地中海の真珠アレクサンドリアと
デンデラ・アビドスを訪問する
ネフェルタリ王妃の墓&7つのピラミッドを巡る

エジプト紀行10日間

EGYPT10D_053EK

アレクサンドリア/カイトベイ要塞
アレクサンドリア/ポンペイの柱は高さ27m、周囲は8mもある巨大な柱です
アレクサンドリア/SNS映えするスタンリー橋
デンデラ/ハトホル神殿の正面
デンデラ/ハトホル神殿の美しい石柱と天井壁画
アビドス/セティ1世葬祭殿の正面
アビドス/セティ1世葬祭殿の美しいレリーフ
エドフ/ホルス神殿の高さ36mの巨大な塔門
エドフ/ホルス神殿の至聖所の中の聖なる船
エドフ/ホルス神殿の観光客に人気のハヤブサの神ホルス像
ギザ/カフラー王のピラミッドとスフィンクス
メンフィス博物館/ラムセス2世の巨像
サッカラ/ジェセル王の階段ピラミッド
ルクソール西岸/ハトシェプスト女王葬祭殿
ルクソール東岸/カルナック神殿
ルクソール東岸/ルクソール神殿・大列柱室
アブシンベル/ラムセス2世の大神殿
アスワン/フィラエ島のイシス神殿

モデルプランのおすすめ概要

古王国時代のピラミッドから新王国時代の神殿、王家の谷まで、古代エジプト文明の観光地を余すところなく巡るコースです。本日程はアレクサンドリアに1泊する、アレクサンドリア満喫プランです。

ポイント
  • エジプト滞在中の観光は、日本語ガイドがご案内します。
  • アレクサンドリア観光では、SNS映えするスタンリー橋の訪問(車窓観光)、新しくなったグレコローマン博物館の見学、新アレクサンドリア図書館内の考古学博物館見学も行います。
  • クレオパトラのレリーフが残るデンデラの「ハトホル神殿」と色鮮やかな壁画が見事なアビドスの「セティ1世の葬祭殿」を訪問します。
  • ルクソールの王妃の谷では、1日150人限定の「ネフェルタリ王妃の墓」に入場します。※注:ネフェルタリ王妃の墓が修復期間中の場合は、セティ1世の王墓へご案内します。
  • アブシンベルではアブシンベルのホテルに宿泊し、翌朝はアブシンベル神殿観光の際に、神殿前の日の出観賞もお楽しみいただけるチャンスがあります。
  • アスワンからルクソールの移動途中には、クルーズコース以外では通常訪問しないエドフの「ホルス神殿」を訪問します。
  • ギザ郊外の観光では、メンフィス・サッカラ・ダハシュールを訪問します。
  • サッカラでは、「ジェセル王の階段ピラミッド」と「ウナス王のピラミッド」はともに入場して内部見学します。
訪問する世界遺産

カイロ歴史地区/古代都市テーベとその墓地遺跡/アブシンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群/メンフィスとその墓地遺跡-ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯

新アレクサンドリア図書館
COLUMN

新アレクサンドリア図書館

かつてのアレクサンドリア図書館は、古代ギリシャ世界の学者たちが集まり、世界各地から集められた膨大な知識や書物が保管されていた、まさに「知の拠点」でした。しかし、歴史上幾度かの火災により、ほとんどの貴重な蔵書が焼失してしまいました。現代になり、この伝説的な図書館を復興させる動きが進み、2002年に新たなアレクサンドリア図書館が建設されました。この近代的な図書館は、世界でも珍しい「図書館内にある博物館」を併設しています。本日程では、図書館の見学と共に、館内にある考古学博物館の見学も行います。

グレコ・ローマン博物館
COLUMN

新しくなったグレコ・ローマン博物館

グレコ・ローマン博物館は、1859年に建設された由緒ある博物館です。正面のアーチには「MOYXEION」(ムセイオン=博物館)と刻まれています。展示品には、アレクサンドリアの海中から発見された遺物をはじめ、クレオパトラの頭像、古代ギリシャの彫像、ローマ皇帝の胸像、石棺、ミイラ、初期キリスト教の工芸品などがあり、収蔵品は約4万点に及びます。古代エジプトにおけるギリシャ・ローマ時代の歴史を紐解く貴重な遺物が数多く展示されており、多くの人々に親しまれています。2005年から改修工事のため長期閉館していましたが、2023年10月に新たに再開されました。

