ダーウィンの進化論を垣間見る

「固有種の楽園」ガラパゴス

ガラパゴス旅行情報

ガラパゴス諸島ってどんなとこ?

ガラパゴス諸島は「ゾウガメの島」という意味。正式名称はコロン諸島。エクアドル共和国に属し、南米大陸から西に約1,000km、赤道直下の太平洋上にあります。飛行機では、キト・グアヤキルから1時間30分ほどで着きます。空港は、バルトラ島とサンクリストバル島にあります。面積はすべての島の陸地面積を合わせると7,880k㎡ほどあり、そのうちの96.7%が国立公園・世界遺産に指定されています。諸島を取り込む海洋保護区は世界最大で138,000k㎡あります。ガラパゴス諸島はもともと海底火山の噴火によってできた島々で300万年~500万年前に誕生しました。ガラパゴス諸島の動物たちが独自の進化をたどることに影響を与えた主な要因は、諸島の地理的な孤立性と異なる環境条件です。これにより、動物たちは他の地域との交流が制限され、固有の生態系の中で進化することになりました。そのなかでも鳥類が有名で、諸島で繁殖する海鳥の19種のうち5種が固有種で10種は固有種の亜種です。ガラパゴス諸島は1535年にスペイン人により発見され、後1832年エクアドルが領有を宣言しました。かのチャールズ・ダーウィンがこの島に訪れたのはさらにその後の1845年のことです。 1978年にはガラパゴスが世界自然遺産の第1号に登録されました。2001年にガラパゴス海洋保護区も世界自然遺産に登録され2007年に、危機遺産リストに登録されました。

ガラパゴス諸島のベストシーズンは?

ガラパゴス諸島を訪れるのに最適な時期は、見たい野生生物によって異なります。オオグンカンドリのオスが赤い喉袋を膨らませる求愛活動が見られる時期は7月から10月頃、エスパニョーラ島でアホウドリが見られる時期は4月から12月頃です。リクイグアナやウミイグアナ、ゾウガメやアシカなどは年中見られますが、季節による観察の度合いや見られるシーンの違いもあります。ガラパゴス諸島には、乾季(6月から11月)と雨季(12月から5月)の2つのシーズンがあります。野生動物たちは総じて涼しくて乾燥した乾季に活発に活動し、求愛や繁殖も主に乾季に集中しています。一方、雨季はグリーンシーズンで、暖かく湿った季節で植物の成長が活発になります。この期間は営巣や子育てに専念する動物たちが多く、気温が高くなるため日陰や涼しい場所でのんびりと過ごします。また、陸上の観察だけでなく、ダイビングをメインに考えている場合は、水が落ち着き視界がよくなる暖かい季節(雨季)がお勧めです。なお、9月は次のシーズンにむけてドライドック(船の健康診断)で準備に入るクルーズ船が多くなりますのでご注意ください。

日帰りクルーズと大型客船クルーズ、どう違うの?

日帰りクルーズ(デイクルーズ)の特徴は、小型船で少人数の乗務員と乗客が出発し、夕方にはホテルに戻れる点です。船上で夜を過ごすことに不安がある方には特におすすめです。また、大型船クルーズのように出港日に合わせて旅程を組む必要がなく、柔軟に旅行計画を立てることができます。ただし、希望する島に必ずしも行けるわけではなく、当日の集客状況によっては行き先が変更されることがあります。また、日帰りで訪問できる範囲の島に限られるため、ガラパゴス諸島全体を周遊することは難しいです。一方、大型客船によるクルーズの最大の利点は、夜間に移動して朝には新しい島に到着できることです。朝食後すぐに観光を開始でき、午前中に一つの島を見学し、午後には別の島を訪れるという効率的なスケジュールが可能です。そのため、日帰りクルーズでは訪れることが難しい遠くの島々にも行くことができます。大型客船クルーズの難点は、他の乗客と常に一緒に過ごさなければならないことです。特に食事時には、欧米からの乗客と同席することが多く、英語での会話に自信がない場合はストレスを感じるかもしれません。しかし、それを気にしなければ、ガラパゴス諸島の魅力を存分に楽しむことができます。

ガラパゴスツアー情報

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サンタクルス島
Santa Cruz Island

サンタクルス島は、ガラパゴス諸島において2番目に広い面積(一番大きいのはイサベラ島)を持ち、人口が最も多い島です。プエルト・アヨラはガラパゴス諸島最大の町でクルーズの拠点となって観光案内所もあり、様々なタイプのホテルやレストランがあります。またダーウィン研究所があり、各島のゾウガメの研究とその繁殖に務めています。ハイランドにある保護区ではたくさんの野性のゾウガメに出会うことができます。諸島の北側は静かで広い海岸線が続き、多くの動植物が見られます。空の玄関口のバルトラ空港があり、クルーズ船の上陸ポイントもたくさんあり、いろんな意味でガラパゴス諸島の中心となる島です。

サンタクルス島
サンタクルス島
サンタクルス島
サンタクルス島
プエルト・アヨラ
プエルト・アヨラ

プエルト・アヨラ/ Puerto Ayora

ダーウィン研究所があり、諸島において中心的な役割を果たしている町です。ダーウィン通りにはカフェやレストラン、お土産物屋、ホテルが立ち並んでいます。今では日本語が打てるネットカフェまであります。また、海岸沿いに出ればウミイグアナも多く見ることができます。時間が静止し、ゆったりとした生活が流れるのどかな町を散策し過ごしてみるのも良いでしょう。最も近い砂浜、白砂が美しいトルトゥーガベイまでは徒歩で40分かかります。アスファルトの道が多いので、履きなれた履物であれば問題はありません。お土産屋もあり、購入の際は現金を持参してください。チャールズダーウィン研究所は入場無料です。朝6時から夜6時まで開いています。中には小さなビーチもあります。

