ナスカから陸路でアンデス越えを体験
聖なる谷めぐりとマチュピチュ遺跡を満喫する

ペルー紀行9日間

PERU9D_031UA

チャウチージャ墓地/墓地穴に横たわる約1000年前のミイラ
カワチ遺跡/ナスカ時代の祭祀センター跡にそびえる階段式のピラミッド
ナスカ地上絵遊覧飛行/セスナ機内から臨むナスカ平原の様子
ナスカ地上絵遊覧飛行/セスナ機内から臨むナスカ平原の様子
モライ遺跡/直径・高低差とも100m以上もある巨大な同心円状の構造物
マラス塩田/プレインカ時代から続く傾斜面を利用した天日干しで塩を作る「白い塩田」
オリャンタイタンボ遺跡/隙間ないしっかりとした石組みをもつ堅牢な城壁
マチュピチュ遺跡/見張り小屋から朝もやがかかるワイナピチュ峰を見る
インカ橋/絶壁に積上げた石壁に掛かる丸太橋でマチュピチュへの秘密の入り口といわれる
サクサイワマンから見たクスコ旧市街/赤い瓦屋根が特徴の町の中心「アルマス広場」
インカ時代の堅固な石垣が今でも残る「アトゥンルミヨク通り」
サクサイワマン遺跡/パズルのピースのように組み合わされた巨大な巨石の壁

モデルプランのおすすめ概要

ナスカからクスコへ陸路でアンデス越えを体験するコースです。ナスカ、マチュピチュ、クスコ、聖なる谷の南部ペルーの4大観光地をしっかりと訪問する日程です。

ポイント
  • ナスカ観光では、地上絵遊覧飛行のほか、近郊のナスカ文化の遺跡や博物館も見学します。
  • ナスカ~クスコまでのアンデス越えルートは、快適なクルスデルスール社のバスを利用します。
  • 聖なる谷観光は、【A行程】ピサックルート、または【B行程】モライルートの選択が可能です。
    《聖なる谷観光ルート》
    【A行程】ピサック遺跡&村(アワナカンチャも訪問)とオリャンタイタンボ遺跡をめぐる行程
    【B行程】モライ遺跡&マラス塩田とオリャンタイタンボ遺跡をめぐる行程
  • マチュピチュでは、登山(ワイナピチュ山、またはマチュピチュ山)をはじめ、各種オプショナルツアーもございます。
訪問する世界遺産

マチュ・ピチュの歴史保護区/クスコ市街/ナスカとパルパの地上絵

カワチ遺跡/ナスカ時代の祭祀センター跡
COLUMN

カワチ遺跡

ナスカの町から西へ約25kmにある、カワチ遺跡(Cahuachi)はナスカ時代の宗教都市遺跡(大祭祀センター)で、ナスカの地上絵がある平原と川を挟んですぐ南に位置しています。アドベ(日干しレンガ)で築かれた高さ10~20mほどの階段式のピラミッドや神殿が広大な150ヘクタールの面積に整然と建ち並び、この場所はかつて聖地巡礼の中心地であり、ナスカ文化の重要な場所だったと考えられています。

プレインカ時代の水路跡/プキオ(泉)は古代の地下水道システム
COLUMN

パレドネス遺跡と水路跡

パレドネス遺跡(Los Paredones)はナスカ近郊(南約2km)にある、アドベ(日干しレンガ)で造られたインカ時代の遺跡で、クスコへ向かう飛脚(チャスキ)の宿場跡とされています。また町の東側(東約4km)には清流が流れるプレインカ時代の水路跡(Acueductos de Cantalloc)があります。渦巻き状の泉はプキオ(Puquio)といわれ、古代の地下水道システムで、現在も36基が機能し新鮮な水を砂漠に届けています。

チャウチージャ墓地/約1000年前のミイラが剥き出しで展示されています
COLUMN

チャウチージャ墓地

チャウチージャ墓地(Cementerio de Chauchilla)はナスカの町から南へ約30kmにある、古代の墓所遺跡です。盗掘者に掘り返された古代の墓地跡を整備し、骸骨を墓穴に埋める前の状態で展示されています(野外展示)。パラカス期からナスカ期、ワリ期に至る墓所がおおよそ14基あります。高価な土器や織物は盗掘者にすでに持ち出されており、各墓地穴には剥き出しのミイラだけがそのまま残されています。

ピサック遺跡/素晴らしい風景を見ながら頂上めざしてハイキング
ピサック遺跡/頂上にある巨大なテラスと神聖な場所
ピサック村/ふもとの村では野菜市がにぎやかに開催中
COLUMN