セティ1世葬祭殿には現在も色鮮やかな美しい壁画(レリーフ)が残っています
巨大な石柱が見事なオシレイオン/オシリス神の祭祀神殿跡
セティ1世葬祭殿/ペリコプターにみえるヒエログリフ
COLUMN

アビドスのセティ1世葬祭殿の魅力とは

葬祭殿の奥にある至聖所には、3300年前の美しく彩色された壁画が今でも残っており、オシリス神の墓所とされる「オシレイオン」へと続く通路の壁には、第1王朝からセティ1世までの歴代王名が刻まれた『アビドス王名表』が保存されています。オシレイオンの柱には、「フラワー・オブ・ライフ」と呼ばれる、円を重ねた幾何学模様が描かれており、これは生命のサイクルを象徴するとされています。また、葬祭殿の梁の壁面上部には、ヘリコプター、戦車、飛行機、潜水艦のような近代的な兵器を思わせるレリーフが刻まれています。学会では、これらのレリーフは壁面の劣化による偶然の産物であり、「王名の重ね書き」説が支持されていますが、それだけでは説明できない謎めいたレリーフでもあります。

ハトホル神殿の地下の狭い通路に描かれた謎のレリーフ「デンデラの電球」
クレオパトラ7世のレリーフと息子カエサリオンのレリーフ
ハトホル神殿の美しい石柱と天井壁画
COLUMN

デンデラのハトホル神殿にオーパーツ!?

クレオパトラのレリーフで有名なハトホル神殿には、その時代には存在するはずのない遺物(いわゆる「オーパーツ」)を描いた壁画があると言われています。地下の狭い通路の壁にひっそりと刻まれたそのレリーフは、大きな電球のような物体を支え、周囲を照らしているかのように見える構図で、現代の電気照明装置(アークランプ)にも似ています。紀元前1世紀頃に彫られたとされ、このレリーフを「古代の照明電球」と主張する学者も存在します。また、地下室が煤(すす)で汚れていないことから、火を使わず電灯の光を用いた証拠ではないかとも考えられています。真偽は定かではありませんが、非常に興味深く、一見の価値があるレリーフです。

スネフェル王の屈折ピラミッド(ダハシュール)
スネフェル王の赤のピラミッド(ダハシュール)
スネフェル王の崩れピラミッド(メイドゥーム)
COLUMN

クフ王の父スネフェル王の3つのピラミッド

クフ王の父であるスネフェル王は、生前に少なくとも3つのピラミッドを建設しました。それらは、赤のピラミッド、屈折ピラミッド、そしてメイドゥームにある崩れたピラミッド(真正ピラミッド)です。このピラミッドは、スネフェル王の父であるフニ王が建設を開始し、スネフェル王が引き継いだとされています。一般的にピラミッドは「ファラオの墓」と考えられていますが、スネフェル王がなぜ3つものピラミッドを建設したのかについては、まだ議論が続いています。また、クフ王の大ピラミッドの玄室にある石棺は、内部寸法がミイラを収めるには小さすぎるとの指摘もあります。これに基づき、エジプト考古学者の吉村作治氏は「クフ王の大ピラミッドは王の墓ではない」という説を唱えています。ピラミッドの真の目的は一体何なのでしょうか?今後の新発見が期待されます。

ギザの3大ピラミッドとオリオン座の3つ星の位置を比較(左端はテオティワカン遺跡)
COLUMN

ギザの3大ピラミッドとオリオンミステリー

衛星写真で比較すると、ギザの3大ピラミッドはオリオン座の三つ星と同じ配置にあり、さらにナイル川を天の川に見立てると、オリオン座の三つ星と天の川の関係を地上に再現したかのように見えます。これを「オリオンミステリー」と呼ぶ説があります。ロバート・ボーヴァルとエイドリアン・ギルバートが提唱したこの説では、オリオン座の三つ星(アルニタク、アルニラム、ミンタカ)の配置とピラミッドの位置が類似しているだけでなく、最も小さいメンカウラー王のピラミッドとオリオン座のアルニタクがともに小さく、他の二つの星より少しずれた配置にある点も忠実に再現されているとされています。古代エジプト人の宗教的思想や来世信仰がピラミッド建造に大きな影響を与えたとされますが、ピラミッドには別の意味や目的があったのかもしれません。さらに、遠く離れたメキシコのテオティワカン遺跡の三つのピラミッドも同様の配置をしている点は非常に興味深いものです。

