チャンチャン遺跡(トルヒーヨ)/チムー王国の首都
チャンチャン遺跡/部屋の仕切りには幾何学文様の壁が数多く見られる
チャンチャン遺跡/迫力ある回廊。壁が崩れないよう土台が両側に敷かれている
COLUMN

チャンチャン遺跡

チャンチャン遺跡は、9世紀から15世紀にかけて栄えたチムー王国の首都であり、モチェ文化の後継者として繁栄しました。当時のアンデス地域最大の都市であったチャンチャンは、複数の広大な城塞から成り、道路や壁が緻密に配置され、独特の都市計画が施されていました。しかし、スペインの征服による激動の時期を経験し、チムー王国は衰退しました。スペイン征服者による略奪や破壊が一部の遺跡に影響を与えましたが、それでも多くの建造物が比較的良好な状態で残っています。この重要な文化遺産は、1986年にユネスコ世界遺産に登録されました。

月のワカとセロ・ブランコ(白い丘)/モチェ文化を代表する遺跡(トルヒーヨ)
太陽のワカ/アドベ建造の神殿でモチェ文化を代表する遺跡(トルヒーヨ)
月のワカ・神殿内部の壁画/神殿は初代の王の死後、数世代にわたって建増しされた
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太陽のワカと月のワカ

太陽と月のワカは、モチェ川と小高いセロブランコ(白い丘)の麓の間の広大な地域に残るモチェ王国の遺跡です。太陽のワカは、基底部が345m X 160m、高さ30mもあった要塞とされており、月のワカは宗教儀礼が行われた場所と言われています。2つのワカの間には町があり、政治・経済・宗教のエリートが暮らしていたと考えられています。太陽のワカは、スペイン人によって破壊されたため、外観のみの見学となりますが、月のワカは入場観光でき、当時の色を残した数多くの美しいレリーフが見られます。

日程表

区間 スケジュール
1 東京飛行機ヒューストン飛行機リマ 夕刻:成田発、空路にて<ヒューストン乗換え>リマへ
深夜:リマ着後、現地係員がお出迎えしホテルへ(ドライバーのみ)
(ホテル着後に、日本語係員が翌日からのご旅行日程に関してのご説明をおこないます)
【リマ泊】/食事:朝×昼×夕×
2 リマ車カラル車リマ 終日:カラル遺跡観光(日本語ガイド)
カラル遺跡とは

カラル遺跡は、スーペ川流域に紀元前3000年(約5000年前)に栄えた古代都市遺跡です。この遺跡には、6基の階段状ピラミッド群(神殿)と灌漑施設を含む建物跡などが見られます。遺跡から出土した「シクラ」と呼ばれるイグサで作られた袋の放射性炭素年代測定の結果から、カラル遺跡は現存する南北アメリカ大陸で最古の文明遺跡であり(エジプト文明とほぼ同時期)、2009年にユネスコ世界遺産に登録されました。

【リマ泊】/食事:朝○昼○夕×
3 リマ飛行機チクラヨ 早朝:専用車にて空港へ(ドライバーのみ)
早朝:リマ05:00発、空路にてチクラヨへ
朝:チクラヨ06:30着後、チクラヨ観光へ
終日:チクラヨ観光(英語ガイド)
(◎シパン遺跡&ワカラハダ博物館、◎シカン博物館、◎トゥクメ遺跡、◎シパン王墓博物館)
(途中、レストランにて昼食)
※「シカン博物館」と「シパン王墓博物館」は月曜が休館です。
【チクラヨ泊】/食事:朝○昼○夕×
4 チクラヨバストルヒーヨ 朝:専用車にてバス停へ(英語係員)
午前:チクラヨ08:00頃発、バスにてトルヒーヨへ(約3時間半)
※バスには英語係員は同行しません。
午前:トルヒーヨ11:30頃着後、現地ガイドがお出迎えしエルブルホ遺跡へ
(途中、レストランにて昼食)
午後:エルブルホ遺跡観光(英語ガイド)
(敷地内の遺跡見学とカオ博物館に入場)
【トルヒーヨ泊】/食事:朝○昼○夕×
5 トルヒーヨ飛行機リマ 終日:トルヒーヨ観光(英語ガイド)
(◎チャンチャン遺跡、◎ドラゴンのワカ、○ワンチャコ海岸、◎太陽のワカと月のワカ)
昼食はワンチャコ海岸でペルーの代表的な料理「セビッチェ」をご賞味ください。
観光後、専用車にて空港へ
夜:トルヒーヨ18:00頃発、空路にてリマへ
夜:リマ19:10頃着後、ご自身でお乗換え
深夜:リマ発、空路にて<アメリカ乗換え>帰国の途へ
【機中泊】/食事:朝○昼○夕×
6 リマ飛行機アメリカ飛行機 深夜:リマ発、空路にて<アメリカ乗換え>帰国の途へ
【機中泊】/食事:朝×昼×夕×
7 東京 午後:東京(羽田・成田)着
日程表の見方
◎:入場観光、○:下車観光
時間帯の目安
交通手段アイコン
飛行機:飛行機/ 車:車/ バス:バス
船:船/ボート:ボート/ 列車:列車