チャールズ・ダーウィン研究所
チャールズ・ダーウィン研究所

チャールズ・ダーウィン研究所/ Charles Darwin Foundation

プエルトアヨラの中心街より徒歩10分ほどの距離にあり、ガラパゴス諸島の生態系や動物の保護、研究を行っている科学研究施設です。絶滅の危機に瀕している個体の保護や繁殖プログラムも行われています。ゾウガメの保護プログラムでは、研究所が孵化したゾウガメを育成し、成長させて自然界に放流しています。施設内の博物館では、ガラパゴス諸島の自然や生物の進化に関する展示があり、ガラパゴス諸島の生態系の理解を深めることができます。

出会える可能性がある動植物

ガラパゴスゾウガメ、ダーウィンフィンチ、サボテン類、リクイグアナ など…

バチャス・ビーチ
バチャス・ビーチ

バチャス・ビーチ/Bachas Beach

名前の由来は第二次大戦中にここで停泊していた"Barge(将官艇)"が西語風に訛って付きました。白い砂浜のサンゴビーチが長く続き、サンダル履きでビーチを散歩するのはとても気持ちが良いです。ビーチの奥にある塩水の湖では、カモメやチドリなどの憩いの場となっており、オオフラミンゴも多く見られます。またこのビーチは時期が来るとウミガメが産卵にやってくるため、運が良ければビーチをゆっくりと歩くウミガメたちを見ることができます。

出会える可能性がある動植物

アオウミガメ、ダーウィンフィンチ、アカメカモメ、ガラパゴスアオオオサギ、アオアシカツオドリ、レッドマングローブウチワサボテン、リクイグアナ、オオフラミンゴ など…

リクイグアナ
リクイグアナ

セロ・ドラゴン/Cerro Dragon

サンタクルス島の北西にあり、「竜の丘(ドランゴン・ヒル Dragon Hill)」と呼ばれる丘のふもと一帯がガラパゴスリクイグアナの保護区になっています。ダーウィン研究所にて成育し自然回帰したリクイグアナに出会えます。リクイグアナは固有種でオレンジイエロー色を身にまとい、大きい刺状突起を背中に構えています。塩湖ではオオフラミンゴがいるので驚かさないよう静かに歩きましょう。丘の上からは絶景を望むこともできます。空港にもアクセス便利な位置にあるため、クルーズの最後に立ち寄ることが多いです。

出会える可能性がある動植物

アオウミガメ、ダーウィンフィンチ、アカメカモメ、ガラパゴスアオオオサギ、アオアシカツオドリ、レッドマングローブウチワサボテン、リクイグアナ、オオフラミンゴ など…

ハイランドのゾウガメ
ハイランドのゾウガメ

サンタクルス島ハイランド/Highlands

ゾウガメ保護区では多くのゾウガメに出会えます。ナチュラリストがフルーツを餌付けすると喜んで、マンゴーやトマトをかじる姿がかわいいです(※旅行者は餌を与えることは禁止)。またチャンスがあれば溶岩トンネルや巨大な噴火口も見学できるでしょう。ハイランド地区は丘にあり、海から来る雲がさしかかり年中通して降水量が多い。土がぬかるんでいる時にはプラスチックブーツが借りられるが、ないものと考え、軽いぬかるみで歩く覚悟で来た方が良いでしょう。雨カッパや折畳み傘など持参するとなお良いです。

出会える可能性がある動植物

ガラパゴスゾウガメ、ダーウィンフィンチ、パロサント、スカレシア など…

ノースセイモア島
North Seymour Island

サンタクルス島の北にある小さな島。赤茶けた石がごろごろしており、枯れ木のようなホーリースティックがいたるところに生えているなんとも奇妙な光景。 固有植物種のパロサントが茂る美しい景色の続く動物の楽園ノースセイモアの目玉はグンカンドリだ。かなりの確率で間近に大きな赤い袋を膨らませたオスを見られます。また諸島内では唯一年間通して常時グンカンドリが群れで見られる島でもあります。赤くなった喉元は美しく、ガラパゴス諸島の代名詞的存在だ。常に群れが上空を飛び交っているので、飛行姿を写真に撮るのもさほど難しいことではありません。またアオアシカツオドリのコロニーがある他リクイグアナやアシカなども多く見られます。それから海岸沿いはウミイグアナがいる他、アカメカモメなども見られるでしょう。白砂ビーチの景色も美しい。鳥たちがパロサントの木に営巣する姿はハイライトです。溶岩の上を長い時間歩くことになるので、履き慣れた靴を履いていくことがお薦め。晴れている事が多く、夕方に訪れれば、そのきれいな夕焼けはきっと心に残るものになるでしょう。サンタクルス島やバルトラ島から近く、ホテルに宿泊してのデイクルーズでも人気の島です。ここはほとんどの日が晴れているので、日焼け止めと帽子、サングラスは必需品です。

