アルジェリア北部を陸路で巡る
ムザブの谷とアルジェ&コンスタンティーヌを巡る

アルジェリア紀行9日間

(ガルダイア・アルジェ・バトナ・コンスタンティーヌ)

ALGERIA9D_003EK

渓谷の町につり橋が架かるコンスタンティーヌの美しい風景
ムザブの谷にある5つの町の中で最もにぎやかな町「ガルダイア」
海に面したローマ帝国の植民都市「ティパサ」の遺跡
アルジェのカスバと頂上にそびえるノートルダム寺院

モデルプランのおすすめ概要

アルジェのカスバをはじめ、美しき渓谷と橋の町コンスタンティーヌ、ジェミラ&ティムガッドの古代ローマ遺跡やベルベル人部族の歴史的建造物など、アルジェリアの6つの世界遺産をめぐるコースです。

ポイント
  • アルジェリアにある6つの世界遺産を訪問します。
  • ガルダイアでは、1日かけてムザブの谷を観光します。
  • アルジェから専用車で要塞都市ベニ・ハマッド、ティムガッド遺跡、コンスタンティーヌと近郊のジェミラ遺跡を巡ります。
訪問する世界遺産

アルジェのカスバ/ムザブの谷/ジェミラ/ティムガッド/ティパサ/ベニ・ハマッドの城塞

コンスタンティーヌ
コンスタンティーヌの町の往来に欠かせない美しいつり橋
COLUMN

美しき渓谷と橋の町コンスタンティーヌ

コンスタンティーヌは、アルジェリア第三の都市で、古くから天然の要塞として栄えてきました。紀元前3世紀に建国されたヌミディア王国の首都で、のちにローマ帝国に支配され植民都市となります。313年に皇帝コンスタンティヌスの名をとって、「コンスタンティーヌ」となりました。町の観光名所はルメル川の渓谷に囲まれた岩の上にある旧市街を中心にあります。中心広場の西側には展望台もあり、町全体が見下ろせます。石造りのアーチが美しいエル・カンタラ橋や長いつり橋で有名なシディ・ムシド橋などを被写体に、絵になる絶景ポイント(展望台)からの眺めをお楽しみください。

セプティミウス・セウェレスの神殿
カルタゴ人出身のローマ皇帝セプティミウス・セウェレスの神殿
COLUMN

ジェミラ遺跡

ジェミラは、アルジェの東約300km、海岸線から内陸へ40kmにある標高900mの高地に造られた古代ローマ都市です。なだらかな丘陵に沿って造られた町並みは、リビアのレプティス・マグナやサブラタと肩を並べるほどの美しさを誇ります。1世紀にローマ軍の城塞から植民都市に昇格し、2世紀には北アフリカで最も繁栄した都市となりました。のちに理由もなく都市は放棄され、7世紀に侵攻したアラブ人たちに「美しい」という意味の「ジェミラ」と名づけられました。2世紀以前の旧市街にはフォーラム(公共広場)や神殿が、3世紀以降の新市街にはバシリカや劇場、凱旋門などの遺構が現在も良好な状態で残っています。

古代ローマの退役軍人のためにつくられた避暑地「ティムガッド」
古代ローマの退役軍人のためにつくられた避暑地「ティムガッド」
COLUMN

アフリカのポンペイと称されるティムガッド遺跡

ティムガッドは、ローマ帝国のトラヤヌス帝の治世下にあった1~2世紀頃に、退役軍人のためにつくられた植民都市だといわれています。この退役軍人の避暑地は、2000m級の山々の麓、標高1000mの高原に造られました。東西南北に碁盤の目のように道路が整備され、巨大な神殿やバシリカ、円形劇場や広いフォーラム(広場)などが完備され、さながら近代的な都市型高級住宅街の様相です。やがて7世紀にはアラブ人に征服され、8世紀頃に起きた大地震により砂に埋没してしまうことになります。19世紀末にようやく発見され、良好な状態から「アフリカのポンペイ」と言われています。

