ムザブの谷とアルジェ&東西文明の十字路を巡る

アルジェリア&トルコ周遊
9日間

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ムザブの谷にある5つの町の中で最もにぎやかな町「ガルダイア」
海に面したローマ帝国の植民都市「ティパサ」の遺跡
アルジェのカスバと頂上にそびえるノートルダム寺院
カッパドキアの風景/気球からカッパドキアの奇岩群を見下ろす
カッパドキアの風景/気球からカッパドキアの奇岩群を見下ろす
カッパドキアの風景/ピジョンバレー(鳩の谷)
カッパドキアの風景/ローズバレー
カッパドキアの風景/パシャバー
カッパドキアの風景/ギョレメ野外博物館
カッパドキアの風景/地下都市

モデルプランのおすすめ概要

カルタゴ&ローマの古代遺跡やベルベル人部族の歴史的建造物が残るアルジェリアと、東西文明の十字路トルコをめぐる2カ国周遊紀行です。

ポイント
  • アルジェでは、カスバとノートルダム寺院、郊外のティパサ遺跡等を観光します。
  • ガルダイアでは、2連泊し、約1日かけてムザブの谷を観光します。
  • イスタンブールとカッパドキアの観光は専用車利用の日本語ガイドによるプライベート観光です。
  • イスタンブール観光では、代表的な見どころ以外に、内部が美しいイズニックタイルで埋め尽くされたリュステムパシャジャーミイとエジプシャンバザールを訪問します。
  • カッパドキア観光のウチヒサール城では、外観だけではなく、城塞の中を上り、カッパドキアで最も高い場所に位置するウチヒサール城の頂上から絶景をご覧いただけます。また、地下都市の観光では、カイマクル地下都市ではなく、より深く観光が可能なデリンクユ地下都市を訪問します。
訪問する世界遺産

アルジェのカスバ/ムザブの谷/ティパサ/イスタンブールの歴史地区/ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群

アルジェのカスバ
アルジェのカスバから見た眺め
COLUMN

世界遺産のアルジェのカスバ

世界遺産の「アルジェのカスバ」は、映画『望郷』の舞台として名高い場所です。カスバとは「城壁」という意味で、町の北に位置する標高約120mの丘の斜面に広がり、迷路のように入り組んだ狭い路地、急勾配の階段や坂道、密集する家屋のテラスが謎めいた風情を漂わせています。16世紀にトルコの海賊(赤ひげ)によって築かれたこの町は、その後歴史の荒波にもまれ、数々の国の支配下、影響下に入りながらもその独自性を保ち、現在もなお16~19世紀の建物が残り、そんな中世から続く街並みは歴史的価値が高く評価されて、1992年にユネスコ世界遺産に登録されました。

ティパサの遺跡
海に面したローマ帝国の植民都市ティパサの遺跡
COLUMN

ティパサの遺跡

アルジェの西70kmにある小さな港町ティパサは、紀元前7世紀にフェニキア人によって建設されら町で、ポエニ語で「市の広場」を意味します。カルタゴ時代には海上交易の港として栄え、その後ローマ帝国の植民都市となってからはさらに発展します。全長2300mの城壁に囲まれた町の中心には石畳の街路が延びており、海へと続く道の先には高級住宅街の跡が残っています。遺跡内にはキリスト教聖堂があり、それは当時のアルジェリアにおける重要なキリスト教徒移住区であったことを示します。4世紀建造のバシリカ大聖堂はアルジェリア最大の規模を誇ります。

ムザブの谷とガルダイア
ムザブの谷とガルダイア/町はモスクを中心に麓に向かって広がっています
COLUMN

ムザブの谷とガルダイア

ムザブの谷の町は、11世紀初頭に権力抗争から逃れ、故郷を追われたベルベル人の一部族ムザブ族が、流浪の果てにたどり着き築いた町です。「イスラムの清教徒」とも称される彼らは、砂漠に井戸を掘り、灌漑システムを構築して緑を育み、以来、砂漠の中のオアシスとなったこの町では、厳格なイスラム教の教えに基づいた独自のライフスタイルを確立してきました。ムザブの谷は、5つの高台に築かれた要塞都市によって形成されています。その5つの町とは、ガルダイア、メリカ、ベニイスゲン、ブーヌーラ、エルアティフです。町はベージュやピンク、明るいトルコブルーなどパステルカラーに彩られた立方体の家屋が密集し、丘の頂上に建てられたモスクを中心に麓に向かって広がっています。町のデザイン性や過酷な砂漠環境の中の都市計画のすばらしさが20世紀の建築家たちに大きな影響を与えました。