出会える可能性がある動植物

オオグンカンドリ、ガラパゴスアシカ、アオアシカツオドリ、リクイグアナ、ウミイグアナ、ダーウィンフィンチ、パロサント、ウチワサボテン など…

グンカンドリ
グンカンドリ
ウミイグアナ
ウミイグアナ

エスパニョーラ島
Espanola Island

ガラパゴス諸島内では最南端に位置し、一番古い島です。海鳥の種類が豊富で「海鳥の楽園」とも言われています。ウミイグアナは諸島内でもっとも色艶やかな種類が見られます。ガラパゴスアホウドリは繁殖期(4月~12月頃)の時期のみこの島で見られます。 マングローブなどの木々が多く、外敵の少ない多くの鳥たちがこの島を営巣や産卵の地として選ぶため、とりわけアホウドリやカツオドリなどの海鳥たちには憩いの場となっています。なかでもアホウドリは諸島でもこの島にしか営巣しないので、見られるのは貴重な機会です。また、ここにいるウミイグアナは、全てが島固有種のエスパニョーラ・ウミイグアナ(胴体に赤みがかかっている)なので、必ずチェックしてましょう。この島のマネシツグミも固有種で、とても好奇心が強く人を全く恐れないので、いたずらをされたりしないように気をつけましょう。美しいアカハシネッタイチョウが飛び交っているので写真を撮るのが好きな人はぜひ挑戦してみるのも良いでしょう。岩の隙間から豪快に潮を吹きあげる「ブローホール」など地形的面白さもあり、写真を撮るには諸島内でも最も条件の整った島とも言えます。


プンタ・スアレス/Punta Suarez

ベニイワガニが迎えてくれる上陸の岩場から、島全体が様々な種類の海鳥たちのコロニーになっていることがわかります。島の上空を飛び交う鳥たちの壮観な光景は見るものをわくわくさせてくれます。また海岸の岩穴は潮吹孔(ブローホール)となっていて、潮を噴出す光景が見るころができるでしょう。アシカのコロニーではやたらとうめき声が轟き、固有種の赤いウミイグアナが集います。イグアナの小型版ヨウガントカゲも赤い色をした固有種。好奇心旺盛なマネシツグミは、人が来ると喜んで近づいてきたり、肩に突然止まったりしてきます。午前中の海岸沿いではウミイグアナが泳ぐ姿も見られるでしょう。諸島でもここでしか見られないアホウドリは3月下旬から12月半ばまでしか見られないので注意を。諸島内でも動物の営みが最も活発なこの島では死骸掃除人のガラパゴスノスリもひょっこり顔を出します。

出会える可能性がある動植物

アホウドリ(3月下旬~12月)、ウミイグアナ(島固有種)、ガラパゴスアシカ、マスクカツオドリ、マネシツグミ(固有種)、ヨウガントカゲ(島固有種)、アカハシネッタイチョウ、ダーウィンフィンチ、ウチワサボテン、ベニイワガニ など…

ガードナー・ベイ/Gardner Bay

美しい白浜のビーチが広がる島の北側は泳ぐには絶好のポイント。そこら中でアシカが昼寝をしているのを見ることができます。ゆったりとしたビーチで、平和でのんびりとした雰囲気を醸しだしています。多くのウミガメたちもここを産卵場所として選ぶので、よく見かけることができるでしょう。またシュノーケリングにも最適な場所です。

出会える可能性がある動植物

ウミイグアナ(島固有種)、ガラパゴスアシカ、マスクカツオドリ、ヨウガントカゲ(島固有種)、アカハシネッタイチョウ、ダーウィンフィンチ、ウチワサボテン、ベニイワガニ など…

エスパニョーラ・ウミイグアナ
胴体が赤いエスパニョーラ・ウミイグアナ
アホウドリ
アホウドリ

フロレアーナ島
Floreana Island

ブッシュを通り抜けたところに塩水のラグーンがあり、フラミンゴが観察できます。植物類は数多く、林を通リ抜けた反対岸には美しい白砂のビーチが広がります。あまり知られていませんが、この島には1つだけホテルがあり、約70人の人が暮らしています。この島への最初の移住家族であるウィットマー・ファミリーによって今も運営されていて、電話も一台だけあります。やる事は多くありませんが、ハイキングやビーチなど楽しい時間が過ごせるでしょう。この島のビーチは噴火による影響で、グリーン(オリーブ)色になっています。また、黒い色をしたビーチもあり、非常に珍しいです。ダイビングも盛んで、サンタクルス島から日帰りで来る人も少なくありません。

出会える可能性がある動植物

オオフラミンゴ、スカレシア、パロサント、ガラパゴスアシカ、アサガオ、アオアシカツオドリ、ネッタイギョ類 など…

プンタ・コルモラント / Punta Cormorant

鉄分とマグネシウムの噴火結晶によりオリーブ色をしたビーチから、少し歩いた所にある湖では、世界で最も美しいピンク色を持つオオフラミンゴに出会えます。ここは、諸島内でも数を減らしてきているオオフラミンゴがいる可能性が最も高い所のひとつです。パロサントをはじめとした類稀な植物に囲まれた小道を通りぬけると、逆側の岸では淡い珊瑚色の砂浜に着きます。その砂丘では、シーズンになるとウミガメの産卵が見られる他、浅瀬にはブラックチップシャークやスティングレイがたくさんいます。溶岩帯や長い距離を歩いたりすることはないので、履物はサンダルでも問題ありません。