日程表

区間 スケジュール
1 東京・大阪飛行機ドバイ 深夜:東京(成田)または関空発、空路にて<ドバイ乗換え>カイロへ
※東京(羽田)発の場合は、2日目の深夜発となります。ドバイ発カイロ着のフライトは同じです。
【機中泊】/食事:朝×昼×夕×
2 ドバイ飛行機カイロ 深夜:東京(羽田)発、空路にて<ドバイ乗換え>カイロへ
午前:カイロ着後、現地係員がお出迎えし、空港出口にて日本語ガイドと合流して観光へ
午後:カイロ市内観光
(◎エジプト考古学博物館、◎ムハンマド・アリ・モスク、○ハン・ハリーリ(市場))
観光後、ホテルへ
オプショナルツアー

ギザの音と光のショー

ナイル川ディナークルーズ

【カイロ泊】/食事:朝×昼×夕×
3 カイロ車アレクサンドリア 午前:専用車にてアレクサンドリアへ
着後、スタンリー橋を訪問(車窓観光)
昼:レストランにて昼食
午後:アレクサンドリア観光
(◎新アレクサンドリア図書館と◎館内附属の考古学博物館、◎カイトベイ要塞、○スーク(魚市場))
※注意:アレクサンドリア図書館は金曜休日
観光後、ホテルへ
【アレクサンドリア泊】/食事:朝○昼○夕×
4 アレクサンドリア車カイロ 終日:アレクサンドリア観光
(◎ポンペイの柱、◎カタコンベ、◎ローマ円形劇場、◎グレコローマン博物館)
(途中、レストランにて昼食)
観光後、専用車にてカイロへ
夜:カイロ着
【カイロ泊】/食事:朝○昼○夕×
5 カイロ飛行機アスワン車アブシンベル 早朝:専用車にて空港へ
(朝食はホテル、またはボックス朝食)
朝:カイロ発、空路にてアスワンへ
午前:アスワン観光
(◎イシス神殿、◎未完成のオベリスク、ファルーカ(帆掛け船)にてナイル川遊覧)
観光後、専用車にてアブシンベルへ
オプショナルツアー

アブシンベル神殿の音と光のショー

【アブシンベル泊】/食事:朝○昼○夕×
6 アブシンベル車アスワン車ルクソール 早朝~朝:アブシンベル神殿観光
(◎ラムセス2世の大神殿、○王妃ネフェルタリの小神殿)
※天候に恵まれれば、朝日を浴びたアブシンベル神殿をご覧いただけます。
観光後、ホテルにて朝食
午前:専用車にてアスワンを経由して、ルクソールへ
途中、エドフ観光(◎ホルス神殿)
(昼食はレストラン、またはボックス昼食)
オプショナルツアー

カルナック神殿の音と光のショー

【ルクソール泊】/食事:朝○昼○夕×
7 ルクソール 午前:ルクソール西岸観光
(◎王妃の谷(※)、○メムノンの巨像、◎ハトシェプスト女王葬祭殿、◎王家の谷(※))
※王妃の谷では、ネフェルタリ王妃の墓に入場します。
※王家の谷では、ツタンカーメン王墓とラムセス6世の墓、その他の王墓にも入場します。
午後:ルクソール東岸観光
(◎カルナック神殿、◎ルクソール神殿)
【ルクソール泊】/食事:朝○昼○夕×
8 ルクソール車デンデラ・アビドス車ルクソール飛行機カイロ 終日:デンデラ観光とアビドス観光
(◎ハトホル神殿(デンデラ)、◎セティ1世葬祭殿とラムセス2世神殿とオシレイオン(アビドス))
※オシレイオンはオシリス神の祭祀神殿跡ともいわれます。なお、水に浸った神殿内部の見学はできません。
(昼食はボックスランチ)
観光後、専用車にて空港へ
夕刻~夜:ルクソール発、空路にてカイロへ
夜:カイロ着後、専用車にてホテルへ
【カイロ泊】/食事:朝○昼○夕×
9 カイロ飛行機ドバイ 午前:メンフィス・サッカラ・ダハシュール観光
メンフィスでは、◎メンフィス博物館(アラバスター製のスフィンクスとラムセス2世の巨像)、サッカラでは、◎ジェセル王の階段ピラミッド(内部見学)と◎ウナス王のピラミッド(内部見学)、ダハシュールでは、○スネフェル王の赤のピラミッドと○屈折ピラミッド
※ジェセル王の階段ピラミッド見学では入場観光もします。
午後:ギザ観光
(○3大ピラミッドと大スフィンクス、○河岸神殿、3つのピラミッドがよく見えるビューポイントへご案内)
※クフ王のピラミッドの内部見学をします。
観光後、専用車にて空港へ
夜:カイロ発 空路にてドバイへ
深夜:ドバイ着後、ご自身でお乗換え
【機中泊】/食事:朝○昼○夕×
10 ドバイ飛行機東京・大阪 【成田行、または関空行の場合】
深夜:ドバイ発、空路にて帰国の途へ
夜:成田または関空着
【羽田行の場合】
午前:ドバイ発、空路にて帰国の途へ
夜:羽田着
日程表の見方
◎:入場観光、○:下車観光
時間帯の目安
交通手段アイコン
飛行機:飛行機/ 車:車/ バス:バス
船:船/ボート:ボート/ 列車:列車

