先住民族の祈りと願いが響き渡る

「世界最古の砂漠の国」ナミビア

ナミビア旅行情報

ナミビアってどんなとこ?

ナミブ砂漠が国名に由来し、ナミビアの先住民族ナマ族の言葉で『ナミブ』とは『何もない』を指します。国土は日本の2倍以上あります。アフリカ大陸の南西に位置し南アフリカ、ボツワナ、アンゴラ、ザンビアと国境を接し西は大西洋に面しています。大西洋側にはアプリコット色の世界最古の砂漠ナミブ砂漠が広がり東側にはカラハリ砂漠が広がります。厳しい条件下のためアフリカで最も人口密度の低い国です。独立する以前、ドイツに保護領とされその後、南アフリカに委任統治されてました。そのため、公用語は英語ですが、アフリカーンスやドイツ語も幅広く通じます。看板にはドイツ語とアフリカーンスで表記されていることも多く、レストランもドイツ料理レストランが多くあります。独立したのは1990年でナミビア共和国としての歴史は浅いです。

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ナミブ砂漠
Namib Desert

アフリカで人口密度が1番低い国ナミビア。ナミブは先住民族ナマ族の言語で「何もない」という意味を持ちます。そんなナミビアの西海岸には全長約1900km、幅50~140kmの世界最古の砂漠「ナミブ砂漠」があります。ベンゲラ寒流の影響で雲が育ち難く年間の降雨量は25㎜以下、約8000万年の間南西の風を受け乾燥し尽くし一帯は大きな砂丘へと変貌を遂げました。砂漠南部はナミブナウクルフト公園、北部からアンゴラの国境まではスケルトン・コースト公園になっています。

ソススフレイ(Sossusvlei)

ナミブ砂漠の核心部のソススフレイは、砂丘の谷間ともいわれ300mもの高さを持つ世界最大の砂丘群が延々と連なります。特に朝日、夕日に照らされる砂丘は緩やかな曲線のシルエットを描き、アプリコット色の世界は神秘的な美しい光景を映し出し、ナミビア観光のハイライトとも言えます。この地域には雨季にのみ湖ができオアシスになることもあります。ソススフレイに行くにはセスリウム(Sesriem)が拠点となり、セスリウムから約45kmの位置にDune45があります。

  
ナミブ砂漠
ソススフレイで最も美しい砂丘デューン45
ナミブ砂漠
最深部のデッドフレイの風景。立ち枯れしたアカシアの木々が広がる景勝地

スケルトンコースト
Skelton Coast

ナミビアの大西洋岸で海と砂漠が背中合わせに続き、年中霧がたちこめる世界で最も不毛な土地のひとつです。かつてこのあたりの沖合いで多くの船が難破し、運良く岸にたどり着いたとしても生きて砂漠を抜けることが不可能であったことからこの名がついたと言われています。海岸に着くと霧の中というよりはどんよりとした曇り空という感じで気温もさっきまでの砂漠とうって変わって肌寒くなります。海岸を南下するとアザラシが何百頭といるケープクロスに出ます。

  
スケルトンコースト
スケルトンコースト/難破船ゼイラ号
スケルトンコースト
スケルトンコースト/海岸に集まるアザラシの群れ

エトーシャ国立公園
Etosha National Park

ナミビアでゲームドライブをするなら迷わず向かうのがエトーシャ国立公園です。ここをみてまわるには、ロッジを変えながら場所を移動してゲームドライブすることをお勧めします。エトーシャパンと呼ばれる塩性の湿地帯にさまざまな動物が生息しています。主にアフリカゾウ、ライオン、サイ、バッファロー、キリン、シマウマ、イボイノシシ、インパラのほか、オリックス、クードゥー、ワイルドビーストなども観察できる機会があります。5月~10月は日中も比較的涼しく動物が水場に集まりやすくなります。12月~3月はグリーンシーズン(雨期)で緑が多くなります。

  
エトーシャ国立公園
エトーシャ国立公園/水を飲みに集まる様々な種類の野生動物たち
エトーシャ国立公園
エトーシャ国立公園/水を飲みに集まるオリックスの群れ

トワイフェルフォンテイン
Twyfelfontein

トワイフェルフォンテインは、ナミビアのクネネ州に残る2000点以上の岩石線画群からなる遺跡で、2007年にナミビアでは初となるユネスコの世界遺産に登録されました。アフリカ最古の民族は「ブッシュマン」です。身長は155cm位の小柄で、黒い縮れ毛、黄褐色の肌を持ち日本人と似ていますが、モンゴロイドではありません。ブッシュマンは研究者の間では、サン族と呼ばれています。元々ブッシュマンは、南部アフリカの全土に分布していましたが、白人などによるアパルトヘイトの迫害を受け、現在はカラハリ砂漠付近で暮らしています。また、伝統的な生活を今もしている民族でもあり、映画になったこともあります。このブッシュマンたちが描いた壁画が南部アフリカには数多く残っており、主にドラケンスバーグを中心にレソトやボツワナ、ナミビアのトワイフェルフォンテインにあります。

  
トワイフェルフォンテイン
トワイフェルフォンテイン/荒涼とした赤土の岩砂漠地帯
トワイフェルフォンテイン
トワイフェルフォンテイン/ブッシュマンたちが描いた動物の壁画
 