アルジェのカスバ
アルジェのカスバから見た眺め
COLUMN

世界遺産のアルジェのカスバ

世界遺産の「アルジェのカスバ」は、映画『望郷』の舞台として名高い場所です。カスバとは「城壁」という意味で、町の北に位置する標高約120mの丘の斜面に広がり、迷路のように入り組んだ狭い路地、急勾配の階段や坂道、密集する家屋のテラスが謎めいた風情を漂わせています。16世紀にトルコの海賊(赤ひげ)によって築かれたこの町は、その後歴史の荒波にもまれ、数々の国の支配下、影響下に入りながらもその独自性を保ち、現在もなお16~19世紀の建物が残り、そんな中世から続く街並みは歴史的価値が高く評価されて、1992年にユネスコ世界遺産に登録されました。

ティパサの遺跡
海に面したローマ帝国の植民都市ティパサの遺跡
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ティパサの遺跡

アルジェの西70kmにある小さな港町ティパサは、紀元前7世紀にフェニキア人によって建設されら町で、ポエニ語で「市の広場」を意味します。カルタゴ時代には海上交易の港として栄え、その後ローマ帝国の植民都市となってからはさらに発展します。全長2300mの城壁に囲まれた町の中心には石畳の街路が延びており、海へと続く道の先には高級住宅街の跡が残っています。遺跡内にはキリスト教聖堂があり、それは当時のアルジェリアにおける重要なキリスト教徒移住区であったことを示します。4世紀建造のバシリカ大聖堂はアルジェリア最大の規模を誇ります。

ムザブの谷とガルダイア
ムザブの谷とガルダイア/町はモスクを中心に麓に向かって広がっています
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ムザブの谷とガルダイア

ムザブの谷の町は、11世紀初頭に権力抗争から逃れ、故郷を追われたベルベル人の一部族ムザブ族が、流浪の果てにたどり着き築いた町です。「イスラムの清教徒」とも称される彼らは、砂漠に井戸を掘り、灌漑システムを構築して緑を育み、以来、砂漠の中のオアシスとなったこの町では、厳格なイスラム教の教えに基づいた独自のライフスタイルを確立してきました。ムザブの谷は、5つの高台に築かれた要塞都市によって形成されています。その5つの町とは、ガルダイア、メリカ、ベニイスゲン、ブーヌーラ、エルアティフです。町はベージュやピンク、明るいトルコブルーなどパステルカラーに彩られた立方体の家屋が密集し、丘の頂上に建てられたモスクを中心に麓に向かって広がっています。町のデザイン性や過酷な砂漠環境の中の都市計画のすばらしさが20世紀の建築家たちに大きな影響を与えました。