参考料金

2名様で参加 1名様で参加
ベーシック時期 お問い合わせ お問い合わせ
  • 上記の参考料金はモデルプラン通りの日程をもとに算出したお一人様あたりの旅行代金の目安額です。
  • 参考料金には燃油サーチャージや空港諸税は含まれておりません(別途かかります)。
  • 利用予定航空会社以外をご指定の場合、またはエコノミークラス以外をご指定の場合は追加代金により適用可能です。
  • その他、訪問地の変更、日程の延長、ホテル指定など、お客様のご要望に合わせた日程づくりが可能です。

実施内容

利用予定航空会社 エミレーツ航空
利用予定ホテル 下記または同等クラス
■カイロ:バルセロ・カイロ・ピラミッズ
■アレクサンドリア:プラザホテル・アレクサンドリア
■アブシンベル:セティ・アブシンベル
■ルクソール:アラカン・イータブ・ルクソール
食事 朝食7回、昼食7回、夕食0回
参加人数 1名様
添乗員 同行しません。

注意事項

査証(ビザ)について エジプトは査証が必要です。現地空港にて取得可能(有料)です。
エジプト旅程における注意事項
  • ガイドについて:
    エジプト滞在中の観光はを日本語ガイド、送迎は英語アシスタントがご案内します。
  • 専用車利用について:
    日程上に専用車の記載があるところは、原則お客様だけのプライベートカーをご用意します。
    但し、繁忙期でガイドや車の手配がプライベート対応できない場合は、弊社取扱いの別のお客様と混乗していただく場合がございますので予めご了承ください。その場合の旅行代金の減額等はございません。
  • 王家の谷の観光について:
    王(ファラオ)のお墓は時間が許される限り、ツタンカーメン王墓、ラムセス6世の墓とは別に他3箇所を目標に訪問します(確約ではありません)。なお、ツタンカーメン王墓、ラムセス6世の墓等は、現地の諸事情により突然入場できなくなることもございます。その場合は他の王墓に振替えさせていただきますので予めご了承ください。※注:ガイドはお墓の中へは同行しません。
  • ラムセスデーとアブシンベルの宿泊について:
    アブシンベル神殿には、年に2回(2月22日と10月22日)、大神殿の一番奥にある至聖所に朝日が差し込む奇跡が見られる「ラムセスデー」と呼ばれる日があります。アブシンベルの宿泊がラムセスデーに該当する場合は別途追加代金が必要となります。上記の旅行代金とは別にご案内しますので予めご了承ください。
航空座席の予約手配に関する注意事項
  • フライトスケジュールの変更やお見積り時の旅行代金で利用する航空座席の予約クラスが満席の場合、追加代金がかかるお座席をご提案する場合がございます。
  • 各地の国内線は、ご予約と同時に即発券となり、発券後のキャンセルはできません。そのため、予約のタイミングを見計らって手配を進めますが、残席数が少なくなった場合は、即時発券させていただきます。その場合は通常の取消規定とは別にご案内する所定の取消料が適用されますのでご注意ください。
その他注意事項
  • 燃油サーチャージ、空港諸税、現地ガイドへのチップ等は旅行代金に含まれておりません。
  • ご利用いただく区間によっては、お預け手荷物費用が無料ではなく有料(現地払い)となる場合がございます。
  • 日程表上の国内線の時刻は、予告なしに変更となる場合がございますので目安としてご参照ください。
  • 乗り継ぎ地での搭乗手続きは、お客様自身で行っていただきます。