デビルズ・クラウン / Devil's Crown

パンガボートにて、噴火口にできた浅瀬の湾に到着すると、そこは諸島でも最高のシュノーケリングポイントのひとつとなっています。透明な水中では、強く海流が集まっているポイントになっており、色鮮やかな熱帯魚がたくさん泳いでいるのを観察でます。ここではシュノーケリング中に、当たり前のようにアシカが寄ってきて一緒に泳ぐことができます。アシカや動物たちと一緒に泳ぐ感動は世界の他の場所ではそう簡単には味わえないでしょう。一生忘れられない思い出になるにありません。

ポストオフィスベイ / Post Office Bay

静かでひと気のないビーチから上陸して、少しビーチの奥へと歩いていくと突然木でできた郵便ポストが現れます。このポストへは実際に投函することができるので、投函したい場合は予め手紙を用意しておきましょう。手紙はほかの誰かの手により持ち帰られます。そのためしっかりと、宛先へ着くかどうかは・・・。時間と空間を越えた体験をしてみてはいかがでしょうか?また、ビーチからのシュノーケリングが可能。陸で動物に会う機会はほとんどないでしょう。

オオフラミンゴ
オオフラミンゴ
フロレアーナ島のビーチ
フロレアーナ島のビーチ

イサベラ島
Isabela Island

イサベラ島は6つの火山を持つ諸島最大の島です。イサベラ島のハイランドではその山ごとの固有種であるゾウガメを見ることができることから、元々は5つの島に分かれて存在していたのではないかと言われています。北部ではペンギンや鳥類の活動が盛んで、乾季には西海岸沖でクジラを見かけることも少なくありません。その理由は西側から一年中流れてくる栄養分の多い寒流のおかげです。島の南端にあるプエルトビジャミルは小さな村落で、いくつかの宿も存在していますが、まだまだ開発はされていません。これだけ広い面積がありながら上陸できるポイントは相当限られており、広い面積の中に諸島の魅力が集約されている島ともいえます。


タグス・コーブ / Tagus Cove

上陸すると、まずはアシカや鳥たちが岩陰から迎えてくれます。塩湖の美しいダーウィン湖を横目にしながら、軽いハイクで山を登り山頂へ着くと、そこには突如として開けた展望が広がります。道中に観る湖の景色も美しいですが、特に頂上からの展望は隣のフェルナンディーナ島やサンティアゴ島など諸島西側を一望できる眺めです。溶岩地形と海のコントラストを見渡す景色は豪壮かつ深奥で、晴れ晴れしい気分になるでしょう。特に晴れた日の展望は諸島でも随一のものです。登り道を長い時間登り下りするので、履き慣れた靴は必衰です。あまり多くの動物は見られない可能性が高いですが、それでもイサベラ島では最も人気のあるポイントです。

出会える可能性がある動植物

ダーウィンフィンチ、マネシツグミ、パロサント、ガラパゴスアシカ、ベニイワガニ など…

シエラネグラ火山 / Sierra Negra Volcano

シエラネグラ火山の噴火口は約10キロ×約8キロほどのサイズで諸島では最大。世界でも二番目の大きさ。プエルトビジャミルの村から山の麓のサントトマスの村を通り、徒歩、又は馬で大体片道四時間ほどの登山になるので火口まで行く際には、火口付近でキャンプができるので、テントや寝袋などを持参して行く。景色は言うまでもなく素晴らしいが、特に雨季の晴れた日は素晴らしい景色が見られる。また道中や頂上ではシエラネグラ山固有のゾウガメが見られるので、要チェック。

出会える可能性がある動植物

ゾウガメ(山固有種)、ウミイグアナ、リクイグアナ、スカレシア、カッショクペリカン、パロサント、ガラパゴスアシカ、ベニイワガニ、ヨウガントカゲ など…

ウルビーナベイ / Urbina Bay

アルセド火山の麓に位置していることもあり、アルセド山固有種のメスのゾウガメが季節になると、卵を産みにこのビーチへ下りて来ます。また、ペンギン、コバネウ、カッショクペリカンなどもこの静かな砂浜を好んで毎年営巣の地に選んでいます。また、ウミイグアナ、リクイグアナはかなり大型のものが棲息していて、興味深いです。ガラパゴス綿(コットン)なる種の植物がこの地ではなっているが、一説によるとこの綿はインカ人がペルーから渡って来た際に持ち込んだ種だと言われています。岩場を歩くので履き慣れた靴を持参しましょう。

出会える可能性がある動植物

ゾウガメ(山固有種)、ウミイグアナ、リクイグアナ、スカレシア、カッショクペリカン、パロサント、ガラパゴスアシカ、ベニイワガニ、ヨウガントカゲ など…

プンタ・ビセンテ・ロカ / Punta Vicente Roca

ここでは静かに聳え立つ岩海岸沿いをパンガボートでクルージングします。上陸はせず、ずっとパンガボート上なので、履物は何でも良いのですが水しぶきが多少飛ぶかもしれないので、少しくらい濡れても良い服装をお薦めします。ここからは美しいエクアドル山を望むことができ、海岸の岩場には大量のカツオドリ種、ペンギン、カッショクペリカン、その他にもたくさんの海鳥の姿を見ることができます。またクルージング中に赤道線を往復します。乾季のシーズンにはクジラを見られる可能性も非常に高いです。

