スワネティ地方とウシュグリ村
ジョージア北西部のスワネティ地方には、多くの小さな村が広がっています。これらの村には9世紀から12世紀に建てられた石の塔があり、まるで絵本から抜け出したかのような美しい景色が広がっています。ここに住む住民の多くは、スワン民族と呼ばれる少数民族で、これらの塔はスワン文化の象徴とされています。かつては監視塔や要塞の役割を果たしていたのです。特に、世界遺産に登録されているウシュグリ村へのアクセスは、メスティアを起点として車で約2時間かかります。ただし、雪が降る季節では半年間、メスティアとの道路が閉鎖されることがよくあります。ウシュグリ村には美しいフレスコ画で知られるラマリア教会があり、スワン人はグルジア王国の最盛期を築いたと信じられる女王、タマル女王の埋葬地として崇敬しています。