ビクトリアの滝&南部エチオピアの少数民族の村をめぐる
アルバミンチ・ジンカ・トゥルミ・コンソ・ビクトリアフォールズ

南部アフリカ2国&エチオピア
周遊10日間

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ビクトリアの滝/ザンビア側からの景観
ビクトリアの滝/ザンビア側からの景観
ビクトリアの滝/ジンバブエ側からの景観
ビクトリアの滝/ジンバブエ側からの景観
南部エチオピアの少数民族(イメージ)
南部エチオピアの少数民族(イメージ)
アジスアベバの聖ゲオルギス教会

モデルプランのおすすめ概要

南部アフリカの大自然の最大のハイライトの1つ(ビクトリアの滝)と南部エチオピアを周遊します。

ポイント
  • ジンバブエでは、ビクトリアの滝をジンバブエ側とザンビア側から観光します。
    オプショナルツアーにて、ヘリコプターによる遊覧飛行で上空からの滝観光、デビルズプール(9月~12月)、エンジェルズプール、ルナレインボー(満月の前後2日または3日の夜)、ボマディナー(アフリカン民族ダンスショーをご覧いただきながらのアフリカンバーベキューの夕食)等をお楽しみください。
  • エチオピアでは、南部エチオピアの大自然と少数民族が暮らす太古から変わらぬ世界を垣間見ます。少数民族の集落では、彼らの暮らしぶりを間近で見学し、唇に土器製の皿をはめたムルシ族をはじめ、独特の衣装や装飾を身につけた部族の人々の生活様式をじっくりご覧いただきます。
訪問する世界遺産

ビクトリアの滝/オモ川下流域

ビクトリアの滝/ジンバブエ側からの景観
ビクトリアの滝/ザンビア側からの景観
COLUMN

ビクトリアフォールズ国立公園

ジンバブエとザンビアの国境に位置するビクトリアの滝(Victoria Falls)は、幅約1,708メートル、高さ約108メートルに及び、年間平均流量は1秒あたり1,088立方メートルと、世界でも最大級の水量を誇ります。滝の水が落ちる巨大な水しぶきは、数キロメートル先からでも見ることができ、滝の轟音は遠くまで響き渡ります。観光客は、ジンバブエ側とザンビア側の両方から滝を楽しむことができます。ジンバブエ側には、滝の周囲を巡るいくつかの観覧ポイントが整備されており、それぞれ異なる角度から滝の雄大な姿を眺めることができます。アクティビティも豊富で、ヘリコプターによる遊覧飛行や、ザンビア側のデビルズプールやエンジェルズプールなど、スリリングな体験も可能です。

ムルシ族
COLUMN

ムルシ族

ムルシ族(Mursi)は、人口約1万人とされ、主に牧畜と農業を生業としており、牛は経済的・社会的な地位の象徴として重要な役割を果たしています。牛の乳を食糧として利用し、儀式や祭りの際には牛を犠牲に捧げることもあります。最大の特徴の一つは、女性が行うリッププレート(唇皿)です。若い女性が結婚年齢に達すると、下唇に穴を開け、徐々に大きな土器の皿をはめ込む習慣があります。このリッププレートは女性の美しさと社会的地位の象徴とされており、大きければ大きいほど尊敬されます。この習慣はムルシ族の文化的アイデンティティの一部として深く根付いていますが、近年は変わりつつある一面も見られます。男性は、体のスカリフィケーション(傷をつけて模様を作る行為)を通じて戦士としての名誉を示します。また、ムルシ族の男性は棍棒や槍を使った闘技「ドンガ」を行い、これは成人儀礼や結婚式などの重要な行事の一部です。この闘技は力と勇気を示すもので、コミュニティの中で高い評価を得る手段となっています。

コンソ族の集落
コンソ族/「ワカ(Waka)」と呼ばれる木製の記念像
COLUMN

コンソ族

コンソ族(Konso)は、山岳地帯に住み、険しい地形を利用した農耕と畜産を行っています。彼らの農耕技術は高度で、特に段々畑(テラス農法)はその象徴的なもので、乾燥地帯での効率的な水利用を実現しています。この段々畑はユネスコの世界遺産にも登録されており、コンソ族の持続可能な農業技術が評価されています。コンソ族の村は石積みの塀で囲まれており、防衛と社会的な構造を示しています。村の中心には「モラ」と呼ばれる男性専用の集会所があり、ここで村の重要な決定が行われます。村全体がコミュニティとして機能し、家族や氏族単位で生活を営んでいます。文化的な側面では、「ワカ(Waka)」と呼ばれる木製の記念像が有名です。これらの像は故人を記念して作られ、墓の周囲に立てられます。ワカは芸術的な価値が高く、コンソ族の歴史や伝統を象徴しています。また、ワカには個々の故人の特徴や業績が反映されるため、文化人類学的にも重要な資料となっています。

