神秘のマヤ遺跡とカリブの美が交じり合う

「美しい未開の楽園」ベリーズ

ベリーズ旅行情報

ベリーズってどんなとこ?

ベリーズの人口は多様で、アフリカ系、ヨーロッパ系、先住民(マヤ)、ガリフナ(アフリカ系の先住民)、メスティーソ(ヨーロッパ系と先住民の混血)、中国系、インド系など、さまざまな人種の人々が暮らしています。国土はカリブ海に面し、美しい海岸線と白い砂浜が広がっています。内陸部には密林、川、山々が広がり、豊かな自然環境が特徴です。また、ベリーズは世界第二位のサンゴ礁であるバリア・リーフを保有しており、ダイビングやスノーケリングに最適な環境となっています。また、国内には多くのマヤ遺跡が点在しています。紀元前1世紀から紀元後10世紀にかけて栄えた古代都市や神殿で、ベリーズの歴史と文化の一部となっています。また、イギリスの植民地であった時期もあり、その影響が建築や文化にも見られます。 気候は温暖で湿度が高く、年間を通じて平均気温は高く、夏季には30度以上になることもあります。ベリーズは熱帯雨林地帯に位置しており、多くの降水量を受けるため、雨季と乾季の区別があります。食文化は多様であり、地元の食材を活かした料理が楽しめます。シーフードが豊富で、ロブスターやカニ、魚介類が特に人気です。また、ガリフナ料理やクリオール料理など、カリブ海の影響を受けた料理も楽しむことができます。ココナッツライス、ジャークチキン、フライジャックなど、独自の味わいを持つ料理が一般的です。

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  • map_iconマヤ遺跡の分布図
  • map_iconマヤ遺跡以外の分布図

カラコル遺跡
Caracol

カラコルは、紀元前4世紀から紀元後9世紀にかけて繁栄したマヤ都市国家で、最盛期には、周辺地域の他のマヤ都市との政治的・経済的な関係を持ち、地域の中心的な存在でした。遺跡はジャングルに広がっており、その美しい自然環境とともに、ピラミッド、神殿、宮殿跡、ボールコートなど、多くの建造物が残されています。特に、カアナ神殿(Caana)は有名す。マヤ語でCaanaは「天空の神殿」の意味をもち、スカイパレス(Sky Palace)と呼ばれています。最上部に3つの神殿に囲まれた広場があり、ベリーズ最大のマヤ神殿(高さ43m)です。

カアナ神殿の俯瞰図/最上部にはB18/19/20の3つの神殿がある
カアナ神殿の俯瞰図/最上部にはB18/19/20の3つの神殿がある
カアナ神殿のB19
カアナ神殿のB19
B5神殿
B5神殿

ラマナイ遺跡
Lamanai

ベリーズの北部のオレンジウォーク地区のニューリバーのほとりに広がっています。紀元前500年頃から16世紀にかけて栄えた古代マヤの都市であり、その歴史は2000年以上にわたります。名称の「ラマナイ」はマヤ語で「水の顔」を意味し、遺跡の近くには湖や川が存在し、水に関連したシンボルや宗教的な意味合いが見られます。ラマナイの遺跡はジャングルに覆われており、探索する際には美しい自然環境を楽しむこともできます。遺跡の中でも特に有名な建物には「高い神殿」(High Temple)、「マスク神殿」(Mask Temple)、「ボールコート」(Ball Court)などがあります。高い神殿はラマナイのシンボルであり、登ることができるため、頂上からの眺めは息をのむほど美しいです。

ラマナイは商業的な中心地でもあり、特にチョコレートや塩の生産と取引が盛んでした。遺跡からは多くの彫刻やヒエログリフが発見されており、当時の商業活動や宗教的な信仰の一端を知ることができます。

高さ33mの巨大な神殿ピラミッド
高さ33mの巨大な神殿ピラミッド
巨大な人面像の彫刻装飾が施されたマスク神殿
巨大な人面像の彫刻装飾が施されたマスク神殿
ジャガー神殿
ジャガー神殿

シュナントニッチ
Xunantunich

サンイグナシオの町から南西に約11キロメートルの場所にあります。紀元前7世紀から紀元10世紀にかけて栄えた古代マヤの都市であり、その歴史は約1200年以上にわたります。名称の「シュナントニッチ」はマヤ語で「石の女神」を意味し、遺跡内に存在する女神の石像に由来しています。遺跡はモパン川の近くに広がっており、美しい自然環境に囲まれています。シュナントニッチの中心的な建物は「エル・カスティーリョ」(El Castillo)と呼ばれる巨大なピラミッドです。約40メートルの高さを誇り、その頂上からは周囲の景色を一望することができます。また、遺跡には宮殿跡や神殿、ボールコートなども残されており、マヤ文化の特徴的な建築物を観ることができます。
シュナントニッチは商業的な中心地でもあり、周辺地域との交易が盛んでした。遺跡からは豪華な墓や彫刻、陶器などが発見されており、当時の社会や芸術の一端を垣間見ることができます。 シュナントニッチへのアクセスはフェリーを利用することが一般的です。遺跡は川の対岸にあり、古代の渡し船を模したフェリーが運行されています。このフェリーに乗って遺跡に向かうと、風光明媚な川の景色を楽しみながらシュナントニッチを訪れることができます。