ピサック遺跡のハイキング

ピサック遺跡への所要時間は、入り口から頂上までおよそ1~2時間ほどで、ハイキングの道は山道や階段があり、地形の起伏もあります。遺跡に到着すると、巨大なテラスや建物、神聖な場所など、インカ文明の遺産を見ることができます。ピサック遺跡は農業、宗教、軍事などの目的で使用された複合施設で、精巧な石組みや彫刻があり、その歴史的な価値と美しさに感動します。

モライ遺跡/見事なまでに同心円構造で、その大きさは人と比べれば一目瞭然
モライ遺跡/側面から眺めるとその深さがよくわかります
モライ遺跡/段々畑の縦の溝は水を供給する灌漑システムのひとつ
COLUMN

モライ遺跡

モライ遺跡はインカ時代の農業試験場跡ともいわれる巨大な同心円状構造の段々畑で、直径・高低差とも100m以上もあります。一段下がるごとに0.5~0.7℃ほど気温が変わり、最大5℃の気温差が生まれ、遺跡の一番底が最も気温が低く、上に上がるほど高くなる構造になっています。また方角によって日照時間も異なり、微小な気候の違いを利用して食物の研究や品種改良を行っていたと考えられています。しかしながら現在も本当の目的は解明されておらず謎の多い遺跡です。現在は遺跡保護の理由で遺跡内は立ち入り禁止で展望場所からの見学となります。

オリャンタイタンボ遺跡/オリャンタイタンボの村を見守る神聖な岩山
オリャンタイタンボ遺跡/かみそりの刃を通さない見事な石組み
オリャンタイタンボ遺跡/迫力ある六枚屏風岩
COLUMN

オリャンタイタンボ遺跡

オリャンタイタンボ遺跡は、クスコら北西約70kmの位置にある、ウルバンバ渓谷の断崖に建設された遺跡で、マチュピチュ行きの鉄道駅のすぐそばにあります。遺跡は巨大なテラスや石組みで構成されており、その存在感は圧倒的で、頂上からは美しい景観が楽しめます。遺跡内には、農業用のテラス、住居、祭祀施設、水路システムなどが見つかっており、これらはインカ文明の発展と生活の一端を示す一方、建造物にはインカの石組み技術の精巧さが随所に見られます。

ワイナピチュ峰の登山/ワイナピチュ峰の頂上を目指す人たちの背後に広がる絶景
ワイナピチュ峰の登山/マチュピチュ遺跡と背後にそびえるマチュピチュ山
ワイナピチュ峰の登山/絶景!ワイナピチュ峰の頂上から眺めるマチュピチュ遺跡
COLUMN

ワイナピチュ峰の登山

ワイナピチュ峰の登山は、片道1時間30分から2時間程度かかります。登山道は急勾配で一部には階段がありますが、景色の良いポイントや休憩所がいくつか設置されていますので、ゆっくりとマイペースで上ることが可能です。頂上に到着すると、壮大な景色とマチュピチュ遺跡の全景を望むことができます。非常に人気があり、入場人数の制限もあるため、早めの予約が必要です。

