サンクリストバル島/
San Cristobal Island
バルトラ島とともに本土からの航空機が発着するサンクリストバルのプエルトバケリソモレノはプエルトアヨラに次ぐガラパゴス諸島第二の都市で5000人の人口が住んでいます。1985年にはガラパゴス諸島の首都にも指定されていて、海軍の基地なども建設されました。歴史的にも19世紀には農業センターがあり、砂糖きび、牛革、ゾウガメのオイル、水産などが行われていて、早い段階から人の営みが盛んだった島です。インタープリテーションセンターのテーマは人間と自然の営み(共存)についてのパネル展示になっています。
出会える可能性がある動植物
アオアシカツオドリ、ガラパゴスアシカ、グンカンドリ、マスクカツオドリ、カッショクペリカン、ハシラサボテン、ウミイグアナ、アカメカモメ、ウチワサボテン、マングローブ類、ヨウガントカゲ など…
レオン・ドルミード / Leon Dormido
島の西側に浮かぶ岩で、垂直に向かって立つ岩山は大体海底から八百メートルもの高さを誇っています。噴火によってこのような特徴的な姿をした突起状の岩山となりました。この岩のすぐ近くまで船で近づいていくと、アオアシカツオドリやグンカンドリ、アシカなどが人懐っこく近づいてきてくれます。また、ダイビングやシュノーケリングのメッカです。眠れる獅子の意味でレオン・ドルミード(Leon Dormido)と呼ばれています。
セロ・ブルホ / Cerro Bruju
このセロブルホは美しい白浜のロングビーチで、このパウダー状の白浜の上を軽く散策していきます。アシカやカッショクペリカン、アオアシカツオドリなどが盛んに活動をしていているので出会うことができるでしょう。
ロボス島 / Lobos Island
港からすぐのところにあるロボスと呼ばれる小島はアオアシカツオドリの営巣地となっています。ロボとはスペイン語でアシカのことを意味しています。軽い散策ですぐに回れてしまうほどの広さです。
プンタ・ピット/ Punta Pitt
諸島の東端に位置するプンタピットはガラパゴスに棲息する三種のカツオドリが同時に営巣する諸島内唯一の場所。オリーブイエロー色に輝く美しい砂浜は海底噴火の影響によって形成された珍しいものです。下を見ればたくさんのアシカ、上を向けばグンカンドリやウミドリたちが飛び交っている。溶岩で起伏した地形の中を少しハイクした後に海で泳ぐことができ、エイやマンタなどに出会うことも珍しくないです。町からデイツアーで訪れることも可能です。
オチョア・ビーチ/ Ochoa Beach
空港からすぐのところに位置するこの小さなビーチでは軽い散策を行うことができます。美しい海で泳ぐことができる他、カッショクペリカンやガラパゴス固有種の海鳥たちもたくさん頭の上を飛んでいます。
ロベリア・ビーチ/ Loberia Beach
プエルトバケリーソからバスで10分ほどの所に位置するこのビーチはアシカの大規模なコロニーになっており、いつでもアシカたちが浜や岩場で昼寝をしています。産卵期には多くのアシカの赤ちゃんが見られます。引き潮の時には岩場のプールで親アシカが子に泳ぎ方や狩りの仕方をレッスンしている光景が見られます。白浜のビーチで泳いでいると、好奇心旺盛なアシカたちは人をからかいに、泳いでいるすぐ横に近寄ってきたりします。また、ここで見られるウミイグアナは諸島内では最も大型の固有種なので要チェックです。逆に小さなサイズのヨウガントカゲも島固有種の他、頭上には多くのウミドリが飛び交っています。
プエルト・バケリソ・モレノ / Puerto Baquerizo Moreno
プエルトバケリソモレノの町にて、1998年8月にスペイン政府の協力を得てオープンしたインタープリテーションセンターがある。この、インタープリテーションセンターでは、ガラパゴスにおける人類と動植物の営みについてを知る史料の展示、写真パネルとディスプレイ、オーディオによるプレゼンテーションなどが視聴できます。町にあるガラパゲーラというところではゾウガメの保護・飼育を行っており、ここを訪れるのであればプエルトアヨラへ行かずとも、ダーウィン研究所さながらの内容を楽しむことができます。そのため、プエルトアヨラへ行かないクルーズは必ずここへ来ることになります。小さな町ですが、ホテルや土産店もあります。
ティへレタス・ヒル / Tijeretas Hill
プエルトバケリーソから徒歩で30分ほどのところに位置する崖が続く海岸沿いにティへレタスの丘はあります。丘からは海や町を望む美しい景色が見られます。ここでの最大の見所はグンカンドリになります。ここでは常時オスが巣作りをしていて、豊富な数のグンカンドリを観察することができます。首の辺りに赤い袋を持ったオスもきっと見られることでしょう。