エル・カスティージョ(中央広場から)
エル・カスティージョ(中央広場から)
エル・カスティージョ北面の装飾彫刻が美しい
エル・カスティージョ北面の装飾彫刻が美しい
エル・カスティージョ(東側面からの眺め)
エル・カスティージョ(東側面からの眺め)

カハルペッチ
Cahal Pech

サンイグナシオの町から東南約2キロメートルの場所にあります。紀元前1世紀から紀元9世紀にかけて栄えた古代マヤ都市であり、その歴史的存在はさらに遡るとされています。名称の「カハルペッチ」はマヤ語で「香りの丘」を意味し、遺跡が丘の上に位置していることに由来しています。
遺跡は美しい自然環境に囲まれた丘の上に広がっており、ベリーズの町並みや周囲の景色を一望することができます。カハルペッチには複数の建物が残されており、宮殿跡、神殿、ボールコート、広場などが特徴です。遺跡の中でも特に有名な建物には「四重の神殿」と呼ばれるピラミッドがあり、その頂上からは360度の景色を楽しむことができます。カハルペッチはマヤ文明の中でも比較的小規模な都市であり、商業的な中心地ではありませんでした。そのため、遺跡からは富裕な支配階級の住居や公共の建物が見られます。また、カハルペッチからは多くの彫刻や陶器が発見されており、マヤの芸術や宗教的な信仰の一端を知ることができます。

カハルペッチ遺跡
カハルペッチ遺跡
カハルペッチ遺跡
カハルペッチ遺跡
カハルペッチ遺跡
カハルペッチ遺跡

アクトゥン・トゥニチル・ムクナル洞窟
Actun Tunichil Muknal Cave

サン・イグナシオ(San Ignacio)から車で東へ約1時間半のところで下車して、洞窟入り口まではジャングルの中を45分ほど歩きます。古代マヤの聖地であり、主に紀元前300年から紀元900年頃のクラシック期に使用されました。この洞窟は神聖視され、宗教的な儀式や犠牲、埋葬が行われた場所とされています。洞窟内には多くの人間の骨格が発見されており、中でも最も有名なのは「クリスタル・メイデン」と呼ばれる骨格です。クリスタル・メイデンは、完全に骨が石灰岩に包まれている状態で発見され、その美しさから名づけられました。この骨格は、神聖な儀式の一環として洞窟に埋葬された可能性があります。

アクトゥン・トゥニチル・ムクナル洞窟へのアクセスは冒険的なものであり、洞窟内部には水が流れている場所もあります。訪れる観光客はガイド付きツアーに参加し、ヘルメットとライトを装備して洞窟を探索します。洞窟内にはマヤの遺物や壁画が残されており、その歴史的・文化的な意義を知ることができます。洞窟内の遺跡や骨格に触れることは禁止されており、保護のための措置が取られています。

入り口
入り口
見事な鍾乳石
見事な鍾乳石
マヤ時代のいけにえの骸骨
マヤ時代のいけにえの骸骨
バートンクリーク洞窟
バートンクリーク洞窟

バートンクリーク洞窟
Barton Creek Cave

サン・イグナシオから南西に約24キロメートルの場所にあります。古代マヤの洞窟遺跡であり、主に紀元前200年から紀元900年頃のクラシック期に利用されました。この洞窟は、宗教的な儀式や祭り、埋葬が行われた場所と考えられています。 洞窟内にはカヌーやボートを利用して探索することができます。進むと天井が高くなり、壁にはマヤの遺物や壁画が残されています。洞窟内部には人間の骨格も発見されており、古代の埋葬地としての役割が示唆されています。

バートンクリーク洞窟の特徴的な要素の一つは、洞窟内の川です。探索する際にはカヌーを使って川を進み、洞窟の奥深くまで入ることができます。洞窟内部は幻想的で美しい景観が広がり、天井から垂れ下がる鍾乳石や水滴が見られます。観光客はガイド付きツアーに参加して洞窟を訪れることが一般的です。

アルトゥン・ハ遺跡
アルトゥン・ハ遺跡

アルトゥンハ
Altun Ha

ベリーズ市から北へ約50キロメートルの場所にあります。紀元前200年から紀元900年頃のクラシック期に栄えた古代マヤの都市であり、商業的な重要性を持っていました。この遺跡は、主に農業と交易を通じて繁栄し、マヤの中央地域とカリブ海岸地域を結ぶ交通の要所でした。

