ソンチェ渓谷
ソンチェ渓谷(Sonche Canyon)は、チャチャポヤス郊外のワンカス村から車で約30分ほどのところにあり、豊かな緑と壮大な地形が楽しめます。深く切り込んだ峡谷や絶壁、滝、そして豊かな植生が広がり、特に渓谷の深さと峡谷の迫力はすばらしく、その景観は訪れる人々を圧倒します。渓谷内には美しい川が流れており、清流が周囲の緑と調和して幻想的な風景を作り出しています。ソンチェ渓谷周辺には、古代の遺跡や洞窟も点在しており、考古学的な興味を持つ人々にも魅力的な場所です。
チャンチャン遺跡地帯
ソンチェ渓谷(Sonche Canyon)は、チャチャポヤス郊外のワンカス村から車で約30分ほどのところにあり、豊かな緑と壮大な地形が楽しめます。深く切り込んだ峡谷や絶壁、滝、そして豊かな植生が広がり、特に渓谷の深さと峡谷の迫力はすばらしく、その景観は訪れる人々を圧倒します。渓谷内には美しい川が流れており、清流が周囲の緑と調和して幻想的な風景を作り出しています。ソンチェ渓谷周辺には、古代の遺跡や洞窟も点在しており、考古学的な興味を持つ人々にも魅力的な場所です。
カラヒアの石棺(Sarcophagi of Carajía)は、「ペルーのモアイ」の異名をとる、非常にユニークな人型石棺です。石棺は、急峻な崖の中腹にあり、かつ地上(細い道路脇)から約24mの高所にあるため、一見小さく見えますが、実際は高さ2.5mもある巨大なものです。6基横並びの人型石棺のうち、2体の頭部には頭蓋骨が置かれていますので、その大きさがよくわかります。石棺の中には綿布にくるまれたミイラのほか様々な副葬品が納められており、プレインカ時代の死者を弔う独特の形態を今に伝えています。
クエラップ遺跡(Kuélap)は、紀元800年頃に栄えたチャチャポヤ族の王国の城砦跡で、標高3000mの山の頂に高さ20mを超える石の城壁に囲まれた要塞さながらの巨大な天空都市です。建造に使用された石材の量はエジプトのクフ王のピラミッドのおよそ3倍ともいわれています。別名「北のマチュピチュ」と称され、マチュピチュ遺跡よりも数百年古い建造物であるにも関わらず、その優れた建造技術は目を見張るものがあります。
空中墳墓を目指していざトレッキング。山道の入り口からは巨大な断崖絶壁の岩山が横一線に張り出している様子が見えます。デコボコの登り道をガイドの説明を受けながらゆっくりと歩きます。やがて右手側に広大な台地と岩山が重なる大パノラマ風景が目の前に広がります。太古からの地層がむき出しになったダイナミックな岩山に見とれながらさらに歩くといよいよ断崖に張り付いたかのようなレバッシュの「家屋型の廟(お墓)」が見えてきます。プレインカ時代の埋葬習慣を伝える地域固有の「家屋型の廟」は盗賊によって破壊されないように険しい断崖に何箇所にも点在していることがわかります。
2000年にオープンした博物館の最も注目すべき展示物は、奇妙な姿で布に包まれた218体のミイラです。これらのミイラは、レイメバンバ郊外に位置するコンドルの湖(Laguna de los Condores)の崖の洞窟から発見されました。発見されたミイラはすべてひじと膝を折り曲げながら何かを叫んでいるような驚愕の姿で、布に包まれてコンパクトに保存されていました。特に驚くべきは、これらのミイラがすべて金髪の白い肌をもつ身長180cmの巨体を持つ人々であったという報告です。
これらのミイラは約1000年前のものであり、コロンブスの新大陸発見(1492年)よりも500年以上前に、白人種による独自の文化がここチャチャポヤス一帯で繁栄していたことを示す重要な証拠として注目を集めています。
カハマルカは、インカ帝国最後の皇帝アタワルパが、スペイン人征服者フランシスコ・ピサロに捕らえられ、最後は処刑されたインカ終焉の地でもあります。そのアタワルパが当時、湯治に利用していたという温泉が「プルトゥマルカ」で、現在の呼び名は「バーニョス・デル・インカ(インカの温泉)」です。町の中心にはアルマス広場があり、広場に面してカテドラル、サンフランシスコ修道院が建ち、その向かいにかの有名なクアルト・デ・レスカテがあります。「身代金の部屋」といわれ、アタワルパがスペイン軍のピサロに部屋一杯の金銀を用意する代わりに自由の身を命乞いしたとされる幽閉場所です。