ヒンバ族
Himba

ヒンバ族は、ナミビア北西部のカオコランドに居住し、主に牧畜に依存する半遊牧民です。彼らは特に牛とヤギを飼育し、水と草を求めて移動します。伝統的な泥と草で作られた小さな家に住み、現代の影響を受けにくい生活を送っています。女性は独特の美容習慣を持ち、「オチゼ(Otjize)」という赤土とバターを混ぜたペーストを身体と髪に塗ります。これにより肌が赤くなり、日焼けや昆虫からの防御も兼ねています。彼女たちは伝統的な銅製やビーズの装飾品を多く身に着け、髪は赤土で染めて編み、独特のスタイルをしています。一方、ナミビア中央部のダマラランドに住むダマラ族とは、言語も生活スタイルも全く異なります。

ヒンバ族
ヒンバ族
ヒンバ族
ヒンバ族

ボツワナの基本情報

正式名称
ナミビア共和国 / Republic of Namibia
国旗
ナミビア国旗
首都
ウィントフック
面積
82.4万K㎡(日本の約2.2倍)
人口
257万人 (2022年)
言語
公用語は英語(公用語)、アフリカーンス語、独語、その他部族語。
宗教
キリスト教、伝統宗教
通貨
ナミビア・ドル
1ナミビア・ドル(NAD)=約8.47円(2024年5月現在)
時差
時差は日本-7時間。ナミビアの方が遅れています。サマータイムは実施していません。
電圧
250V(マルチタイプがオススメです。)
パスポート
残存入国時6ヵ月以上。3ページ以上
ビザ
不要:90日以内の滞在は査証不要。
国際電話
国番号264 / 国際認識番号010
電話のかけ方
  • 日本からナミビアへ : 国際電話認識番号+263+市外局番(0を取る)+電話番号
  • ナミビアから日本へ : 国際電話認識番号+81+市外局番(0を取る)+電話番号
持込制限
  • 貨幣 ●外貨・・・外貨:無制限、100,000ナミビアドル以上または相当の外貨(申告が必要)
  • 貨幣 ●現地通貨・・・50,000ナミビアドルまで、ボツワナ、レソト、ナミビア、南アフリカ、スワジランド間は無制限
  • その他 ●タバコ400本、葉巻50本、刻みタバコ250g(18才以上) 酒:ワイン2L、蒸留酒又はリキュール1L(18才以上)、香水:香水50ml、オードトワレ250ml(18才以上)、土産品:NAD 1,250相当、蜂蜜等特定の植物や植物製品:許可要
  • ●禁止品:常用性、習慣性のある麻薬およびあらゆる関連物質、軍用兵器、弾薬、爆発物、ポルノ書籍、ポルノ雑誌、ポルノ映画、ポルノビデオ、ポルノDVD、ポルノソフトウェアなどのわいせつな物品
持出制限
  • 貨幣 ●外貨・・・入国時申告額、ボツワナ、レソト、ナミビア、南アフリカ、スワジランド間は無制限
  • 貨幣 ●現地通貨・・・入国時申告額
  • その他 ●鉱物、農作物、小麦製品、肉製品、魚製品(許可要)

旅行関連情報

水道水
水道水は浄水器を使用すれば飲用可能。ミネラルウォーターを飲むことをこころがけて下さい。
食事
主食はオシフィマ、パップという、穀物(トウモロコシ、キビ、ヒエ)を粉にして湯で練ったも。肉や野菜などの肉や肉入りのシチューに添えて食べられている。
お土産
刺繍小物、ヒンバ族人形、ヘレロ人形、木彫りの置物、鉱石など
プラグタイプ
B3・BF・Cタイプです。
マルチタイプのプラグをお持ち頂くことをお薦めします。プラグ
気候と服装
年間300日以上が晴天で南半球のため季節は日本と反対です。乾燥気候で一日の気温差が激しく、特に沿岸部では乾燥が激しいです。寒流の影響で沿岸部は霧に包まれていることも多いです。夏の時期(11月~2月)は、降水量が多くなり湿度が高くなります。ベストシーズンは4月~6月で、比較的過ごしやすい日が続きます。
砂漠地帯は朝晩の冷え込みが厳しいのでフリースやセーターが必要です。また、日中は日差しが強いので帽子、サングラスなどで日焼け対策をしっかりして下さい。

ウィントフック(ナミビア)の月別平均気温(℃)

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
31 29 27 26 23 22 22 25 27 29 30 31
17 17 15 13 10 7 6 9 12 14 16 17
両替について
日本から米ドル、ユーロ、南ア・ランドのいずれかをお持ちください。両替所は空港やショッピングモール、一部のホテルにあります。
クレジットカードはVISA又はMASTERCARD。JCBは使えないところが多い。
チップの習慣
  • 一般的にチップの習慣があります。
  • レストラン:料金の10%~15%。
  • ポーター、ルームサービス:10ナミビア・ドル程度
  • タクシー:小銭程度。
在ナミビア日本大使館
  • 住所:78 Sam Nujoma Drive, Klein Windhoek, Windhoek, Namibia
  • 電話:(264) 61-426-7003
  • FAX:(264) 61-426-749
  • E-Mail:info@wh.mofa.go.jp

<注意>上記情報は、2024年5月現在のものです。事前予告無しに変更となる場合もございます。