日程表

区間 スケジュール
1 東京飛行機ヒューストン飛行機リマ 夕刻:成田発、空路にて<ヒューストン乗換え>リマへ
深夜:リマ着後、現地係員がお出迎えしホテルへ(ドライバーのみ)
(ホテル着後に、日本語係員が翌日からのご旅行日程に関してのご説明をおこないます)
【リマ泊】/食事:朝×昼×夕×
2 リマバスナスカ 早朝:専用車にてバス停へ(ドライバーのみ)
※バスは快適さで定評のあるぺルーを代表するクルスデルスール社の大型バスです。
朝:バスにてナスカへ(約7.5時間)
午後:バス停着後、ナスカ近郊観光へ
午後:ナスカ近郊観光(英語ガイド)
(◎マリアライヘ博物館、◎ミラドール(観測塔)、◎パレドネス遺跡と水路跡、土産物店など)
観光後、ホテルへ
【ナスカ泊】/食事:朝○昼×夕×
3 ナスカバス 午前:ナスカ地上絵観光
セスナ機による上空からのナスカ地上絵遊覧飛行をお楽しみください。
昼:レストランにて昼食
午後:ナスカ観光/選択プラン(自由観光)
※専用車にて目的地まで送迎した後は、お客様による自由観光となります。
★AプランまたはBプランのどちらかをご予約時にご選択ください。
【Aプラン】:カワチ遺跡&アントニーニ博物館
【Bプラン】:チャウチージャ墓地&アントニーニ博物館
観光終了後、ホテルへ送迎(※注意:お部屋はご利用いただけません)
夜:ホテルにて夕食
夕食後、バスの出発時間に合わせてバス停へ(英語係員)
※バスは快適さで定評のあるぺルーを代表するクルスデルスール社の大型バスです。
夜:ナスカ21:30発、バスにてアバンカイを経由してクスコへ(約15時間)
(長時間移動となりますので座席をリクライニングしてくつろいでお休みください)
【車中泊】/食事:朝○昼○夕○
4 アバンカイバスクスコ 朝:アバンカイ07:20着。そのままご乗車いただきクスコへ
途中、アンデスに広がるのどかな風景を車中からお楽しみください。
午後:クスコ12:30着後、クスコ観光へ
午後:クスコ旧市街と近郊遺跡観光(日本語ガイド)
(○ロレト通りとアトゥンルミヨク通り(12角の石)、○アルマス広場、○カテドラル、◎サント・ドミンゴ教会(コリカンチャ=太陽の神殿)、◎サクサイワマン(要塞跡)、◎ケンコー(祭礼場跡)、プカプカラ(要塞跡)[車窓]、◎タンボマチャイ(沐浴場跡))
【クスコ泊】/食事:朝○昼×夕×
5 クスコ車オリャンタイタンボ列車マチュピチュ ★A行程またはB行程のどちらかをご予約時にご選択ください。
【A行程】ピサックルートの場合
午前:専用車にて聖なる谷のピサックへ(ドライバーのみ)
途中、アンデスの生活博物館「アワナカンチャ」に立ち寄ります。
アルパカ、リャマ、ビクーニャ、グアナコなど南米ラクダ科動物と織物の見学ができます。
午前:ピサック遺跡観光とピサック村見学(自由観光)
「ミニマチュピチュ」の異名をもつ遺跡には段々畑、見張り台、太陽の神殿などがあり、小高い丘の上の頂上からは聖なる谷の素晴らしい眺望が楽しめます。
(※注:野菜市は火・木・日のみ開催、民芸品の市は毎日開催)
その後、聖なる谷の風景を車窓から楽しみながらオリャンタイタンボへ
午後:オリャンタイタンボ遺跡観光(自由観光)
インカ時代の要塞跡で、クスコのような、あのカミソリの刃を通さないほど精巧にできた見事な石組みがご覧いただけます。圧巻は特殊な石組みの巨大な「六枚屏風岩」です。
その後、鉄道駅へご案内します。
夜:オリャンタイタンボ発、列車にてマチュピチュへ
夜:マチュピチュ駅着後、ご自身でホテルへ(徒歩圏内)

【B行程】モライルートの場合
午前:専用車にてモライ遺跡とマラス塩田へ(ドライバーのみ)
午前:モライ遺跡とマラス塩田観光(自由観光)
マラス塩田は、プレインカ時代から続く傾斜面を利用した天日干しで塩を作る「白い塩田」で歴代のインカ皇帝ご用達の塩として有名です。モライ遺跡はインカ時代の農業試験場跡ともいわれる巨大な同心円状構造の段々畑で直径・高低差とも100m以上もあり、現在も本当の目的は解明されておらず謎の多い遺跡です。
その後、聖なる谷の風景を車窓から楽しみながらオリャンタイタンボへ
午後:オリャンタイタンボ遺跡観光(自由観光)
インカ時代の要塞跡で、クスコのような、あのカミソリの刃を通さないほど精巧にできた見事な石組みがご覧いただけます。圧巻は特殊な石組みの巨大な「六枚屏風岩」です。
その後、鉄道駅へご案内します。
夜:オリャンタイタンボ発、列車にてマチュピチュへ
夜:マチュピチュ駅着後、ご自身でホテルへ(徒歩圏内)
【マチュピチュ泊】/食事:朝○昼×夕×
6 マチュピチュ列車オリャンタイタンボ車クスコ 午前:マチュピチュ遺跡観光(英語ガイド、または日本語ガイド)
早朝~朝:シャトルバスにてマチュピチュ遺跡へ(約30分)
登山の予定が入っている場合は、登山の前か後に遺跡観光が行われます。遺跡観光が終了した後、遺跡を退出して解散となります。
シャトルバスにてマチュピチュ村に到着した後は、列車の時間まではフリータイムです。
午後~夕刻:マチュピチュ発、列車にてオリャンタイタンボへ
夜:オリャンタイタンボ駅着後、専用車にてクスコのホテルへ(ドライバーのみ)
オプショナルツアー

