チチェンイッツァ遺跡
チチェンイッツァ遺跡は、カンクンから車で約2時間半、国道180号線を西へ200kmの地点にあります。マヤの言葉で「泉の湧くところ」という意味があり、セノーテと呼ばれる聖なる泉が2か所あります。建造物群は南側の「旧チチェン・エリア」(600年~800年頃)と北側の「新チチェン・エリア」(900年~1200年頃)の2つのエリアに分かれています。南側の旧チチェンには、プウク式の建造物が多くみられ、雨の神チャックが彫られています。一方、北側の新チチェンの建造物には、創造神ククルカン、すなわちケツァルコアトルのモチーフが多数みられ、メキシコ中央高地のトルテカ文明(トゥーラ遺跡)とのつながりも伺えます。