南米最古のカラル遺跡も訪問
アンデス文明の古代遺跡をめぐる旅
チクラヨ・トルヒーヨ・サマイパタ遺跡・ティワナク遺跡を満喫

北部ペルー&ボリビア周遊10日間

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カラル遺跡/紀元前3000年に栄えたといわれる南米最古の古代都市遺跡
サマイパタの砦(別名エル・フエルテ遺跡)/巨大な一枚岩にインカの世界観が施されている
ティワナク遺跡の「太陽の門」/門の上部の中央にビラコチャ神、その周囲に48の鳥人
ワカラハダ博物館(チクラヨ)/シパン遺跡で発掘されたミイラと宝飾
トゥクメ遺跡(チクラヨ)/アドベ建造のピラミッド型神殿跡を展望台から俯瞰する
トゥクメ遺跡(チクラヨ)/展望台
月のワカから見た太陽のワカと居住区の跡(遺構)の様子
 
月のワカ/色鮮やかな壁画が今も残り、文化庁による修復が日々行われている
チャンチャン遺跡/部屋の仕切りには幾何学文様の壁が数多く見られる

モデルプランのおすすめ概要

南米最古のカラル遺跡と、北部ペルーの2大観光地(チクラヨ・トルヒーヨ)、ボリビアの2大観光地(サマイパタ遺跡・ティワナク遺跡)をめぐるペルー&ボリビア周遊です。

ポイント
  • 南米最古の「カラル遺跡」は、「日本語ガイド」がご案内します。
  • チクラヨでは、ピラミッド群が残る「トゥクメ遺跡」と、モチェ&シカン文化の貴重な3つの博物館(シカン博物館、シパン王墓博物館、シパン遺跡&ワカラハダ博物館)を見学します。
  • トルヒーヨでは、チムー王国の首都「チャンチャン遺跡」と、モチェ文化の2大遺跡「太陽と月のワカ」と「エル・ブルホ遺跡」を観光します。
  • ボリビアを代表する2つの古代遺跡「サマイパタ遺跡」と「ティワナク遺跡」を訪問します。
  • ティワナク観光では、通常は訪問しない「プマプンク遺跡」も観光します。
訪問する世界遺産

神聖都市カラル=スーペ(カラル遺跡)/チャンチャン遺跡地帯/サマイパタの砦/ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地

サマイパタの砦(別名エル・フエルテ遺跡)/巨大な一枚岩にインカの世界観が施されている
サマイパタの砦(別名エル・フエルテ遺跡)/巨大な一枚岩にインカの世界観が施されている
サマイパタの砦(別名エル・フエルテ遺跡)/巨大な一枚岩にインカの世界観が施されている
COLUMN

謎の遺跡・サマイパタの砦とは?

別名はエル・フエルテ遺跡(El Fuerte de Samaipata)。標高1950mの山頂に築かれた城塞のように見えることから「砦(とりで)」と呼ばれていますが、実際は住居や宗教施設からなる集落だったと推測されています。ヘビやジャガーなどの動物や幾何学文様の彫刻が施された石造建築物が、東西250m、南北60mにわたって連なっています。丘の南側には五つの神殿があり、その中央にある2本の溝は、500近くある住居が並ぶ居住地に水を供給する水路だったと考えられています。集落は紀元300年頃から築かれており、14世紀にインカ帝国の支配下で発展するも、スペイン植民地時代にサマイパタ村が造られると衰退していきます。サマイパタの砦に類似する遺跡がインカの遺跡にも見られますが、その関連性はわかっていません。(クスコ近郊のケンコー遺跡もそのひとつ)

ティワナク遺跡/半地下神殿からカラササヤの正門を臨む(中央にモノリートが見える)
プマプンク遺跡/精巧に研磨された巨石が散乱
プマプンク遺跡/巨石をつなぎ合わせる楔の跡
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ティワナク観光では、プマプンク遺跡も観光します

インカ文明に多大な影響を与えたとされる古代アンデス文明の謎の遺跡「ティワナク遺跡」。巨大なピラミッドだったとされるアカパナの丘や、たくさんの異邦人の頭像が石壁に埋め込まれた半地下神殿、不思議な立像(モノリート)や巨大な石門(太陽の門)など、現存するパーツからでは全容解明には至らず今も謎に包まれた遺跡です。中でも不思議な建造物跡が、ティワナク遺跡から少し離れた区画にある「プマプンク遺跡」です。現在は見る影もなく、巨石がただ散乱しているだけの遺跡ですが、巨石の一つ一つを観察すると、どれも堅い安山岩で、見事な研磨や切断が施され、ドリルを使ったような精工な穿孔など高度な技術の跡が随所に見られます。いったいどんな目的で建造された場所だったのか、興味が尽きない遺跡です。

カラル遺跡/紀元前3000年に栄えたといわれる南米最古の古代都市遺跡
カラル遺跡/神々を宿す石柱(ワンカ)とピラミッド
カラル遺跡/祭礼の中心地とされる円形半地下広場と巨大神殿の跡
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南米最古のカラル遺跡とは?