カハマルカ近郊には、崖山に掘られた300を超えるプレイインカ時代の横穴式の墓地跡「オトゥスコ遺跡」や、標高3500mにある「石の森」と呼ばれる、巨大な石柱が林立する不思議な景観の「クンベ・マヨ」などがあります。クンベマヨとはケチュア語で「精密な川(水路)」という意味で、紀元前1000年頃の建造といわれる「完璧な人工水路」や「線刻画(岩絵)」などが残っており、この「精密な水路」があることからその名が付いたといわれています。水路はカハマルカの地下を通って海岸線まで続いているともいわれ、遠い昔に高度な文明がこの地で花開いた証なのかもしれません。
チャンチャン遺跡は、9世紀から15世紀にかけて栄えたチムー王国の首都であり、モチェ文化の後継者として繁栄しました。当時のアンデス地域最大の都市であったチャンチャンは、複数の広大な城塞から成り、道路や壁が緻密に配置され、独特の都市計画が施されていました。しかし、スペインの征服による激動の時期を経験し、チムー王国は衰退しました。スペイン征服者による略奪や破壊が一部の遺跡に影響を与えましたが、それでも多くの建造物が比較的良好な状態で残っています。この重要な文化遺産は、1986年にユネスコ世界遺産に登録されました。
太陽と月のワカは、モチェ川と小高いセロブランコ(白い丘)の麓の間の広大な地域に残るモチェ王国の遺跡です。太陽のワカは、基底部が345m X 160m、高さ30mもあった要塞とされており、月のワカは宗教儀礼が行われた場所と言われています。2つのワカの間には町があり、政治・経済・宗教のエリートが暮らしていたと考えられています。太陽のワカは、スペイン人によって破壊されたため、外観のみの見学となりますが、月のワカは入場観光でき、当時の色を残した数多くの美しいレリーフが見られます。
エル・ブルホ遺跡は、トルヒーヨから北約60km、チカマ渓谷のそばにあるモチェ時代(文化)の遺跡です。遺跡にはワカと呼ばれるピラミッドが3つあり、ピラミッド内部には祭司や戦士、生け贄にされた兵士たちをリアルに描いた壁画があり、見応え十分です。ペルー最初の女性統治者セニョリータ・カオのミイラをはじめ、モチェ文化の発掘品を展示したカオ博物館が敷地内にあります。
トゥクメ遺跡は、紀元700年から1100年頃に形成された、モチェ文化の遺跡です。約26の巨大なピラミッドと塚が点在し、集落や建物が見つかっていないため、祭祀や宗教的な目的で使用されたと考えられています。中心部には高さ約33mの巨大ピラミッドがあり、遺跡全体のシンボルとなっています。シカン文化(750~1375年)、チムー王国(900~1470年)、インカ帝国(1438~1533年)の各時代において、宗教儀式を司る上でとても重要な場所であったと考えられており、聖地巡礼の地とされたカワチ遺跡やパチャカマック遺跡を凌駕する可能性を秘めた遺跡です。
レイメバンバからカハマルカへは、アンデスの美しい風景が楽しめるルートを走ります。
区間 | スケジュール | |
---|---|---|
1 | 東京ヒューストンリマ | 夕刻:成田発、空路にて<ヒューストン乗換え>リマへ 深夜:リマ着後、日本語係員がお出迎えし、空港近くのホテルへ(徒歩圏内) (ホテル着後に、日本語係員が翌日からのご旅行日程に関してのご説明をおこないます) |
【リマ空港近郊泊】/食事:朝×昼×夕× | ||
2 | リマハエンチャチャポヤス | 朝:ご自身で空港へ(徒歩圏内) 午前:リマ08:00発、空路にてハエンへ 午前:ハエン09:35着後、専用車にてチャチャポヤスへ(英語ガイド/約3~4時間) 午後:着後、簡単なチャチャポヤス市内観光(車窓観光)をしながらホテルへ 午後:着後、ホテルにて昼食 昼食後はフリータイム (ホテル周辺の散策などお楽しみください) 夜:ホテルにて夕食 |
