ルンビニ
ルンビニ(Lumbini)は、ネパール南部のルンビニ県にある仏教の聖地で、仏陀の生誕地として知られています。紀元前5世紀に仏陀が生まれたとされるこの地は、仏教徒にとって重要な巡礼地であり、1985年にはユネスコの世界遺産に登録されています。ルンビニの中心には、マヤ・デヴィ寺院があり、仏陀の母マヤ・デヴィが仏陀を出産したと伝えられる場所に建てられています。寺院の内部には、仏陀の生誕を記念する石の基壇があり、その周囲には古代の遺物が展示されています。ルンビニには、アショーカ王の石柱も存在します。この石柱は紀元前3世紀にアショーカ王によって建立され、仏教の聖地としてのルンビニの重要性を示す碑文が刻まれています。