トワイフェルフォンテインとサン族
トワイフェルフォンテイン(Twyfelfontein)は、ナミビアのクネネ州に残る2000点以上の岩石線画群からなる遺跡で、2007年にナミビアでは初となるユネスコの世界遺産に登録されました。アフリカ最古の民族は「ブッシュマン」です。身長は155cm位の小柄で、黒い縮れ毛、黄褐色の肌を持ち日本人と似ていますが、モンゴロイドではありません。ブッシュマンは研究者の間では、サン族と呼ばれています。元々ブッシュマンは、南部アフリカの全土に分布していましたが、白人などによるアパルトヘイトの迫害を受け、現在はカラハリ砂漠付近で暮らしています。また、伝統的な生活を今もしている民族でもあり、映画になったこともあります。このブッシュマンたちが描いた壁画が南部アフリカには数多く残っており、主にドラケンスバーグを中心にレソトやボツワナ、ナミビアのトワイフェルフォンテインにあります。