カラルは紀元前3000年~2500年前ごろに栄えたといわれ、世界4大文明(エジプト、メソポタミア、インダス、黄河)とほぼ同時期で、アメリカ大陸最古の都市遺跡として注目されています。敷地内には巨石を使った神殿やピラミッドなど32の建築物が立ち並び、人々が住んだ住居と思われる遺跡も多数発見されています。都市の収容人口は推定約3000人、スーペ谷周辺の神殿群を含めると2万人に上るといわれています。遺跡東南に位置している祭礼の中心地とされる円形半地下広場からは32本の骨のフルートなどが発見され、カラルが交易と歓楽に立脚した平穏な社会であったと思われます。また、遺跡から出土した「シクラ」と呼ばれるイグサで作られた石を詰めた袋は、免震効果があるとされており、すでに高度な文明が存在した証ともいえます。

トゥクメ遺跡(チクラヨ)/左に見えるはアドベ建造の巨大なピラミッド型神殿跡
トゥクメ遺跡(チクラヨ)/アドベ建造のピラミッド型神殿跡を展望台から俯瞰する
トゥクメ遺跡(チクラヨ)/ピラミッド型をした巨大な岩山(聖なる岩山)
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トゥクメ遺跡

トゥクメ遺跡は、紀元700年から1100年頃に形成された、モチェ文化の遺跡です。約26の巨大なピラミッドと塚が点在し、集落や建物が見つかっていないため、祭祀や宗教的な目的で使用されたと考えられています。中心部には高さ約33mの巨大ピラミッドがあり、遺跡全体のシンボルとなっています。シカン文化(750~1375年)、チムー王国(900~1470年)、インカ帝国(1438~1533年)の各時代において、宗教儀式を司る上でとても重要な場所であったと考えられており、聖地巡礼の地とされたカワチ遺跡やパチャカマック遺跡を凌駕する可能性を秘めた遺跡です。

エル・ブルホ遺跡/トルヒーヨから北60kmにあるモチェ文化の神殿跡
エル・ブルホ遺跡/神殿内部に残る巨大な壁画
エル・ブルホ遺跡/女王のイラスト(想像図)
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エル・ブルホ遺跡

エル・ブルホ遺跡は、トルヒーヨから北約60km、チカマ渓谷のそばにあるモチェ時代(文化)の遺跡です。遺跡にはワカと呼ばれるピラミッドが3つあり、ピラミッド内部には祭司や戦士、生け贄にされた兵士たちをリアルに描いた壁画があり、見応え十分です。ペルー最初の女性統治者セニョリータ・カオのミイラをはじめ、モチェ文化の発掘品を展示したカオ博物館が敷地内にあります。

チャンチャン遺跡(トルヒーヨ)/チムー王国の首都
チャンチャン遺跡/部屋の仕切りには幾何学文様の壁が数多く見られる
チャンチャン遺跡/迫力ある回廊。壁が崩れないよう土台が両側に敷かれている
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チャンチャン遺跡

チャンチャン遺跡は、9世紀から15世紀にかけて栄えたチムー王国の首都であり、モチェ文化の後継者として繁栄しました。当時のアンデス地域最大の都市であったチャンチャンは、複数の広大な城塞から成り、道路や壁が緻密に配置され、独特の都市計画が施されていました。しかし、スペインの征服による激動の時期を経験し、チムー王国は衰退しました。スペイン征服者による略奪や破壊が一部の遺跡に影響を与えましたが、それでも多くの建造物が比較的良好な状態で残っています。この重要な文化遺産は、1986年にユネスコ世界遺産に登録されました。

月のワカとセロ・ブランコ(白い丘)/モチェ文化を代表する遺跡(トルヒーヨ)
太陽のワカ/アドベ建造の神殿でモチェ文化を代表する遺跡(トルヒーヨ)
月のワカ・神殿内部の壁画/神殿は初代の王の死後、数世代にわたって建増しされた
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太陽のワカと月のワカ