日程表

区間 スケジュール
1 東京・大阪飛行機ドバイ 深夜:東京(成田)または関空発、空路にて<ドバイ乗換え>アルジェへ
※東京(羽田)発の場合は、2日目の深夜発となります。ドバイ発アルジェ着のフライトは同じです。
【機中泊】/食事:朝×昼×夕×
2 ドバイ飛行機アルジェ飛行機ガルダイア 深夜:東京(羽田)発、空路にて<ドバイ乗換え>アルジェへ
午後:アルジェ着後、アルジェ観光へ
午後:アルジェ観光
(カスバ、ノートルダム寺院)
観光後、専用車にて空港へ
夜:空路にてガルダイアへ
夜:ガルダイア着後、専用車にてホテルへ
夜:ホテルにて夕食
【ガルダイア泊】/食事:朝×昼×夕○
3 ガルダイア 終日:ムザブの谷観光
(ガルダイアの市場、メリカのシディアイサの墓、エル・アーティフのシディ・イブラヒムの墓、ベニ・イスゲン)
(観光途中にレストランにて昼食)
夜:ホテルにて夕食
【ガルダイア泊】/食事:朝○昼○夕○
4 ガルダイア飛行機アルジェ 朝:専用車にて空港へ
午前:空路にてアルジェへ
午前:アルジェ着後、アルジェ郊外観光へ
午前~午後:アルジェ郊外観光
(ティパサ遺跡、シェルシェルの町、マウレタニア王家の墓)
【アルジェ泊】/食事:朝○昼○夕×
5 アルジェ車ベニ・ハマッド車バトナ 午前:専用車にてベニ・ハマッドへ
午後:ベニ・ハマッド観光
観光後、専用車にてバトナへ
【バトナ泊】/食事:朝○昼○夕×
6 バトナ車ティムガッド車コンスタンティーヌ 午前:専用車にてコンスタンティーヌへ
途中、ティムガッド遺跡観光
(デクマヌス&カルド、トラヤヌスの凱旋門、神殿、半円形劇場)
夕刻:コンスタンティーヌ観光
(シディ・ムシド橋)
【コンスタンティーヌ泊】/食事:朝○昼○夕×
7 コンスタンティーヌ車ジェミラ車アルジェ 午前:専用車にてアルジェへ
途中、ジェミラ遺跡観光
(カラカラの凱旋門、セプティミウス・セウェルスの神殿、◎博物館)
【アルジェ泊】/食事:朝○昼○夕×
8 アルジェ飛行機ドバイ 午前:フリータイム
(アルジェの町散策をお楽しみください)
その後、専用車にて空港へ
午後:アルジェ発、空路にてドバイへ
夜:ドバイ着後、ご自身でお乗換え
【機中泊】/食事:朝○昼×夕×
9 ドバイ飛行機東京・大阪 【成田行、または関空行の場合】
深夜:ドバイ発、空路にて帰国の途へ
夜:成田または関空着
【羽田行の場合】
午前:ドバイ発、空路にて帰国の途へ
夜:羽田着
日程表の見方
◎:入場観光、○:下車観光
時間帯の目安
交通手段アイコン
飛行機:飛行機/ 車:車/ バス:バス
船:船/ボート:ボート/ 列車:列車

参考料金

1名様で参加 2名様で参加
ベーシック時期 お問い合わせ お問い合わせ
  • 上記の参考料金はモデルプラン通りの日程をもとに算出したお一人様あたりの旅行代金の目安額です。
  • 参考料金には燃油サーチャージや空港諸税は含まれておりません(別途かかります)。
  • 利用予定航空会社以外をご指定の場合、またはエコノミークラス以外をご指定の場合は追加代金により適用可能です。
  • その他、訪問地の変更、日程の延長、ホテル指定など、お客様のご要望に合わせた日程づくりが可能です。

実施内容

利用予定航空会社 エミレーツ航空
利用予定ホテル 下記または同等クラス
■ガルダイア:ガルダイア・ベルベデーレ
■アルジェ:エル・アウラッシ
■バトナ:エル・ハヤット
■コンスタンティーヌ:イビス・コンスタンティーヌ
食事 朝食6回、昼食5回、夕食2回
参加人数 1名様
添乗員 同行しません。

注意事項

査証(ビザ)について アルジェリアは査証が必要です。詳細はお問い合わせください。
アルジェリア旅程における注意事項
  • 車両とガイドについて:
    専用車を利用して、英語ガイドまたは英語ドライバーガイドがご案内します。
航空座席の予約手配に関する注意事項
  • フライトスケジュールの変更やお見積り時の旅行代金で利用する航空座席の予約クラスが満席の場合、追加代金がかかるお座席をご提案する場合がございます。
  • 各地の国内線は、ご予約と同時に即発券となり、発券後のキャンセルはできません。そのため、予約のタイミングを見計らって手配を進めますが、残席数が少なくなった場合は、即時発券させていただきます。その場合は通常の取消規定とは別にご案内する所定の取消料が適用されますのでご注意ください。
その他注意事項
  • 燃油サーチャージ、空港諸税、現地ガイドへのチップ等は旅行代金に含まれておりません。
  • ご利用いただく区間によっては、お預け手荷物費用が無料ではなく有料(現地払い)となる場合がございます。
  • 日程表上の国内線の時刻は、予告なしに変更となる場合がございますので目安としてご参照ください。
  • 乗り継ぎ地での搭乗手続きは、お客様自身で行っていただきます。