ハマル族の女性/赤い粘土を使って編んだ特徴的な髪型
COLUMN

ハマル族

ハマル族(Hamar)は、カロ族やバンナ族と隣接して、主に半遊牧生活を送り、牛、ヤギ、羊などの家畜を飼育し、季節によっては移動して肥沃な土地で農耕も行います。住居は木の枝や茅を使った簡素な小屋で、移動しやすいよう設計されています。多くの伝統的な儀式があります。特に有名なのは「牛飛び(Ukuli Bula)」と呼ばれる成人式で、若者が数頭の牛の背中を飛び越えることで成人の証とされます。この儀式に成功すると、家族や村全体から祝福を受け、正式に大人の仲間入りを果たします。彼らの服装はカラフルで、特に女性はビーズや貝殻で装飾された衣服を身に着けます。髪型も特徴的で、赤い粘土を使って編んだり、装飾を施したりします。これらの装飾は社会的な地位や結婚状況を示す重要な要素です。

カロ族の子供たち/白い粘土の顔料を使って複雑なペイントを施した装飾
COLUMN

カロ族

カロ族(Karo)は、人口数千人と少ないですが、独特の文化と伝統を持っています。彼らの生活は主に農業、漁業、狩猟に依存しています。カロ族の最大の特徴の一つは体の装飾で、白い粘土や天然の顔料を使って複雑なペイントを施します。このペイントは儀式や祭りの際に特に華やかに装飾され、男性は狩猟や戦闘の功績を示すために体に独特の模様を刻みます(スカリフィケーション)。カロ族の生活は主に農業に依存しており、オモ川沿いの肥沃な土地でトウモロコシ、ソルガム、豆類などを栽培しています。オモ川の季節的な氾濫を利用して農地を肥沃に保ち、持続可能な農業を実践しています。また、漁業や狩猟も行い、食料資源を多様化しています。社会構造は家族単位と氏族単位で構成され、村のリーダーは年長者や経験豊かな人物が選ばれ、重要な決定や儀式を取り仕切ります。成人儀礼や結婚式などの儀式はコミュニティ全体の絆を強化する重要なイベントで、体の装飾やダンス、歌が重要な役割を果たします。

日程表

区間 スケジュール
1 東京飛行機アジスアベバ 夜:成田発、空路にて<ソウル経由>アジスアベバへ
【機中泊】/食事:朝×昼×夕×
2 アジスアベバ飛行機ビクトリアフォールズ 午前:アジスアベバ着後、ご自身でお乗換え
午前:アジスアベバ発、空路にてビクトリアフォールズへ
午後:ビクトリアフォールズ着後、ホテルへ
夕刻:ザンベジ川サンセットクルーズ(ドリンク&軽食付き)
【ビクトリアフォールズ泊】/食事:朝×昼×夕×
3 ビクトリアフォールズ 午前:ビクトリアの滝観光(ジンバブエ側&ザンビア側)
午後:フリータイム
オプショナルツアー

ヘリコプター遊覧飛行

ボマディナー(夕食付アフリカン民族ダンスショー)

【ビクトリアフォールズ泊】/食事:朝○昼○夕×
4 ビクトリアフォールズ飛行機アジスアベバ 午前:空港へ
午後:ビクトリアフォールズ発、空路にてアジスアベバへ
夜:アジスアベバ着後、ホテルへ
【アジスアベバ泊】/食事:朝○昼×夕×
5 アジスアベバ飛行機アルバミンチ車コンソ車トゥルミ 午前:アジスアベバ観光
(○マルカート、◎民俗学博物館、○聖ギオルギス教会)
午後:空港へ
午後:アジスアベバ発、空路にアルバミンチへ
夕刻:アルバミンチ着後、コンソへ
【コンソ泊】/食事:朝○昼○夕○
6 コンソ車トゥルミ 午前:コンソ族の集落を訪問します。
コンソ族の集落では、段々畑や「ワカ」と呼ばれる死者の記念木像を見学します。(芸術性に優れています)
※「ワカ」とは、故人をうかがえるようなユニークな顔立ちをした墓石代わりに打ち立てる木彫りの人形です。
その後、トゥルミへ。途中、エルボレ族の集落を訪問します。
午後:ハマル族の集落を訪問します。
※ハマル族:女性は宝貝やビーズで飾った皮の衣装を、男性はダチョウの羽毛を髪に飾ったりしています。
※成人する男性が10頭ほどの雄牛の背中を飛ぶ「ブル・ジャンピング」という成人の儀式が有名ですが、本物の儀式をご覧いただくチャンスは少ないので予めご了承ください。
【トゥルミ泊】/食事:朝○昼○夕○
7 トゥルミ 午前:カロ族の集落を訪問します。
※カロ族:白いボディ・ペインティングが有名です。
午後:ダサネチ族の集落を訪問します。
オモ川の向こう岸に住むダサネチ族の集落へは、ボートで渡って訪問します。
※ダサネチ族:女性は皮のフレアスカートを履いています。
【トゥルミ泊】/食事:朝○昼○夕○
8 トゥルミ車マゴ車ジンカ 朝:マゴ国立公園へ
途中、エルボレ族の集落とマーケットを見学します。
(マーケットは曜日によって異なります。下記をご参照ください)
マーケット開催日