出会える可能性がある動植物

ウミイグアナ、ガラパゴスアシカ、アオアシカツオドリ、カッショクペリカン、ベニイワガニ、ペンギン、マスクカツオドリ、アカハシネッタイチョウ など…

プエルト・ビジャミル / Puerto Villamil

イサベラ島の南端に位置する静かで小さな町で、プエルトアヨラなどとはまた違う雰囲気です。元々は、すぐ近くのサント・トマスの村とともにライムやコーヒーのプランテーション地として生まれた小村ですが、今は大体千人ほどしか人が住んでいません。シエラネグラ登山者などのためにホテルやレストランなどもありますが、プエルトアヨラのようにたくさんはありません。町のすぐ脇にある真珠のような白浜のロングビーチは諸島でも最も美しいビーチのひとつと称され、そのすぐ裏手にある湖ではフラミンゴやウミドリには絶好の営巣地となっています。プエルトアヨラからは週二回フェリーが出ていて、バルトラ、サンクリストバルからは小型セスナが運行されているので、アクセスも便利です。

ウミイグアナの群れ
ウミイグアナの群れ
コバネウ
コバネウ

フェルナンディーナ島
Fernandina Island

ガラパゴス諸島で一番西に位置する島で、数ある諸島のなかでもガラパゴスコバネウ(飛べない鵜)とガラパゴスペンギンが手厚く保護されており、諸島内で一番数多く見ることができます。また、諸島内で一番大きな種類が生息するウミイグアナの群生する姿を見ることができる。これを求めて諸島を訪問した人も多いのではないでしょうか。ここへは3泊のクルーズでは距離的に来ることができない場所なので、4泊クルーズに乗る必要があります。また周辺の海ではクジラなどが見られることも多く、岩場にはペンギンがいるので、島の付近に来たら船の甲板に出ていと、面白いものが見られるかもしれないです。


プンタ・エスピノーサ / Punta Espinoza

ここでの見所はウミイグアナの大群でしょう。何百、何千というウミイグアナが岩場で所狭しと重なり合いながら太陽の出ている方角を向きじっとしている様子は壮観。また、羽が退化した世界で唯一の飛べない鵜種であるガラパゴスコバネウの営巣にも大注目です。東から流れてくる栄養分の多い寒流がぶち当たるこの島やイサベラ島のいわゆる諸島西部は年中通して海に関わる動物の営みがとても活発です。歩く距離は長くはありませんが、溶岩の岩場を歩く上、上陸の際も岩場にて上陸するので、滑りにくい履き慣れた靴を持参した方が良いでしょう。

出会える可能性がある動植物

ウミイグアナ(コロニー)、ガラパゴスノスリ、ダーウィンフィンチ、レッドマングローブ、ガラパゴスアシカ、ヨウガンサボテン など…

ガラパゴスペンギン
ガラパゴスペンギン
巨大ウミイグアナ
巨大ウミイグアナ

サンチャゴ島
Santiago Island

別称「ジェームズアイランド」とも言われる、この島は諸島で4番目に広い面積を有しています。60年代までここには塩の精製工場があり、港名はオーナーの名前(エクトル・エガス氏)からちなんでいます。現在は既に閉鎖されて存在しません。ここはガラパゴスノスリとガラパゴスオットセイを見るには絶好の島で、他にも動物の営みが活発です。そんな理由でプエルトエガスは諸島西部の人気のスポットになっています。しかし、近年ガラパゴスの環境にとっての天敵となる山羊(大量の草を食いつくし、鋭い爪で溶岩を傷つけることなど)が多く繁殖し、面積の広いこの島では山羊の駆逐が思うように進まない状態にあり、ハンターとのいたちごっこがなかなか終わっていないのが現状です。


プエルト・エガス / Puerto Egas

ここでは、ウェットランディングからでこぼこの溶岩の岩場を歩くことになります。特に長く歩くことはないのでサンダルでも構いませんが、心配な人は運動靴をカバンに入れて上陸することをおすすめします。ここではシュノーケリングでもジンベイザメなど多くの海中の動物が観察できます。諸島でもなかなか見られないガラパゴスノスリも多く見られます。ガラパゴスオットセイは一見すると、アシカに非常に似ているが、良く見るとかなり違うものということがわかります。違いを見分けるポイントは彼らの「耳」。ガイドの話をよく聞いてみると面白いかもしれません。ここは人間の営みがあった場所でも有りガイドから興味深い話が聞けるでしょう。

出会える可能性がある動植物

ガラパゴスオットセイ(コロニー)、ガラパゴスアシカ、ウミイグアナ、ガラパゴスノスリ、ベニイワガニ、パロサント、ウチワサボテン、ヨウガンカモメ、アメリカミヤコドリ、ガラパゴスシラガゴイ、ヨウガントカゲ など…

ガラパゴスノスリ
ガラパゴスノスリ
ガラパゴスオットセイ
ガラパゴスオットセイ

プラザ島
Plazas Islands

小さな南プラザ島は諸島内で最もリクイグアナが多く棲息する島のひとつで、数多くのリクイグアナやその進化版(ハイブリッド)のイグアナも見られます。この種は通常のリクイグアナの黒い色をしており、木に登ることができるのが特徴です。小さな島内にはサボテンがぎっしり茂り、リクイグアナの生活を支えています。彼らがサボテンをかじる姿を写真に写すのも決して難しくはないでしょう。海沿いではアシカが群れて狩りをする光景や鳥たちの営みも観察することができます。プエルトアヨラからのデイクルーズでも人気があるコースのひとつです。島内のハイクで一時間もあれば島を一周できるほどの広さしかないが、動物の営みや美しい景色は凝縮されています。ちなみに北プラザ島は自然保護のため現在上陸禁止中。あまり長い距離を歩くわけではないが多少砂利道であるのと、ランディングの際滑る可能性があるので一応運動靴があると便利でしょう。万が一サンダルでも別に問題はありません。

