西方砂漠
エジプトは国土の90%を砂漠が占めています。この砂漠地帯は、主にナイル川の西側に位置する西方砂漠、東側に広がる東方砂漠、そしてシナイ半島に広がるシナイ砂漠に区別できます。この中でも、最も乾燥し、降水量が世界でも最も少ない地域が西方砂漠(リビア砂漠)です。時には20年以上も雨が降らないこともある、そんな西方砂漠には、4つのオアシスがあります。それが、バハレイヤ・オアシス、ファラフラ・オアシス、ダフラ・オアシス、ハルガ・オアシスです。特に有名なバハレイヤ近郊は、玄武岩の小さな三角形の黒い山が続く黒砂漠や、水晶の岩が広がるクリスタル・マウンテンや、変化に富んだ白い奇岩が点在する白砂漠などがあります。