ジェットウィング・ライトハウスと建築家バワ
ジェットウィング・ライトハウス(Jetwing Lighthouse)は、トロピカルモダン様式のパイオニアでもある巨匠・ジェフリー・バワ(Geoffrey Bawa)の傑作の1つです。バワ後期の作品で、アーティストのラキ・セナナヤケ作の「ポルトガルとの戦い」をモチーフにした迫力ある螺旋階段が有名です。階段を上りつめたその先には美しいインド洋の風景が広がるという、驚きの演出が施されています。バワは、スリランカ出身の建築家でその特徴は「自然との調和」で、周囲の環境に溶け込むように設計されています。デザインは非対称で個性的で、スリランカの伝統的な建築や文化的な要素が随所に見受けられます。