ウチヒサール城
カッパドキアのシンボル「ウチヒサール城」
カッパドキアの地下都市
カッパドキアの地下都市の様子
COLUMN

カッパドキアと地下都市

カッパドキアは、長い年月をかけて火山灰が堆積した台地で、風化によってできた奇岩が広がる驚くべき風景の町です。この奇妙な光景は地上だけでなく、地下にも広がっています。それが地下空間、つまり地下都市です。1963年、住民たちによって偶然発見され、その後本格的な調査が行われ、次々と新たな発見があり、現在も発掘調査が続いています。特に有名なのが「カイマクール」と「デリンクユ」です。地下都市には何本もの見事な換気シャフトがあり、耐荷重構造で何層にもなっており、人々が長期間にわたって住むことができるように工夫された素晴らしい構造です。歴史学者によれば、ヒッタイト人が紀元前15世紀~12世紀にこの地下空間を建造したとする説が有力で、その後、紀元前6世紀にはゾロアスター教徒が、7世紀以降にはビザンツ帝国のキリスト教徒がイスラム勢力による迫害を逃れて利用していたと考えられています。未発見の地下都市を含めると総勢10万人とも20万人とも推測される収容人数を可能とする、巨大地下都市網の全容解明が期待されます。

日程表

区間 スケジュール
1 東京飛行機イスタンブール 深夜:東京(羽田)発、空路にて<イスタンブール乗換え>アルジェへ
【機中泊】/食事:朝×昼×夕×
2 イスタンブール飛行機アルジェ飛行機ガルダイア 午前:アルジェ着後、アルジェ観光へ
午前~午後:アルジェ観光
(カスバ、ノートルダム寺院)
観光後、専用車にて空港へ
夜:空路にてガルダイアへ
夜:ガルダイア着後、専用車にてホテルへ
夜:ホテルにて夕食
【ガルダイア泊】/食事:朝×昼×夕○
3 ガルダイア 終日:ムザブの谷観光
(ガルダイアの市場、メリカのシディアイサの墓、エル・アーティフのシディ・イブラヒムの墓、ベニ・イスゲン)
(観光途中にレストランにて昼食)
夜:ホテルにて夕食
【ガルダイア泊】/食事:朝○昼○夕○
4 ガルダイア飛行機アルジェ 朝:専用車にて空港へ
午前:空路にてアルジェへ
午前:アルジェ着後、専用車にてアルジェ郊外観光へ
午前~午後:アルジェ郊外観光
(ティパサ遺跡、シェルシェルの町、マウレタニア王家の墓)
【アルジェ泊】/食事:朝○昼○夕×
5 アルジェ飛行機イスタンブール 午前~午後:フリータイム
(アルジェの町散策をお楽しみください)
午後:専用車にて空港へ
夜:アルジェ発、空路にてイスタンブールへ
夜:イスタンブール着後、専用車にてホテルへ
【イスタンブール泊】/食事:朝○昼×夕×
6 イスタンブール 終日:イスタンブール観光
(◎スルタンアフメットジャーミィ(ブルーモスク)、〇アヤソフィア、◎トプカプ宮殿(★ハーレム殿含む)、〇グランドバザール、○ヒポドロム、内部が美しいイズニックタイルで埋め尽くされた◎リュステムパシャジャーミイ、色鮮やかな香辛料の店が並ぶ○エジプシャンバザール)
【イスタンブール泊】/食事:朝○昼○夕×
7 イスタンブール飛行機カイセリ車カッパドキア 午前:出発時間までフリータイム
午前:専用車にて空港へ
午後:イスタンブール発、空路にてカイセリへ
午後:カイセリ着後、専用車にてカッパドキア観光へ
午後:カッパドキア観光
(◎デリンクユ地下都市)
夜:ホテルにて夕食
【カッパドキア泊】/食事:朝○昼×夕○
8 カッパドキア車ネヴシェヒル、またはカイセリ飛行機イスタンブール
オプショナルツアー

