アルジェ
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Algiers
16世紀にオスマントルコ帝国の占領下に置かれたアルジェは、トルコの海賊「赤ひげ」が総督となり、外敵の侵入を防ぐために築いた町です。カスバとは「城壁」という意味で、迷路のように入り組んだ狭い路地、急勾配の階段や坂道、密集する家屋に特徴があります。19世紀にフランスの占領下で都市改造が行われ、いくつかの重要な建築物は破壊されましたが、現在もなお16~19世紀の建物が残り、そんな中世から続く街並みは歴史的価値が高く評価されて、1992年にユネスコ世界遺産に登録されました。