ワイナピチュ山、またはマチュピチュ山の登山

インカ橋の見学

サンクチュアリロッジの昼食
★注意:登山とインカ橋は、別途購入条件の詳細をご説明します。

【クスコ泊】/食事:朝○昼×夕×
7 クスコ飛行機リマ 午前:フリータイム
(出発時間まで自由にお過ごしください)
午後:専用車にてクスコ空港へ(英語係員)
夕刻:クスコ発、空路にてリマへ
夜:リマ着後、ご自身でお乗換え
深夜:リマ発、空路にて<アメリカ乗換え>帰国の途へ
【機中泊】/食事:朝○昼×夕×
8 リマ飛行機アメリカ飛行機 深夜:リマ発、空路にて<アメリカ乗換え>帰国の途へ
【機中泊】/食事:朝×昼×夕×
9 東京 午後:東京(羽田・成田)着
日程表の見方
◎:入場観光、○:下車観光
時間帯の目安
交通手段アイコン
飛行機:飛行機/ 車:車/ バス:バス
船:船/ボート:ボート/ 列車:列車

参考料金

2名様で参加 1名様で参加
ベーシック時期 お問い合わせ お問い合わせ
  • 上記の参考料金はモデルプラン通りの日程をもとに算出したお一人様あたりの旅行代金の目安額です。
  • 参考料金には燃油サーチャージや空港諸税は含まれておりません(別途かかります)。
  • 利用予定航空会社以外をご指定の場合、またはエコノミークラス以外をご指定の場合は追加代金により適用可能です。
  • その他、訪問地の変更、日程の延長、ホテル指定など、お客様のご要望に合わせた日程づくりが可能です。

実施内容

利用予定航空会社 ユナイテッド航空
利用予定ホテル 下記または同等クラス
■リマ:ハビタット
■ナスカ:アレグリア
■マチュピチュ:インティプンク・マチュピチュ
■クスコ:ロイヤルインカⅡ
食事 朝食6回、昼食1回、夕食1回
参加人数 1名様
添乗員 同行しません。

注意事項

査証(ビザ)について ペルーは査証不要です。ただし、アメリカ渡航認証(ESTA)の登録が必要です。
ペルー旅程における注意事項
  • ガイドについて:
    上記日程に記載している通りです。ナスカ観光と聖なる谷観光は、自由観光です(入場料は旅行代金に含まれています)。マチュピチュ遺跡の観光ガイドは英語ガイドが基本となります。日本語ガイドをご希望の場合は追加代金にてご案内可能です。
  • 現地係員(ドライバーのみ)について:
    都市間の陸路移動、ホテル-空港・駅間の陸路移動の際の現地係員(ドライバー兼任)は、片言の英語またはスペイン語のみのコミュニケーションとなりますので予めご承知おきください。
  • 専用車利用について:
    日程上に専用車の記載があるところは、原則お客様だけのプライベートカーをご用意します。但し、繁忙期でガイドや車の手配がプライベート対応できない場合は、弊社取扱いの別のお客様と混乗していただく場合がございますので予めご了承ください。その場合の旅行代金の減額等はございません。
  • マチュピチュ村滞在中の手荷物について:
    クスコからオリャンタイタンボへお送りした後、スーツケースなど大きな手荷物は運転手がお預かりしてクスコに戻ります。荷物はクスコのホテルに預けますので、マチュピチュ村へは1泊2日の滞在で最低必要な軽めのパッキングでご出発していただきます。スーツケースなど大きな手荷物は列車内に詰め込むことができないことが理由でございますので予めご了承ください。
  • クスコ観光が日曜日にあたる場合の注意事項:
    「サント・ドミンゴ教会(コリカンチャ)」は日曜日の午前中はミサが行われるため、入場観光ができません。外観のみの観光となりますので予めご了承下さい。(日曜日の入場時間は14:00~17:00)※代金の減額等はございません。
航空座席の予約手配に関する注意事項
  • フライトスケジュールの変更やお見積り時の旅行代金で利用する航空座席の予約クラスが満席の場合、追加代金がかかるお座席をご提案する場合がございます。
  • 各地の国内線は、ご予約と同時に即発券となり、発券後のキャンセルはできません。そのため、予約のタイミングを見計らって手配を進めますが、残席数が少なくなった場合は、即時発券させていただきます。その場合は通常の取消規定とは別にご案内する所定の取消料が適用されますのでご注意ください。
その他注意事項
  • 燃油サーチャージ、空港諸税、現地ガイドへのチップ等は旅行代金に含まれておりません。
  • ご利用いただく区間によっては、お預け手荷物費用が無料ではなく有料(現地払い)となる場合がございます。
  • 日程表上の国内線の時刻は、予告なしに変更となる場合がございますので目安としてご参照ください。
  • 乗り継ぎ地での搭乗手続きは、お客様自身で行っていただきます。