早朝のカッパドキア気球観光

終日:カッパドキア観光
(◎ギョレメ野外博物館、○ギョレメパノラマ、カッパドキアで最も高い場所から絶景が楽しめる◎ウチヒサール城(城塞の中を上ります)、○ピジョンバレー、◎パシャバー、○ローズバレー)
観光後、専用車にてネヴシェヒル、またはカイセリの空港へ
(移動途中にレストランにて夕食)
夜:ネヴシェヒル、またはカイセリ発、空路にてイスタンブールへ
深夜:イスタンブール着後、ご自身でお乗換え
【機中泊】/食事:朝○昼○夕○
9 イスタンブール飛行機東京 深夜:イスタンブール発、空路にて帰国の途へ
夜:羽田着
日程表の見方
◎:入場観光、○:下車観光
時間帯の目安
交通手段アイコン
飛行機:飛行機/ 車:車/ バス:バス
船:船/ボート:ボート/ 列車:列車

参考料金

1名様で参加 2名様で参加
ベーシック時期 お問い合わせ お問い合わせ
  • 上記の参考料金はモデルプラン通りの日程をもとに算出したお一人様あたりの旅行代金の目安額です。
  • 参考料金には燃油サーチャージや空港諸税は含まれておりません(別途かかります)。
  • 利用予定航空会社以外をご指定の場合、またはエコノミークラス以外をご指定の場合は追加代金により適用可能です。
  • その他、訪問地の変更、日程の延長、ホテル指定など、お客様のご要望に合わせた日程づくりが可能です。

実施内容

利用予定航空会社 ターキッシュエアラインズ
利用予定ホテル 下記または同等クラス
■ガルダイア:ガルダイア・ベルベデーレ
■アルジェ:AZホテル・コウバ、エル・アウラッシ
■イスタンブール:グランドハリッチ
■カッパドキア:シグネチャーガーデン
食事 朝食6回、昼食4回、夕食4回
参加人数 1名様
添乗員 同行しません。

注意事項

査証(ビザ)について アルジェリアは査証が必要です。詳細はお問い合わせください。
トルコは査証不要です。
アルジェリア旅程における注意事項
  • 車両とガイドについて:
    専用車を利用して、英語ガイドまたは英語ドライバーガイドがご案内します。
トルコ旅程における注意事項
  • 車両とガイドについて:
    専用車を利用して観光は日本語ガイドがご案内します。空港送迎はドライバーまたは日本語アシスタントがご案内します。
  • トプカプ宮殿は火曜日が休館の為、該当する場合は訪問しませんので予めご了承ください。
  • グランドバザールは日曜日が休みの為、該当する場合は代わりにイスティクラル通りを訪問します。
  • ローズバレーの夕日観賞は、天候の関係でご覧いただけない場合がございますので予めご了承下さい。
  • トルコ観光の入場及び下車観光は、上記の曜日以外にも、現地事情により急遽観光が出来ない場合もございますので予めご了承下さい。
航空座席の予約手配に関する注意事項
  • フライトスケジュールの変更やお見積り時の旅行代金で利用する航空座席の予約クラスが満席の場合、追加代金がかかるお座席をご提案する場合がございます。
  • 各地の国内線は、ご予約と同時に即発券となり、発券後のキャンセルはできません。そのため、予約のタイミングを見計らって手配を進めますが、残席数が少なくなった場合は、即時発券させていただきます。その場合は通常の取消規定とは別にご案内する所定の取消料が適用されますのでご注意ください。
その他注意事項
  • 燃油サーチャージ、空港諸税、現地ガイドへのチップ等は旅行代金に含まれておりません。
  • ご利用いただく区間によっては、お預け手荷物費用が無料ではなく有料(現地払い)となる場合がございます。
  • 日程表上の国内線の時刻は、予告なしに変更となる場合がございますので目安としてご参照ください。
  • 乗り継ぎ地での搭乗手続きは、お客様自身で行っていただきます。