出会える可能性がある動植物

リクイグアナ、ガラパゴスアシカ、アカメカモメ、ウチワサボテン、ウミイグアナ、ハイブリッド種イグアナ など…

ウチワサボテン
ウチワサボテン
リクイグアナ
リクイグアナ

ヘノベサ島
Genovesa Island

ガラパゴス諸島の北のはずれに位置するこの小さな島は諸島の中心からは少し離れているために、歴史的に動物や植物の往来も少なく、諸島でも個性溢れる進化を遂げた人気の島です。何といっても海鳥をはじめとした「鳥の楽園」という名が相応しく、特に世界のバーダーたちには人気のスポットになっています。この島以外ではほとんど見られないアカアシカツオドリは必見です。マネシツグミやマスクカツオドリ、パロサントの木に営巣する鳥たちは多い。また海岸へ行けばウミイグアナも諸島で最も小さい島固有種が生息していてかわいらしいです。諸島の中では北半球に位置する数少ない島でもあります。

出会える可能性がある動植物

アカアシカツオドリ、マスクカツオドリ、アカハシネッタイチョウ、ウミイグアナ、アカメカモメ、グンカンドリ、ガラパゴスアシカ、ダーウィンフィンチ、ヨウガンサボテン など…

ダーウィン・ベイ / Darwin Bay

海底噴火後にできた溶岩カルデラによって形成されている円い岩壁に囲まれた湾がダーウィンベイです。緑に囲まれた森の中に入って行くと、ブッシュの周りでアカアシカツオドリ、グンカンドリやマスクカツオドリがコロニーで入り乱れるように営巣しているのを見ることができるます。諸島内でも最も大きいコロニーのひとつだろう。その他にもアカメカモメやネッタイチョウなどがかなり高い可能性で見られるでしょう。珊瑚に囲まれたビーチではアシカが昼寝をしています。いつでも透明かつ美しい海で泳ぐことができる。シュノーケリングでは美しい熱帯魚を見られる他、サメなどに遭遇できることもあるので、水着とシュノーケリング用具は忘れずに持ってくるように!あまり長くは歩かないので、履物はサンダルでも問題はないでしょう。

エル・バランコ / El Barranco

最初パンガボートにて岩岸沿いを走ると、グンカンドリや色鮮やかなネッタイチョウが周りに見られます。そして、急勾配の階段を昇り上陸します。(険しい岩の階段を上がるので滑り難い履き慣れた靴を)その後山の小道を進んでいくと、まずマスクカツオドリやアカアシカツオドリなど諸島でも珍しい固有種の鳥たちがパロサントの木から出迎えてくれます。彼らは木の枝にて営巣している。乾季には卵を抱えた鳥たちが見られます。ここで見られるウミイグアナは少し小型で黒味が強いのが特徴的です。鳥の楽園ヘノベサ島なら他のどの島よりも多種で色鮮やかなかわいらしい鳥たちを観察することができることでしょう。

アカアシカツオドリ
アカアシカツオドリ
グンカンドリ
グンカンドリ

バルトロメ島
Bartolome Island

噴火によって生まれた諸島ガラパゴスのルーツを辿る溶岩地形が顕著に残っているバルトロメ島。地形は美しく、スリバンベイの「ピナクルロック」の写真はガラパゴスの代名詞的な景色として、世間にも流布しています。サンタクルス島のホテルから日帰りツアーで行かれる距離とペンギンが生息する数少ない島のひとつでもあることから旅行者には人気が高い島です。サンティアゴ島もすぐ隣にあり訪れやすいです。諸島西部の玄関口とも言える場所にあります。

出会える可能性がある動植物

ガラパゴスペンギン、ヨウガントカゲ、ティキーリア、ヨウガンサボテン、レッドマングローブ、スカレシア など…

ピナクル・ロック / Pinnacle Rock

ドライランディングで上陸して、植生を眺めながら1時間弱の登りハイクで小高い丘の頂上へ出ると、そこに広がる景色はまさに絶景。スリバンベイ・ビーチと溶岩によって生まれたピナクルロック、そして緑色に輝くマングローブの森はガラパゴスでも最も美しい風景の一つといえます。カメラと歩きやすい靴は絶対に船に置き忘れてこないように注意です。 シュノーケリングのできるビーチではウェットランディング。ランディングは2パターンあるので、事前にチェック。ここではサメやペンギンが見られます。諸島の中でも、赤道に棲むガラパゴスペンギンを見られる可能性が最も高いポイントがここ。水中カメラを持ってペンギンが魚を捕食している写真も撮れるかもしれません。

