ムザブの谷とアルジェ&ペトラと死海・砂漠のベドウィン風キャンプを満喫

アルジェリア&ヨルダン周遊
9日間

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ムザブの谷にある5つの町の中で最もにぎやかな町「ガルダイア」
海に面したローマ帝国の植民都市「ティパサ」の遺跡
アルジェのカスバと頂上にそびえるノートルダム寺院
ペトラ遺跡/エルハズネ(宝物殿)
ペトラ遺跡/エド・ディル(修道院)
死海リゾート
ワディラム/壮大な赤い砂漠と奇岩
死海/湖岸には塩の結晶が堆積している
マダバ/聖ジョージ教会にある「古代パレスチナ」のモザイク地図
ネボ山/モーセ終焉の地

モデルプランのおすすめ概要

アルジェのカスバをはじめ、カルタゴ&ローマの古代遺跡やベルベル人部族の歴史的建造物など、アルジェリアの3つの世界遺産とヨルダンの3大観光地(ペトラ遺跡・ワディラム砂漠・死海リゾート)をめぐるコースです。

ポイント
  • アルジェリアにある3つの世界遺産を訪問します。
  • アルジェでは、カスバとノートルダム寺院、郊外のティパサ遺跡等を観光します。
  • ガルダイアでは、2連泊し、約1日かけてムザブの谷を観光します。
  • ペトラ遺跡では、通常の遺跡観光のほか、最深部のエド・ディル(修道院)も見学できます。
  • 岩砂漠のワディラムでは、4WD車で砂漠ドライブ観光とベドウィン風のキャンプでの宿泊を体験します。
  • 死海リゾートでは、宿泊して午後は時間を気にせずにゆっくりと死海浮遊体験をお楽しみください。
  • モーセゆかりの地ネボ山と古代パレスチナのモザイク地図がある聖ジョージ教会を訪問します。
訪問する世界遺産

アルジェのカスバ/ムザブの谷/ティパサ/ペトラ遺跡/ワディラム保護区

アルジェのカスバ
アルジェのカスバから見た眺め
COLUMN

世界遺産のアルジェのカスバ

世界遺産の「アルジェのカスバ」は、映画『望郷』の舞台として名高い場所です。カスバとは「城壁」という意味で、町の北に位置する標高約120mの丘の斜面に広がり、迷路のように入り組んだ狭い路地、急勾配の階段や坂道、密集する家屋のテラスが謎めいた風情を漂わせています。16世紀にトルコの海賊(赤ひげ)によって築かれたこの町は、その後歴史の荒波にもまれ、数々の国の支配下、影響下に入りながらもその独自性を保ち、現在もなお16~19世紀の建物が残り、そんな中世から続く街並みは歴史的価値が高く評価されて、1992年にユネスコ世界遺産に登録されました。

ティパサの遺跡
海に面したローマ帝国の植民都市ティパサの遺跡
COLUMN

ティパサの遺跡

アルジェの西70kmにある小さな港町ティパサは、紀元前7世紀にフェニキア人によって建設されら町で、ポエニ語で「市の広場」を意味します。カルタゴ時代には海上交易の港として栄え、その後ローマ帝国の植民都市となってからはさらに発展します。全長2300mの城壁に囲まれた町の中心には石畳の街路が延びており、海へと続く道の先には高級住宅街の跡が残っています。遺跡内にはキリスト教聖堂があり、それは当時のアルジェリアにおける重要なキリスト教徒移住区であったことを示します。4世紀建造のバシリカ大聖堂はアルジェリア最大の規模を誇ります。

