イスファハン/
Isfahan
イランの第3の都市、イスファハンは首都テヘランから南へ飛行機で約1時間の距離に位置しています。この都市はかつてサファヴィ朝の首都として栄え、「イスファハンは世界の半分」とまで称されました。特に、イマーム広場は当時の繁栄を物語る名所であり、今なおその壮大な姿勢は訪れる者を圧倒します。歴史は古く、7世紀にアラブ人が侵入した際、この地は野営地とされ、軍隊の地を意味する「セパハーン」と呼ばれました。現在のイマーム広場は、イラン革命後に作られた公園のような空間であり、以前はポロの競技場や儀式の場、公開処刑の場として使用されていました。町の名前もこの時期に由来しています。イスファハンはシルクロードの要衝としても重要な位置にあり、イマーム広場や市内を流れる川沿いには雰囲気の良いチャイハネ(喫茶店)が点在しています。