ピナクル・ロック
ピナクル・ロック
ガラパゴスペンギン
ガラパゴスペンギン

サンタ・フェ島
Santa Fe Island

ここでは世界のどこにもいない島固有のリクイグアナが棲息しています。プラサ島などにいるようなイグアナ種とは色が違っていて、カラフルさはありません。サイズはあまり大きくはなく、色は灰色っぽいくすんだものから淡い青緑色をしているようなものまでいます。ハイクで島のハイランドの方まで行くのは少しばかり骨が折れますが、行く価値は十分にあるに違いないでしょう。ガラパゴス・ライス・ラット(ねずみ種)もこの島だけでしか見られないハイライト。また海中の生物の営みも盛んで、シュノーケリングやダイビングも盛んです。ここの海はエメラルドグリーンで本当に美しいです。さらに、ギネスに載ったことのある大きさの内輪サボテンがあります。 サンタクルス島プエルトアヨラにあるホテルからの日帰りダイビング、又はランドツアーでも人気のスポットになっています。

出会える可能性がある動植物

サンタフェリクイグアナ、ガラパゴスアシカ、ジャイアントサボテン、ベニイワガニ、ウチワサボテン など…

リクイグアナ
リクイグアナ
ガラパゴスアシカ
ガラパゴスアシカ

サンクリストバル島
San Cristobal Island

バルトラ島とともに本土からの航空機が発着するサンクリストバルのプエルトバケリソモレノはプエルトアヨラに次ぐガラパゴス諸島第二の都市で5000人の人口が住んでいます。1985年にはガラパゴス諸島の首都にも指定されていて、海軍の基地なども建設されました。歴史的にも19世紀には農業センターがあり、砂糖きび、牛革、ゾウガメのオイル、水産などが行われていて、早い段階から人の営みが盛んだった島です。インタープリテーションセンターのテーマは人間と自然の営み(共存)についてのパネル展示になっています。

出会える可能性がある動植物

アオアシカツオドリ、ガラパゴスアシカ、グンカンドリ、マスクカツオドリ、カッショクペリカン、ハシラサボテン、ウミイグアナ、アカメカモメ、ウチワサボテン、マングローブ類、ヨウガントカゲ など…

レオン・ドルミード / Leon Dormido

島の西側に浮かぶ岩で、垂直に向かって立つ岩山は大体海底から八百メートルもの高さを誇っています。噴火によってこのような特徴的な姿をした突起状の岩山となりました。この岩のすぐ近くまで船で近づいていくと、アオアシカツオドリやグンカンドリ、アシカなどが人懐っこく近づいてきてくれます。また、ダイビングやシュノーケリングのメッカです。眠れる獅子の意味でレオン・ドルミード(Leon Dormido)と呼ばれています。

セロ・ブルホ / Cerro Bruju

このセロブルホは美しい白浜のロングビーチで、このパウダー状の白浜の上を軽く散策していきます。アシカやカッショクペリカン、アオアシカツオドリなどが盛んに活動をしていているので出会うことができるでしょう。

ロボス島 / Lobos Island

港からすぐのところにあるロボスと呼ばれる小島はアオアシカツオドリの営巣地となっています。ロボとはスペイン語でアシカのことを意味しています。軽い散策ですぐに回れてしまうほどの広さです。

プンタ・ピット/ Punta Pitt

諸島の東端に位置するプンタピットはガラパゴスに棲息する三種のカツオドリが同時に営巣する諸島内唯一の場所。オリーブイエロー色に輝く美しい砂浜は海底噴火の影響によって形成された珍しいものです。下を見ればたくさんのアシカ、上を向けばグンカンドリやウミドリたちが飛び交っている。溶岩で起伏した地形の中を少しハイクした後に海で泳ぐことができ、エイやマンタなどに出会うことも珍しくないです。町からデイツアーで訪れることも可能です。

オチョア・ビーチ/ Ochoa Beach

空港からすぐのところに位置するこの小さなビーチでは軽い散策を行うことができます。美しい海で泳ぐことができる他、カッショクペリカンやガラパゴス固有種の海鳥たちもたくさん頭の上を飛んでいます。

ロベリア・ビーチ/ Loberia Beach

プエルトバケリーソからバスで10分ほどの所に位置するこのビーチはアシカの大規模なコロニーになっており、いつでもアシカたちが浜や岩場で昼寝をしています。産卵期には多くのアシカの赤ちゃんが見られます。引き潮の時には岩場のプールで親アシカが子に泳ぎ方や狩りの仕方をレッスンしている光景が見られます。白浜のビーチで泳いでいると、好奇心旺盛なアシカたちは人をからかいに、泳いでいるすぐ横に近寄ってきたりします。また、ここで見られるウミイグアナは諸島内では最も大型の固有種なので要チェックです。逆に小さなサイズのヨウガントカゲも島固有種の他、頭上には多くのウミドリが飛び交っています。

プエルト・バケリソ・モレノ / Puerto Baquerizo Moreno

プエルトバケリソモレノの町にて、1998年8月にスペイン政府の協力を得てオープンしたインタープリテーションセンターがある。この、インタープリテーションセンターでは、ガラパゴスにおける人類と動植物の営みについてを知る史料の展示、写真パネルとディスプレイ、オーディオによるプレゼンテーションなどが視聴できます。町にあるガラパゲーラというところではゾウガメの保護・飼育を行っており、ここを訪れるのであればプエルトアヨラへ行かずとも、ダーウィン研究所さながらの内容を楽しむことができます。そのため、プエルトアヨラへ行かないクルーズは必ずここへ来ることになります。小さな町ですが、ホテルや土産店もあります。