参考料金

2名様で参加 1名様で参加
ベーシック時期 お問い合わせ お問い合わせ
  • 上記の参考料金はモデルプラン通りの日程をもとに算出したお一人様あたりの旅行代金の目安額です。
  • 参考料金には燃油サーチャージや空港諸税は含まれておりません(別途かかります)。
  • 利用予定航空会社以外をご指定の場合、またはエコノミークラス以外をご指定の場合は追加代金により適用可能です。
  • その他、訪問地の変更、日程の延長、ホテル指定など、お客様のご要望に合わせた日程づくりが可能です。

実施内容

利用予定航空会社 ユナイテッド航空
利用予定ホテル 下記または同等クラス
■リマ:ハビタット
■チクラヨ:カサ・アンディーナ・チクラヨ
■トルヒーヨ:ロス・コンキスタドーレス
食事 朝食4回、昼食4回、夕食0回
参加人数 1名様
添乗員 同行しません。

注意事項

査証(ビザ)について ペルーは査証不要です。ただし、アメリカ渡航認証(ESTA)の登録が必要です。
ペルー旅程における注意事項
  • ガイドについて:
    上記日程に記載している通りです。カラル遺跡観光は日本語ガイドがご案内します。その他の観光ガイドは英語ガイドがご案内します。日本語ガイドをご希望の場合は、リマからのスルーガイドとなり、別途お見積りとなります。
  • 現地係員(ドライバーのみ)について:
    都市間の陸路移動、ホテル-空港・駅間の陸路移動の際の現地係員(ドライバー兼任)は、片言の英語またはスペイン語のみのコミュニケーションとなりますので予めご承知おきください。
  • 専用車利用について:
    日程上に専用車の記載があるところは、原則お客様だけのプライベートカーをご用意します。但し、繁忙期でガイドや車の手配がプライベート対応できない場合は、弊社取扱いの別のお客様と混乗していただく場合がございますので予めご了承ください。その場合の旅行代金の減額等はございません。
航空座席の予約手配に関する注意事項
  • フライトスケジュールの変更やお見積り時の旅行代金で利用する航空座席の予約クラスが満席の場合、追加代金がかかるお座席をご提案する場合がございます。
  • 各地の国内線は、ご予約と同時に即発券となり、発券後のキャンセルはできません。そのため、予約のタイミングを見計らって手配を進めますが、残席数が少なくなった場合は、即時発券させていただきます。その場合は通常の取消規定とは別にご案内する所定の取消料が適用されますのでご注意ください。
その他注意事項
  • 燃油サーチャージ、空港諸税、現地ガイドへのチップ等は旅行代金に含まれておりません。
  • ご利用いただく区間によっては、お預け手荷物費用が無料ではなく有料(現地払い)となる場合がございます。
  • 日程表上の国内線の時刻は、予告なしに変更となる場合がございますので目安としてご参照ください。
  • 乗り継ぎ地での搭乗手続きは、お客様自身で行っていただきます。