遺跡には複数の建物と広場がありますが、特に有名なのは「ジャデ・ヘッド」と呼ばれる石の彫刻です。この巨大な石像は、古代のマヤの支配者を表しており、アルトゥンハの象徴的な存在となっています。
アルトゥンハは比較的小規模な遺跡ですが、その保存状態が良く、観光客にとって興味深い文化的な遺物が見つかります。遺跡内では遺物の展示や解説を行っており、マヤ文明の歴史や宗教的な信仰を知ることができます。

ベリーズの基本情報

正式名称
ベリーズ / Belize
国旗
ベリーズ国旗
首都
ベルモパン
面積
2万2970K㎡(四国より少し大きい。)
人口
40.5万人 (2021年)
言語
公用語は英語語。スペイン語、ベリーズ・クレオール語、モパン語等
宗教
キリスト教(カトリック、プロテスタント、英国国教会等)等。
通貨
ベリーズ・ドル
1ベリーズ・ドル(BZD)=約68.48円(2022年5月現在)
時差
時差は日本-15時間。ベリーズの方が遅れています。サマータイム(夏時間)を実施していません。
電圧
110V(マルチタイプがオススメです。)
パスポート
6ヵ月以上の有効期間
ビザ
不要/90日以内の滞在可、90日以上の滞在はベリーズ国内で延長可
国際電話
国番号501 / 国際認識番号010
電話のかけ方
  • 日本からベリーズへ : 国際電話認識番号+501+市外局番(0を取る)+電話番号
  • ベリーズから日本へ : 国際電話認識番号+81+市外局番(0を取る)+電話番号
持込制限
  • 貨幣 ●現地通貨・・・100ベリーズドル。●外貨・・・1万ベリーズドル以上。(申告が必要)
  • その他 ●酒類:22 ゜超1L又は22゜以下2L又は発泡性ワイン2L、他にテーブルワイン2L(前記18才 以上)。●200本又は葉巻50本又は細葉巻100本又は刻みタバコ250g。●香水:60ML、他にオードトワレ0.25L●猥褻物(本、ビデオ等)、植物や肉類の持込みは禁止
持出制限
  • 貨幣 ●現地通貨・・・100ベリーズドル。●外貨・・・入国時申告額

旅行関連情報

水道水
水道水は飲めません、安全のためにミネラルウォーターを飲むことをこころがけて下さい。
水が殺菌されていても氷は殺菌されていない場合があるため注意してください。
食事
主食はライス&ビーンズ。 レッドビーンズを加えて、ココナッツで炊くお米料理。
お土産
マヤ族のバスケット。マホガニー工芸品。ベリーズ特産のパイン、パパイヤ、グアバのフルーツジャム。ラム酒。ベリーズ産ワイン。ハバネロ・ペッパー。特産品のブラックコーラル、コンク貝のアクセサリー。
プラグタイプ
一般的に「Aタイプ」です。
プラグ
気候と服装
乾季(11~4月)と雨季(5~10月)に分かれます。カリブ海のハリケーンは6月~9月に集中する。地方により異なる。カリブ海沿岸部、湿気が多く、日中はかなり暑いが夕方から夜にかけてはしのぎやすい。また北部、内陸部は標高200mほどの平野が広がり、湿気を多く感じる。中部から西部は、高原で避暑地となっている。
年間を通じて暑いので日本での初夏から真夏の間の軽装が良いでしょう。但し、遺跡やジャングルを訪問する際は虫刺されなどを防げる薄手の長袖シャツ、長スボンがおすすめです。雨季に旅行する際はレインコート、携帯傘を持ちましょう。

ベリーズ(ベリーズシティ)の月別平均気温(℃)

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
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両替について
日本ご出国前に、米ドルを準備し、現地で米ドルをベリーズドルにご両替下さい。

日本円は、ベリーズ国内にて、ベリーズドルへの両替が不可の場合がございます。
また、可能な場合でも、レートはあまりよくないので実用的ではありません。
ホテル、レストラン、お土産店など殆どの場所でドル現金が使用できます。
クレジットカードの流通性は、都市部ではアメリカや日本並みです。信頼できるホテルなどで使用する場合は
トラブルの心配は少ないです。VISA、AMEXなど米国系のカードが便利です。
チップの習慣
  • ベリーズにはチップの習慣があります。
  • レストラン:料金の10%~15%。
  • ポーター、ルームサービス:1ドル程度
  • ガイド:5ドル程度
  • タクシー:基本的に必要はないが、キリの良い金額を支払うとよい。
在リーズ日本大使館
  • 住所:Toucan Plaza, 7299 George Price Boulevard, Belmopan, Cayo District, Belize
  • 電話:(501) 822-1202
  • FAX:(501) 822-1206

<注意>上記情報は、2022年12月現在のものです。事前予告無しに変更となる場合もございます。