太陽と月のワカは、モチェ川と小高いセロブランコ(白い丘)の麓の間の広大な地域に残るモチェ王国の遺跡です。太陽のワカは、基底部が345m X 160m、高さ30mもあった要塞とされており、月のワカは宗教儀礼が行われた場所と言われています。2つのワカの間には町があり、政治・経済・宗教のエリートが暮らしていたと考えられています。太陽のワカは、スペイン人によって破壊されたため、外観のみの見学となりますが、月のワカは入場観光でき、当時の色を残した数多くの美しいレリーフが見られます。

日程表

区間 スケジュール
1 東京飛行機ヒューストン飛行機リマ 夕刻:成田発、空路にて<ヒューストン乗換え>リマへ
深夜:リマ着後、現地係員がお出迎えしホテルへ(ドライバーのみ)
(ホテル着後に、日本語係員が翌日からのご旅行日程に関してのご説明をおこないます)
【リマ泊】/食事:朝×昼×夕×
2 リマ車カラル車リマ 終日:カラル遺跡観光(日本語ガイド)
カラル遺跡とは

カラル遺跡は、スーペ川流域に紀元前3000年(約5000年前)に栄えた古代都市遺跡です。この遺跡には、6基の階段状ピラミッド群(神殿)と灌漑施設を含む建物跡などが見られます。遺跡から出土した「シクラ」と呼ばれるイグサで作られた袋の放射性炭素年代測定の結果から、カラル遺跡は現存する南北アメリカ大陸で最古の文明遺跡であり(エジプト文明とほぼ同時期)、2009年にユネスコ世界遺産に登録されました。

【リマ泊】/食事:朝○昼○夕×
3 リマ飛行機チクラヨ 早朝:専用車にて空港へ(ドライバーのみ)
早朝:リマ05:00発、空路にてチクラヨへ
朝:チクラヨ06:30着後、チクラヨ観光へ
終日:チクラヨ観光(英語ガイド)
(◎シパン遺跡&ワカラハダ博物館、◎シカン博物館、◎トゥクメ遺跡、◎シパン王墓博物館)
(途中、レストランにて昼食)
※「シカン博物館」と「シパン王墓博物館」は月曜が休館です。
【チクラヨ泊】/食事:朝○昼○夕×
4 チクラヨバストルヒーヨ 朝:専用車にてバス停へ(英語係員)
午前:チクラヨ08:00頃発、バスにてトルヒーヨへ(約3時間半)
※バスには英語係員は同行しません。
午前:トルヒーヨ11:30頃着後、現地ガイドがお出迎えしエルブルホ遺跡へ
(途中、レストランにて昼食)
午後:エルブルホ遺跡観光(英語ガイド)
(敷地内の遺跡見学とカオ博物館に入場)
【トルヒーヨ泊】/食事:朝○昼○夕×
5 トルヒーヨ飛行機リマ 終日:トルヒーヨ観光(英語ガイド)
(◎チャンチャン遺跡、◎ドラゴンのワカ、○ワンチャコ海岸、◎太陽のワカと月のワカ)
昼食はワンチャコ海岸でペルーの代表的な料理「セビッチェ」をご賞味ください。
観光後、専用車にて空港へ
夜:トルヒーヨ18:00頃発、空路にてリマへ
夜:リマ19:10頃着後、ご自身でお乗換え
【機中泊】/食事:朝○昼○夕×
6 リマ飛行機サンタクルス車サマイパタ車サンタクルス 深夜:リマ発、空路にてサンタクルスへ
早朝:サンタクルス着後、専用車にてサンタクルス郊外の避暑地サマイパタへ(約3時間)
途中、空港のレストランにて朝食
午前:サマイパタの砦観光(別名:エル・フエルテ遺跡)
観光後、サンタクルスへ
途中、レストランにて昼食
夕刻:サンタクルス着
【サンタクルス泊】/食事:朝○昼○夕×
7 サンタクルス飛行機ラパス車ティワナク車ラパス 早朝:専用車にて空港へ(英語係員)
朝:サンタクルス発、空路にてラパスへ
午前:ラパス着後、専用車にてティワナク遺跡へ
着後、ティワナク遺跡とプマプンク遺跡観光(英語ガイド)
ティワナク遺跡には、ピラミッド型建造物のアカパナ、遺跡の中心広場のカラササーヤ、太陽の門、半地下神殿、カンタタイータなどがあります。
※全体の面積は4km四方におよぶ広大な遺跡で、プマプンク遺跡は別の区画にあります。
午後:観光後、専用車にてラパスのホテルへ
(途中、レストランにて昼食)
オプショナルツアー

フォルクローレディナー(英語ガイド/専用車)