★月曜:トゥルミ・マーケット(ハマル族、カロ族、ダサネチ族など)
★火・土曜:ディメカ・マーケット(ハマル族、ツァマイ族など)
★土曜:ジンカ・マーケット(ムルシ族など)

午後:マゴ国立公園にあるムルシ族の集落を訪問します。
※ムルシ族:女性は下唇や耳たぶを切り、土器の皿をはめており、この皿は大きいほど美しいとされています。
観光後、ジンカへ
【ジンカ泊】/食事:朝○昼○夕○ 
9 ジンカ飛行機アジスアベバ飛行機 午前:エスノグラフィー博物館(SORC博物館)を訪問後、アリ族の集落を訪問します。
※アリ族:女性は偽バナナの葉で作られたスカートを履いています。
午後:ジンカ発、空路にてアジスアベバへ
夕刻:アジスアベバ着後、レストランへ
夜:レストランにて夕食、その後、空港へ
夜:アジスアベバ発、空路にて<ソウル経由>成田へ
【機中泊】/食事:朝○昼○夕○
10 東京 夜:成田着
日程表の見方
◎:入場観光、○:下車観光
時間帯の目安
交通手段アイコン
飛行機:飛行機/ 車:車/ バス:バス
船:船/ボート:ボート/ 列車:列車

参考料金

2名様で参加 1名様で参加
ベーシック時期 お問い合わせ お問い合わせ
  • 上記の参考料金はモデルプラン通りの日程をもとに算出したお一人様あたりの旅行代金の目安額です。
  • 参考料金には燃油サーチャージや空港諸税は含まれておりません(別途かかります)。
  • 利用予定航空会社以外をご指定の場合、またはエコノミークラス以外をご指定の場合は追加代金により適用可能です。
  • その他、訪問地の変更、日程の延長、ホテル指定など、お客様のご要望に合わせた日程づくりが可能です。

実施内容

利用予定航空会社 エチオピア航空
利用予定ホテル 下記または同等クラス
■ビクトリアフォールズ:エレファントヒルズ
■アジスアベバ:ギオン
■コンソ:カンタ・ロッジ
■トゥルミ:ブスカ・ロッジ
■ジンカ:ジンカリゾート
食事 朝食6回、昼食5回、夕食4回
参加人数 1名様
添乗員 同行しません。

注意事項

査証(ビザ)について ジンバブエ、ザンビア、エチオピアは必要(全て現地空港にて取得可)です。
南部アフリカ旅程における注意事項
  • 車両とガイドについて:
    ジンバブエとボツワナの各移動区間と観光の車は混載車または専用車を利用します。観光ガイドは英語のドライバーガイドがご案内します。
エチオピア旅程における注意事項
  • 車両とガイドについて:
    専用車を利用して英語ガイドまたは英語のドライバーガイドがご案内します。
航空座席の予約手配に関する注意事項
  • フライトスケジュールの変更やお見積り時の旅行代金で利用する航空座席の予約クラスが満席の場合、追加代金がかかるお座席をご提案する場合がございます。
  • 各地の国内線は、ご予約と同時に即発券となり、発券後のキャンセルはできません。そのため、予約のタイミングを見計らって手配を進めますが、残席数が少なくなった場合は、即時発券させていただきます。その場合は通常の取消規定とは別にご案内する所定の取消料が適用されますのでご注意ください。
その他注意事項
  • 燃油サーチャージ、空港諸税、現地ガイドへのチップ等は旅行代金に含まれておりません。
  • ご利用いただく区間によっては、お預け手荷物費用が無料ではなく有料(現地払い)となる場合がございます。
  • 日程表上の国内線の時刻は、予告なしに変更となる場合がございますので目安としてご参照ください。
  • 乗り継ぎ地での搭乗手続きは、お客様自身で行っていただきます。