ムザブの谷とガルダイア
ムザブの谷とガルダイア/町はモスクを中心に麓に向かって広がっています
COLUMN

ムザブの谷とガルダイア

ムザブの谷の町は、11世紀初頭に権力抗争から逃れ、故郷を追われたベルベル人の一部族ムザブ族が、流浪の果てにたどり着き築いた町です。「イスラムの清教徒」とも称される彼らは、砂漠に井戸を掘り、灌漑システムを構築して緑を育み、以来、砂漠の中のオアシスとなったこの町では、厳格なイスラム教の教えに基づいた独自のライフスタイルを確立してきました。ムザブの谷は、5つの高台に築かれた要塞都市によって形成されています。その5つの町とは、ガルダイア、メリカ、ベニイスゲン、ブーヌーラ、エルアティフです。町はベージュやピンク、明るいトルコブルーなどパステルカラーに彩られた立方体の家屋が密集し、丘の頂上に建てられたモスクを中心に麓に向かって広がっています。町のデザイン性や過酷な砂漠環境の中の都市計画のすばらしさが20世紀の建築家たちに大きな影響を与えました。

ペトラ遺跡/ナバテア人が造った最高傑作「エル・ハズネ」
ペトラ遺跡/入口からエル・ハズネへと続く、約1.2kmの狭い峡谷の道
COLUMN

ナバテア人とペトラ遺跡

ナバテア人は、優れた交易民族であり、エジプト、ローマ帝国、ギリシャ、インド、中国などと広範な交易を通じて香辛料から絹織物、宝石類、食料品などあらゆるものを取引しました。彼らは交易路の要所に都市や拠点を建設し、キャラバン隊を組織して貿易活動を展開しました。特にナバテア人が築いたペトラは、その代表的な都市です。彼らは水源やオアシスを見つけると、そこに都市を建設しました。ペトラでは、巧妙な水利システムの痕跡が今も残っており、灌漑技術を駆使して農業を発展させる一方、水源の確保によって交易の中継地として栄えました。また、ナバテア人は芸術や建築の分野でも優れた才能を発揮しました。ペトラをはじめとするナバテアの都市には、美しい彫刻や装飾が施された建造物が数多く残されています。彼らの建築様式は、ギリシャやローマなどの外部の影響を受けながらも独自の特徴を持ち、その精巧さと美しさは見る者を魅了します。

岩砂漠のワディラム/ベドウィン族が運営管理する世界遺産の保護区
岩砂漠のワディラム/四輪駆動車で疾走しながら砂漠や奇岩の風景を満喫
COLUMN

岩砂漠ワディラムとベドウィン族のつながり

ワディラムは単なる岩砂漠ではなく、世界遺産に登録されている保護区です。この壮大な地域には、砂漠の風景や岩山、砂丘、奇岩など、自然の美しさに溢れていると同時に、岩に刻まれた古代の彫刻やペトログリフなど、古代人の文化的遺産も数多く残っています。また、ワディラムは映画のロケ地としても有名で、『アラビアのロレンス』をはじめ、マットデイモン主演の火星を舞台にした『オデッセイ』などもここで撮影されました。ワディラム地域全体は、ベドウィン族が運営管理しており、観光ガイドやベドウィン風のキャンプ泊の手配など、様々な観光業活動に関わっています。彼らは伝統的な生活様式や文化を守りながら、ワディラム地域の環境保全や持続可能な観光の推進に積極的に取り組んでおり、訪れる人々にワディラムの自然と文化を適切に理解・尊重するよう啓発しています。

マダバの聖ジョージ教会にある古代パレスチナのモザイク地図
ネボ山/モーセが見たカナンの地
COLUMN

マダバとネボ山

ネボ山は、旧約聖書の出エジプト記に登場するモーセ終焉の地として知られています。モーセは兄アーロンやヨシュアと共に、約300万人のイスラエル民族(ヘブライ人)を率いて約束の地カナン(現在のパレスチナ)を目指しましたが、残念なことにネボ山で息を引き取りました。ネボ山には、4世紀後半にモーセの死を記念して建てられた教会であるモーセ記念聖堂があります。モザイクで装飾された床下からは、天然の岩をくり抜いた6基の墓が発見されています。これらはモーセの墓とされており、信仰上の重要な聖地として崇拝されています。また、ネボ山の頂上付近には、モーセの「青銅の蛇」を象徴する十字架のモニュメントも存在します。これは人気の撮影スポットであり、訪れる人々にとって魅力的な目的地の一つとなっています。