【チャチャポヤス泊】/食事:朝○昼○夕○ | ||
3 | チャチャポヤス | 終日:チャチャポヤス郊外観光(英語ガイド) 朝:専用車にてワンカス村郊外にあるソンチェ渓谷へ 午前:ソンチェ渓谷観光(約1時間) グランドキャニオンを思わせる迫力満点の絶景を、展望台と展望台下のビューポイントの両方からお楽しみください。 観光後、専用車にてルーヤ村を経由してカラヒア遺跡の入り口の村へ 着後、下車して徒歩で畑道と山道をハイキングしながら遺跡へ 午後:カラヒアの石棺遺跡観光(約1時間) カラヒアの人型石棺(空中墳墓)は急峻な崖の中腹にあります。細い道路(地上)から約24mの高所にあり、6基横並びの人型石棺は実際は高さ2.5mもある巨大なもので、中には綿布にくるまれたミイラのほか様々な副葬品が納められています。 観光後、徒歩で同じ道を戻り、入り口の村から専用車にてチャチャポヤスへ (昼食はレストラン、またはボックスランチ) 夕刻~夜:チャチャポヤスのホテル着 夜:ホテルにて夕食 |
【チャチャポヤス泊】/食事:朝○昼○夕○ | ||
4 | チャチャポヤスクエラップレイメバンバ | 終日:チャチャポヤス郊外観光(英語ガイド) 朝:専用車にてクエラップ要塞の麓の村ヌエボ・ティンゴへ 着後、ロープウェイに乗ってクエラップ要塞の入り口(標高約3000m)まで上がり、その後、遺跡までは壮大な景色を堪能しながらのミニトレッキングとなります。(徒歩約20分) 午前:クエラップ遺跡観光(約2時間) 東西にひとつずつ作られた石壁の狭い入り口を通って住居跡などがある遺跡内部を見学します。AD800年頃に栄えたチャチャポヤ族の王国(チャチャポヤス文明)の城砦跡で、標高3000mの山頂に高さ20mを超える石の城壁に囲まれた、要塞さながらの巨大な天空都市です。 午後:同じルートで麓の村に戻り、専用車にてレイメバンバへ (昼食はレストラン、またはボックスランチ) 夕刻~夜:レイメバンバのホテル着 夜:ホテルにて夕食 |
【レイメバンバ泊】/食事:朝○昼○夕○ | ||
5 | レイメバンバレバッシュレイメバンバ | 終日:チャチャポヤス郊外観光(英語ガイド) 午前:レイメバンバ博物館見学(約1時間) 古代アンデス文明の歴史や遺物を展示しています。最大の目玉は、体を折り曲げて布で包まれている奇妙な218体のミイラです。厳重保管されたミイラはガラス窓越しから見学します。 見学後、専用車にてレバッシュ遺跡へ (昼食はレストラン、またはボックスランチ) 午後:レバッシュ遺跡観光&トレッキング(約3時間) プレインカ時代のレバッシュ遺跡(空中墳墓)をめざしてトレッキングを開始します。山道の入り口からは巨大な断崖絶壁の岩山が横一線に張り出している様子が見えます。デコボコの登り道をガイドの説明を受けながらゆっくりと歩きます。やがて右手側に広大な台地と岩山が重なる大パノラマ風景が目の前に広がります。太古からの地層がむき出しになったダイナミックな岩山に見とれながらさらに歩くといよいよ断崖に張り付いたかのようなレバッシュの「家屋型の廟(お墓)」が見えてきます。プレインカ時代の埋葬習慣を伝える地域固有の「家屋型の廟」は盗賊によって破壊されないように険しい断崖に何箇所にも点在していることがわかります。 ※体力に自信のない方は馬に乗ることをお勧めします(事前予約要) 観光後、専用車にてチャチャポヤスへ 夜:ホテルにて夕食 |
【レイメバンバ泊】/食事:朝○昼○夕○ | ||
6 | レイメバンバカハマルカ | 朝:専用車にてカハマルカへ(英語ガイド/約10時間) アンデス景勝ルートを走りながら
アンデスの美しい風景が途中途中に現れ、車窓からの壮大な景色をお楽しみください。名湯の町カハマルカへ (昼食はボックスランチ) 夜:カハマルカのホテル着 夜:ホテルにて夕食 |
【カハマルカ泊】/食事:朝○昼○夕○ | ||