ティへレタス・ヒル / Tijeretas Hill

プエルトバケリーソから徒歩で30分ほどのところに位置する崖が続く海岸沿いにティへレタスの丘はあります。丘からは海や町を望む美しい景色が見られます。ここでの最大の見所はグンカンドリになります。ここでは常時オスが巣作りをしていて、豊富な数のグンカンドリを観察することができます。首の辺りに赤い袋を持ったオスもきっと見られることでしょう。

アオアシカツオドリ
アオアシカツオドリ
アカメカモメ
アカメカモメ

ラビダ島
Rabida Island

噴火による鉄分で染まった赤茶色のビーチは夕暮れの光と交わりピンク色に変わるといわれ、別名「レッド・ビーチ」と言われています。ビーチではアシカとカッショクペリカンのコロニーが必ずといっていいほど見られます。特に、乾季にペリカンが背の低いマングローブに営巣しているのがすぐ目の前に見えます。まだ色の白いヒナたちは巣の中で餌を待っています。また少しビーチから奥へ行ったところにある塩湖には美しいオオフラミンゴがいます。またここのビーチは絶好のシュノーケリングポイントで、運が良ければペンギンやウミガメと一緒に潜ったりすることができるかもしれません。また、赤いビーチで泳ぐことができるのも世界でここだけかもしれません。あまり険しい道や長い距離を歩くことはないので、履物はサンダルでも大丈夫でしょう。シュノーケリングをする人は用具を忘れずに持参すること。

出会える可能性がある動植物

ガラパゴスアシカ、カッショクペリカン、オオフラミンゴ、レッドマングローブ、パロサント、ウチワサボテン など…

ガラパゴスアシカ
ガラパゴスアシカ
レッドビーチとカッショクペリカン
レッドビーチとカッショクペリカン

エクアドルの基本情報

正式名称
エクアドル共和国 / República del Ecuado
国旗
エクアドル国旗
首都
キト
面積
28万3,560K㎡(日本の約3倍)
人口
1,764万人 (2019年)
言語
公用語はスペイン語。
宗教
ローマ・カトリック90%、他プロテスタント。
通貨
米ドル
1ドル(USD)=約134.08 円 (2022年4月現在)
時差
時差は日本-14時間。エクアドルの方が遅れています。サマータイム(夏時間)を実施していません。
電圧
120V(マルチタイプがオススメです。)
パスポート
帰国時まで有効なもの
ビザ
不要/90日以内の滞在可
国際電話
国番号593 / 国際認識番号010
電話のかけ方
  • 日本からボリビアへ : 国際電話認識番号+593+市外局番(0を取る)+電話番号
  • ボリビアから日本へ : 国際電話認識番号+81+市外局番(0を取る)+電話番号
持込制限
  • 貨幣 ●外貨・・・入国時において税関申告書に1万米ドル相当以上の現金及び小切手(日本円も含む)を所持しているか否か、所持している場合にはその金額の超過分を米ドルで記入することが必要です。
  • その他 ●海苔、椎茸、生もの等の食料品は、検疫のため数日間空港に保管されることがあります。缶詰類は豚肉の場合を除いてほとんど問題なく通関しています。但し、ハム、肉類、コーヒー、チョコレートなどは、国内産業保護のため通関が困難です。
持出制限
  • 貨幣 ●現地通貨・・・出国時には特に持ち出し額の申告制度はありません。

旅行関連情報

水道水
水道水を飲むことはできません。ミネラルウォーターを購入するようにしましょう。
食事
主食はバナナ。アンデス地方では、米やトウモロコシ。
お土産
チョコレート、パナマハット、民族衣装、サトウキビ(スペイン語でカーニャ)のお酒
プラグタイプ
Aタイプ
エクアドルでも変圧器を使用せずに繋げてしまって問題ありません。プラグ
気候と服装
ガラパゴス諸島の季節は、大きく6~11月の乾季と12~5月の雨季に分かれています。陸上観察がメインの場合は、野生動物の活動が活発になる乾季のシーズンがおすすめです。シュノーケルやダイビングなどマリンスポーツがメインの場合は、水が落ち着き視界がよくなる暖かい季節(雨季)がお勧めです。

ガラパゴス諸島の月別平均気温(℃)

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
26 26 26 26 26 25 25 26 27 27 27 27
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両替について
日本ご出国前に、米ドルをご用意ください。

レストランやカフェ、入場料、お土産などは現金があると便利です。
クレジットカードの流通性は、都市部ではアメリカや日本並みです。信頼できるホテルなどで使用する場合は
トラブルの心配は少ないです。VISA、AMEXなど米国系のカードが便利です。
チップの習慣
  • エクアドルにはチップの習慣がしっかり根付いています。サービス料が含まれていない場合は、合計金額の10~15%程度を渡しましょう。
  • レストラン:基本的にサービス料が含まれているので、チップを渡す必要はありません。
  • ポーター、ルームサービス:1ドル程度
  • ガイド:5ドル程度
  • タクシー:基本的に必要はないが、キリの良い金額を支払うとよい。
在エクアドル日本大使館
  • 住所:Avenida Amazonas N39-123 y Calle Arizaga, Edf. Amazonas Plaza, Piso 11, Quito, Ecuador
  • 電話:(593-2) 227-8700
  • FAX:(593-2) 244-9399

<注意>上記情報は、2022年12月現在のものです。事前予告無しに変更となる場合もございます。