日程表

区間 スケジュール
1 東京・大阪飛行機ドバイ 深夜:東京(成田)または関空発、空路にて<ドバイ乗換え>アルジェへ
※東京(羽田)発の場合は、2日目の深夜発となります。ドバイ発アルジェ着のフライトは同じです。
【機中泊】/食事:朝×昼×夕×
2 ドバイ飛行機アルジェ飛行機ガルダイア 深夜:東京(羽田)発、空路にて<ドバイ乗換え>アルジェへ
午後:アルジェ着後、アルジェ観光へ
午後:アルジェ観光
(カスバ、ノートルダム寺院)
観光後、専用車にて空港へ
夜:空路にてガルダイアへ
夜:ガルダイア着後、専用車にてホテルへ
夜:ホテルにて夕食
【ガルダイア泊】/食事:朝×昼×夕○
3 ガルダイア 終日:ムザブの谷観光
(ガルダイアの市場、メリカのシディアイサの墓、エル・アーティフのシディ・イブラヒムの墓、ベニ・イスゲン)
(観光途中にレストランにて昼食)
夜:ホテルにて夕食
【ガルダイア泊】/食事:朝○昼○夕○
4 ガルダイア飛行機アルジェ 朝:専用車にて空港へ
午前:空路にてアルジェへ
午前:アルジェ着後、アルジェ郊外観光へ
午前~午後:アルジェ郊外観光
(ティパサ遺跡、シェルシェルの町、マウレタニア王家の墓)
【アルジェ泊】/食事:朝○昼○夕×
5 アルジェ飛行機アンマン 午前:フリータイム
(アルジェの町散策をお楽しみください)
その後、専用車にて空港へ
午後:アルジェ発、空路にてアンマンへ
夜:アンマン着後、専用車にてホテルへ
【アンマン泊】/食事:朝○昼×夕×
6 アンマン車マダバ・ネボ山車死海 午前:専用車にて死海へ
途中、マダバとネボ山観光(ガイドは同行しません)
(古代パレスチナ地図が描かれたマダバの◎聖ジョージ教会と、モーセ終焉の地○ネボ山)
標高800mのネボ山からはモーセが見た「約束の地カナン」の眺望をお楽しみください。
午後:ホテル着後、フリータイム
水着に着替えて死海での浮遊体験をお楽しみください。
地球上で最も低い海抜マイナス400mに位置する死海の塩分濃度はおよそ30%もあり、どんなカナヅチの方でも水面に浮いてしまいます。
夜:ホテルにて夕食
【死海泊】/食事:朝○昼×夕○
7 死海車ペトラ車ワディラム 朝:専用車にてペトラへ
午前:ペトラ遺跡観光
(○エル・ハズネ(宝物殿)、○ローマ円形劇場、○宮殿の墓、○翼を持ったライオンの寺院、○柱廊通り)
※遺跡入口からシーク入口までを馬に乗って移動する場合は、別途3ドル(USD)のチップが必要です。
午後:遺跡の中のレストランにて昼食
昼食後はペトラ遺跡内を自由観光(ガイドは同行しません)
(○ライオン・トリクリニウム(ライオンの墓)と○エド・ディル(修道院)など)
夕刻:専用車にて岩砂漠のワディラムへ
夜:キャンプにて夕食
砂漠のテント泊