【ラパス泊】/食事:朝○昼○夕×
8 ラパス飛行機リマ 午前:フリータイム
(ラパス滞在を自由にお過ごしください)
午後:専用車にてラパスの空港へ(英語係員)
午後:ラパス発、空路にて<サンタクルス乗換え>リマへ
夜:リマ着後、ご自身でお乗換え
オプショナルツアー

月の谷とラパス市内観光(英語ガイド/専用車)

【機中泊】/食事:朝○昼×夕×
9 リマ飛行機アメリカ飛行機 深夜:リマ発、空路にて<アメリカ乗換え>帰国の途へ
【機中泊】/食事:朝×昼×夕×
10 東京 午後:東京(羽田・成田)着
日程表の見方
◎:入場観光、○:下車観光
時間帯の目安
交通手段アイコン
飛行機:飛行機/ 車:車/ バス:バス
船:船/ボート:ボート/ 列車:列車

参考料金

2名様で参加 1名様で参加
ベーシック時期 お問い合わせ お問い合わせ
  • 上記の参考料金はモデルプラン通りの日程をもとに算出したお一人様あたりの旅行代金の目安額です。
  • 参考料金には燃油サーチャージや空港諸税は含まれておりません(別途かかります)。
  • 利用予定航空会社以外をご指定の場合、またはエコノミークラス以外をご指定の場合は追加代金により適用可能です。
  • その他、訪問地の変更、日程の延長、ホテル指定など、お客様のご要望に合わせた日程づくりが可能です。

実施内容

利用予定航空会社 ユナイテッド航空
利用予定ホテル 下記または同等クラス
■リマ:ハビタット
■チクラヨ:カサ・アンディーナ・チクラヨ
■トルヒーヨ:ロス・コンキスタドーレス
■サンタクルス:センシズブティック
■ラパス:リッツ・アパート、プレジデンテ、カミノレアル・アパート、グロリア
食事 朝食7回、昼食6回、夕食0回
参加人数 1名様
添乗員 同行しません。

注意事項

査証(ビザ)について ペルー、ボリビアは査証不要です。ただし、アメリカ渡航認証(ESTA)の登録が必要です。
ペルー旅程における注意事項
  • ガイドについて:
    上記日程に記載している通りです。カラル遺跡観光は日本語ガイドがご案内します。その他の観光ガイドは英語ガイドがご案内します。日本語ガイドをご希望の場合は、リマからのスルーガイドとなり、別途お見積りとなります。
  • 現地係員(ドライバーのみ)について:
    都市間の陸路移動、ホテル-空港・駅間の陸路移動の際の現地係員(ドライバー兼任)は、片言の英語またはスペイン語のみのコミュニケーションとなりますので予めご承知おきください。
  • 専用車利用について:
    日程上に専用車の記載があるところは、原則お客様だけのプライベートカーをご用意します。但し、繁忙期でガイドや車の手配がプライベート対応できない場合は、弊社取扱いの別のお客様と混乗していただく場合がございますので予めご了承ください。その場合の旅行代金の減額等はございません。
ボリビア旅程における注意事項
  • ガイドについて:
    ボリビア日程の観光ガイドは、英語ガイドです。
  • 現地係員(ドライバーのみ)について:
    都市間の陸路移動、ホテル-空港・駅間の陸路移動の際の現地係員(ドライバー兼任)は、片言の英語またはスペイン語のみのコミュニケーションとなりますので予めご承知おきください。
  • 専用車利用について:
    日程上に専用車の記載があるところは、原則お客様だけのプライベートカーをご用意いたします。但し、繁忙期でガイドや車の手配がプライベート対応できない場合は、弊社取扱いの別のお客様と混乗していただく場合がございますので予めご了承ください。その場合の旅行代金の減額等はございません。
航空座席の予約手配に関する注意事項
  • フライトスケジュールの変更やお見積り時の旅行代金で利用する航空座席の予約クラスが満席の場合、追加代金がかかるお座席をご提案する場合がございます。
  • 各地の国内線・国際線は、ご予約と同時に即発券となり、発券後のキャンセルはできません。そのため、予約のタイミングを見計らって手配を進めますが、残席数が少なくなった場合は、即時発券させていただきます。その場合は通常の取消規定とは別にご案内する所定の取消料が適用されますのでご注意ください。
その他注意事項
  • 燃油サーチャージ、空港諸税、現地ガイドへのチップ等は旅行代金に含まれておりません。
  • ご利用いただく区間によっては、お預け手荷物費用が無料ではなく有料(現地払い)となる場合がございます。
  • 日程表上の国内線の時刻は、予告なしに変更となる場合がございますので目安としてご参照ください。
  • 乗り継ぎ地での搭乗手続きは、お客様自身で行っていただきます。