7 | カハマルカ | 終日:カハマルカ観光(英語ガイド) (◎オトゥスコ、◎クンベ・マヨ、◎クアルト・デ・レスカテ) (途中、レストランにて昼食) カハマルカ観光の見所
●オトゥスコは、AD800年~1000年頃のプレインカ時代の古代人の墓地跡(横穴式)ともいわれています。火山岩でできた崖の斜面におよそ300以上の四角い穴=壁龕(へきがん)が施されており、「オトゥスコの窓(Ventanillas de Otuzco)」と呼ばれています。●クンベ・マヨは、標高3500mの高地にある巨大な奇岩が乱立し「石の森」とも呼ばれる自然が作り出した美しい景観で有名です。一方、完璧な人工水路や線刻画(岩絵)などが残っており、この「精密な水路」があることからその名が付いたといわれています。● クアルト・デ・レスカテ(=身代金の部屋)は、アルマス広場のそば、サンフランシスコ教会の目の前にあり、インカ帝国最後の皇帝アタワルパがスペイン軍のピサロに部屋一杯の金銀を用意する代わりに自由の身を命乞いしたとされる幽閉場所です。 |
【カハマルカ泊】/食事:朝○昼○夕× | ||
8 | カハマルカリマトルヒーヨ | 出発時間までフリータイム (カハマルカ滞在をお楽しみください) 午前~午後:専用車にて空港へ 午前~夕刻:カハマルカ発、空路にて<リマ乗換え>トルヒーヨへ 午前~夜:トルヒーヨ着後、専用車にてホテルへ(英語係員) 午後~夜:トルヒーヨのホテル着 |
【トルヒーヨ泊】/食事:朝○昼×夕× | ||
9 | トルヒーヨ | 終日:トルヒーヨ観光(英語ガイド) (◎太陽のワカと月のワカ、◎チャンチャン遺跡、○ワンチャコ海岸、◎エルブルホ遺跡) 昼食はワンチャコ海岸でペルーの代表的な料理「セビッチェ」をご賞味ください。 |
【トルヒーヨ泊】/食事:朝○昼○夕× | ||
10 | トルヒーヨチクラヨ | 朝:専用車にてバス停へ(英語係員) 午前:トルヒーヨ08:00頃発、バスにてチクラヨへ(約3時間半) ※バスには英語係員は同行しません。 午前:チクラヨ11:30頃着後、現地係員がお出迎えしホテルへ (チェックインは午後からとなります) 午後:シカン博物館見学(英語ガイド) ※「シカン博物館」は月曜が休館です。 |
【チクラヨ泊】/食事:朝○昼×夕× | ||
11 | チクラヨリマ | 終日:チクラヨ観光(英語ガイド) (◎シパン遺跡&ワカラハダ博物館、◎トゥクメ遺跡、◎シパン王墓博物館) ※「シパン王墓博物館」は月曜が休館です。 (途中、レストランにて昼食) 観光後、専用車にて空港へ 夜:チクラヨ発、空路にてリマへ 夜:リマ着後、ご自身でお乗換え 深夜:リマ発、空路にて<アメリカ乗換え>帰国の途へ |
【機中泊】/食事:朝○昼○夕× | ||
12 | リマアメリカ |
深夜:リマ発、空路にて<アメリカ乗換え>帰国の途へ |
【機中泊】/食事:朝×昼×夕× | ||
13 | 東京 | 午後:東京(羽田・成田)着 |
2名様で参加 | 1名様で参加 | |
---|---|---|
ベーシック時期 | お問い合わせ | お問い合わせ |
利用予定航空会社 | ユナイテッド航空 |
---|---|
利用予定ホテル | 下記または同等クラス ■リマ(空港近郊):コスタデルソル・ウィンダム・リマエアポート ■チャチャポヤス:カサ・アシエンダ・アチャマキ ■レイメバンバ:ラ・カソーナ・デ・レイメバンバ ■カハマルカ:ウィンダム・コスタデルソル・カハマルカ ■トルヒーヨ:ロス・コンキスタドーレス ■チクラヨ:カサ・アンディーナ・チクラヨ |
食事 | 朝食10回、昼食8回、夕食5回 |
参加人数 | 1名様 |
添乗員 | 同行しません。 |
査証(ビザ)について | ペルーは査証不要です。ただし、アメリカ渡航認証(ESTA)の登録が必要です。 |
---|---|
ペルー旅程における注意事項 |
|
航空座席の予約手配に関する注意事項 |
|
その他注意事項 |
|