ラパス/
La Paz
ラパスは標高3600mの世界最高所にあり、ボリビアの行政・立法・司法機関など首都機能がある事実上の首都です(憲法上の首都はスクレです)。大きなすり鉢状の街は、なだらかな傾斜の上にアドベ(日干しレンガ)造りの家々、コロニアルな教会建築、底の方には高層ビルが立ち並んでいます。ラパスの中心となる広場をムリョリョ広場と言い、東に国会議事堂、南に大統領官邸とカテドラル(カトリック教会で、司教座のある聖堂)が建ち、ボリビアの政治の中枢となっています。また、ビジネス街から一歩裏道に入ると市場、屋台、露天がぎっしり並び、サンフランシスコ寺院の周辺とサガルナガ通り沿いに様々なお店が集まっています。ラパス滞在中は、展望台に上がって街を俯瞰してみてください。すり鉢状の街に雲の影がかかる光景は他では見られないでしょう。オレンジとブルーに染まる夜景も必見です。
月の谷 / Valle de la Luna
月の谷はサンファン州とラ・リオハ州との州境近くにある。ここは2億4000万年前ぐらいから1億8000万年ぐらいまでにできた大地で、植物と昆虫だけの地上の世界から、脊椎動物、爬虫類が出現し繁栄を誇っていた時代です。また、無数の化石が発見されています。現代の乾燥した気候からは想像できないかもしれませんが、当時は湿った気候で、深く植物に覆われていたといわれています。非常に乾燥した奇岩の並ぶ不思議な美しい風景が展開しています。2000年には、タランパーヤ自然公園とともに、ユネスコ世界遺産に登録されました。また、谷を下ることもできます。