ワスカラン国立公園
ペルーの最高峰、ワスカラン山(標高6,768m)に近接する「ワスカラン国立公園」は、氷河を冠した壮大な山々とエメラルドグリーンの湖水に包まれ、まさに「ペルーのスイス」と称される場所です。公園内のヤンガヌコ谷には、エメラルドグリーンの2つの湖があります。北にはオルコンコチャ湖(男の湖)、南にはチナンコチャ湖(女の湖)があり、これらの氷河湖はワスカラン国立公園の象徴として広く知られています。
※ワラス⇒トルヒーヨ⇒チクラヨは、バスを利用します。
※セロ・セチン遺跡は訪問しません。
ワスカラン国立公園/チャビン(考古遺跡)/チャンチャン遺跡地帯
ペルーの最高峰、ワスカラン山(標高6,768m)に近接する「ワスカラン国立公園」は、氷河を冠した壮大な山々とエメラルドグリーンの湖水に包まれ、まさに「ペルーのスイス」と称される場所です。公園内のヤンガヌコ谷には、エメラルドグリーンの2つの湖があります。北にはオルコンコチャ湖(男の湖)、南にはチナンコチャ湖(女の湖)があり、これらの氷河湖はワスカラン国立公園の象徴として広く知られています。
1970年5月31日、M7.8のアンカッシュ地震が発生し、ワスカランの北峰が氷河と共に大崩落しました。15,000,000m3の土砂と雪が標高3000mの高さから時速300kmで村々を襲撃し、死者・行方不明者はこの地域全体で約7万人に達しました。中でもユンガイの被害は最も甚大で当時のユンガイの人口は約18,000人いましたが、そのほとんどが死亡しています。ペルー政府はユンガイの地を国有化し、国立墓地に指定して掘り返すことを禁止し、かつてのユンガイの地から南に約2kmの場所に新しいユンガイの町を建設しました。
チャビン・デ・ワンタル遺跡は、標高3000mを超える小盆地にある神殿遺跡で、古代アンデス文明「形成期」のチャビン文化の代表的な遺跡です(紀元前1000年頃)。当時は、熱帯雨林地帯から北海岸地帯までの広い地域から巡礼者が訪れ、信仰や文化面で大きな影響を与えたと言われています。200m四方の範囲に広場を囲み、西、北、南に建物を配し、主神殿は幅1mほどの地下回廊が迷路のように張り巡らされ、その中心には儀礼で重要な役割を担ったと考えられる高さ約4.5mの石塔「ランソン」が立てられています。各所にはジャガーなどの動物像や怪奇な神人像(浅浮彫り)が装飾されています。「国立チャビン博物館」は、2008年日本政府の協力のもとに完成。遺跡から発掘された貴重な遺物が美しく展示されています。
トゥクメ遺跡は、紀元700年から1100年頃に形成された、モチェ文化の遺跡です。約26の巨大なピラミッドと塚が点在し、集落や建物が見つかっていないため、祭祀や宗教的な目的で使用されたと考えられています。中心部には高さ約33mの巨大ピラミッドがあり、遺跡全体のシンボルとなっています。シカン文化(750~1375年)、チムー王国(900~1470年)、インカ帝国(1438~1533年)の各時代において、宗教儀式を司る上でとても重要な場所であったと考えられており、聖地巡礼の地とされたカワチ遺跡やパチャカマック遺跡を凌駕する可能性を秘めた遺跡です。
チャンチャン遺跡は、9世紀から15世紀にかけて栄えたチムー王国の首都であり、モチェ文化の後継者として繁栄しました。当時のアンデス地域最大の都市であったチャンチャンは、複数の広大な城塞から成り、道路や壁が緻密に配置され、独特の都市計画が施されていました。しかし、スペインの征服による激動の時期を経験し、チムー王国は衰退しました。スペイン征服者による略奪や破壊が一部の遺跡に影響を与えましたが、それでも多くの建造物が比較的良好な状態で残っています。この重要な文化遺産は、1986年にユネスコ世界遺産に登録されました。
太陽と月のワカは、モチェ川と小高いセロブランコ(白い丘)の麓の間の広大な地域に残るモチェ王国の遺跡です。太陽のワカは、基底部が345m X 160m、高さ30mもあった要塞とされており、月のワカは宗教儀礼が行われた場所と言われています。2つのワカの間には町があり、政治・経済・宗教のエリートが暮らしていたと考えられています。太陽のワカは、スペイン人によって破壊されたため、外観のみの見学となりますが、月のワカは入場観光でき、当時の色を残した数多くの美しいレリーフが見られます。
エル・ブルホ遺跡は、トルヒーヨから北約60km、チカマ渓谷のそばにあるモチェ時代(文化)の遺跡です。遺跡にはワカと呼ばれるピラミッドが3つあり、ピラミッド内部には祭司や戦士、生け贄にされた兵士たちをリアルに描いた壁画があり、見応え十分です。ペルー最初の女性統治者セニョリータ・カオのミイラをはじめ、モチェ文化の発掘品を展示したカオ博物館が敷地内にあります。
区間 | スケジュール | |
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1 | 東京ヒューストンリマ | 夕刻:成田発、空路にて<ヒューストン乗換え>リマへ 深夜:リマ着後、現地係員がお出迎えしホテルへ(ドライバーのみ) (ホテル着後に、日本語係員が翌日からのご旅行日程に関してのご説明をおこないます) |
