トドスサントス・クチュマタンとは?
マム族が暮らすトドスサントス・クチュマタンは、グアテマラ最後の桃源郷とも呼ばれています。「クチュマタン」とはマム族のことば(マム語)で山脈を意味し、言葉通り山奥の秘境にある静かな村ですが、市が開かれる土曜日には大変活気のある町に一変します。今なお大人から子供まで昔ながらの民族衣装を着る伝統文化を守っており、特に男性の民族衣装が特徴的です。大きな刺繍襟の付いたストライプシャツに赤のストライプパンツをはき、青い手編みのバッグを肩にかけ、頭には青ひもベルトが付いた帽子(ソンブレロ)を被ります。また年に1回乗馬レースの祭りがあり、激しく疾走する姿はまるで西部劇に出てくるカウボーイのようにも見えるのがなんとも不思議です。