***今宵は岩陰に作ったベドウィン風のキャンプにご宿泊***
満天の星空を眺めながらお寛ぎください。

【ワディラムキャンプ泊】/食事:朝○昼○夕○
8 ワディラム車アンマン飛行機ドバイ 午前:ワディラム観光
4WD(混載車)に乗り換え、映画『アラビアのロレンス』の舞台、岩山に囲まれた雄大な褐色の大地を疾走します(約2時間)
観光後、専用車にてアンマンの空港へ
夜:アンマン発、空路にてドバイへ
夜:ドバイ着後、ご自身でお乗換え
【機中泊】/食事:朝○昼×夕×
9 ドバイ飛行機東京・大阪 【成田行、または関空行の場合】
深夜:ドバイ発、空路にて帰国の途へ
夜:成田または関空着
【羽田行の場合】
午前:ドバイ発、空路にて帰国の途へ
夜:羽田着
日程表の見方
◎:入場観光、○:下車観光
時間帯の目安
交通手段アイコン
飛行機:飛行機/ 車:車/ バス:バス
船:船/ボート:ボート/ 列車:列車

参考料金

2名様で参加 1名様で参加
ベーシック時期 お問い合わせ お問い合わせ
  • 上記の参考料金はモデルプラン通りの日程をもとに算出したお一人様あたりの旅行代金の目安額です。
  • 参考料金には燃油サーチャージや空港諸税は含まれておりません(別途かかります)。
  • 利用予定航空会社以外をご指定の場合、またはエコノミークラス以外をご指定の場合は追加代金により適用可能です。
  • その他、訪問地の変更、日程の延長、ホテル指定など、お客様のご要望に合わせた日程づくりが可能です。

実施内容

利用予定航空会社 エミレーツ航空
利用予定ホテル 下記または同等クラス
■アルジェ:AZホテル・コウバ、エル・アウラッシ
■ガルダイア:ガルダイア・ベルベデーレ
■アンマン:アルカサール・メトロポール
■死海:デッド・シー・スパ
■ワディラム:キャプテンキャンプ・ワディラム
食事 朝食6回、昼食3回、夕食4回
参加人数 1名様
添乗員 同行しません。

注意事項

査証(ビザ)について アルジェリアは査証が必要です。詳細はお問い合わせください。
ヨルダンは査証が必要です。現地空港にて取得可能(無料)です。
アルジェリア旅程における注意事項
  • 車両とガイドについて:
    専用車を利用して、英語ガイドまたは英語ドライバーガイドがご案内します。
ヨルダン旅程における注意事項
  • 車両とガイドについて:
    専用車を利用して英語のドライバーガイドがご案内します。但し、ペトラ遺跡観光は、現地ガイドとは別の「遺跡観光の専任ガイド」がご案内します(昼食を取るまでの観光です)。昼食後の観光(エドディルなど)はお客様ご自身で行なっていただきます。なお現地ガイドは遺跡の入り口で待機しております。またワディラム観光は、岩砂漠を走るため4WD(四輪駆動車)の混載車に乗り換えて行います。
  • ペトラ遺跡入口からシーク入口までの道のり(約 800m)を馬に乗って移動する場合は、管理人に別途3ドル(USD)のチップが必要となります。
  • マダバとネボ山観光は、入場券付きの自由観光です。現地ガイドは各入口までご案内して入場券をお客様にお渡しします。ガイドは入場せず、お客様のみで自由に見学していただきます。
航空座席の予約手配に関する注意事項
  • フライトスケジュールの変更やお見積り時の旅行代金で利用する航空座席の予約クラスが満席の場合、追加代金がかかるお座席をご提案する場合がございます。
  • 各地の国内線は、ご予約と同時に即発券となり、発券後のキャンセルはできません。そのため、予約のタイミングを見計らって手配を進めますが、残席数が少なくなった場合は、即時発券させていただきます。その場合は通常の取消規定とは別にご案内する所定の取消料が適用されますのでご注意ください。
その他注意事項
  • 燃油サーチャージ、空港諸税、現地ガイドへのチップ等は旅行代金に含まれておりません。
  • ご利用いただく区間によっては、お預け手荷物費用が無料ではなく有料(現地払い)となる場合がございます。
  • 日程表上の国内線の時刻は、予告なしに変更となる場合がございますので目安としてご参照ください。
  • 乗り継ぎ地での搭乗手続きは、お客様自身で行っていただきます。