【リマ泊】/食事:朝×昼×夕× | ||
2 | リマワラス | 朝:専用車にてバス停へ(ドライバーのみ) 午前:リマ09:30頃発、バスにてワラスへ(約8時間半) 夜:ワラス18:00頃着後、現地係員がお出迎えしホテルへ |
【ワラス泊】/食事:朝○昼×夕× | ||
3 | ワラスワスカラン国立公園カンポサント・ユンガイワラス | 朝:専用車にてワスカラン国立公園へ 途中、氷河を戴く山々や美しい風景をお楽しみください。 午前:ワスカラン国立公園観光(英語ガイド) エメラルドグリーンの水をたたえたヤンガヌコ谷の湖を観賞した後、きれいな沢や珍しい高山植物、緑生い茂る森林の中をハイキングします。 その後、専用車にてカンポサント・ユンガイへ 途中、レストランにて昼食をとり、ユンガイ慰霊公園を訪れます。 午後:ユンガイ慰霊公園観光(英語ガイド) 大地震によって崩落した氷河を含む土石流が町を飲み込み、破壊した当時の爪痕が今も残っています。 観光後、ワラスへ 夕刻:ワラスのホテル着 |
【ワラス泊】/食事:朝○昼○夕× | ||
4 | ワラスチャビンデワンタルワラス | 朝:専用車にてチャビンデワンタルへ 途中、美しいケロコチャ湖や標高4500mの峠を越えながら美しい風景をお楽しみください。 午前:チャビンデワンタル遺跡観光(英語ガイド) 旧神殿と新神殿の2つの神殿があり、地下回廊の神殿最奥部にはジャガーを擬人化したランソン像があります。 昼:チャビン村のレストランにて昼食 午後:国立チャビン博物館見学(英語ガイド) チャビン遺跡から発掘された貴重な遺物が美しく展示されています。 見学後、専用車にてワラスへ 夕刻:ワラスのホテル着 夜:専用車にてバス停へ(英語係員) 夜:ワラス22:20頃発、バスにてトルヒーヨへ(約8時間) ※バスには英語係員は同行しません。 |
【車中泊】/食事:朝○昼○夕× | ||
5 | トルヒーヨ | 朝:トルヒーヨ06:10頃着後、現地係員がお出迎えしホテルへ (チェックインは午後からとなります) 午前:ホテルにて朝食後、トルヒーヨ観光へ 終日:トルヒーヨ観光(英語ガイド) (◎太陽のワカと月のワカ、◎チャンチャン遺跡、○ワンチャコ海岸、◎エルブルホ遺跡) 昼食はワンチャコ海岸でペルーの代表的な料理「セビッチェ」をご賞味ください。 |
【トルヒーヨ泊】/食事:朝○昼○夕× | ||
6 | トルヒーヨチクラヨ | 朝:専用車にてバス停へ(英語係員) 午前:トルヒーヨ08:00頃発、バスにてチクラヨへ(約3時間半) ※バスには英語係員は同行しません。 午前:チクラヨ11:30頃着後、現地係員がお出迎えしホテルへ (チェックインは午後からとなります) 午後:シカン博物館見学(英語ガイド) ※「シカン博物館」は月曜が休館です。 |
【チクラヨ泊】/食事:朝○昼×夕× | ||
7 | チクラヨリマ | 終日:チクラヨ観光(英語ガイド) (◎シパン遺跡&ワカラハダ博物館、◎トゥクメ遺跡、◎シパン王墓博物館) ※「シパン王墓博物館」は月曜が休館です。 (途中、レストランにて昼食) 観光後、専用車にて空港へ 夜:チクラヨ発、空路にてリマへ 夜:リマ着後、ご自身でお乗換え 深夜:リマ発、空路にて<アメリカ乗換え>帰国の途へ |
【機中泊】/食事:朝○昼○夕× | ||
8 | リマアメリカ |
深夜:リマ発、空路にて<アメリカ乗換え>帰国の途へ |
【機中泊】/食事:朝×昼×夕× | ||
9 | 東京 | 午後:東京(羽田・成田)着 |
2名様で参加 | 1名様で参加 | |
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ベーシック時期 | お問い合わせ | お問い合わせ |
利用予定航空会社 | ユナイテッド航空 |
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利用予定ホテル | 下記または同等クラス ■リマ:ハビタット ■ワラス:パストルーリ、コロンバ、サン・セバスチャン ■チクラヨ:カサ・アンディーナ・チクラヨ ■トルヒーヨ:ロス・コンキスタドーレス |
食事 | 朝食6回、昼食4回、夕食0回 |
参加人数 | 1名様 |
添乗員 | 同行しません。 |
査証(ビザ)について | ペルーは査証不要です。ただし、アメリカ渡航認証(ESTA)の登録が必要です。 |
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ペルー旅程における注意事項 |
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航空座席の予約手配に関する注意事項 |
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その他注意事項 |
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