マハーバリプラム大寺院群
マハーバリプラム大寺院群の見所は「海岸寺院エリア」と「遺跡公園エリア」に分かれます。7世紀初頭にパッラヴァ朝のマーマッラ王(ナラシンハヴァルマン1世)によって建設が推進され、貿易港であったマハーバリプラムの海岸と岩山に数多くの寺院や彫刻を残しました。「5つのラタ(石彫寺院)」はこの寺院群内にある5つの異なる様式の石彫り寺院で、それぞれが異なる時代や地域の建築様式を反映しています。最も目立つのは「クリシュナのバターボール」で、巨大な一枚岩の丘の上に絶妙なバランスで止まっている直径7mほどの巨大な岩です。丸い岩ではなく、なぜか上部がスパッと切られています。岩壁彫刻の「アルジュナの苦行」は、世界最大のレリーフ(浮彫)として知られており、アルジュナがガンジス川の神聖な水を得るために行ったとされる祈りを描いています。