”果てしない草原”のセレンゲティ国立公園
セレンゲティ国立公園は、14,763km2と関東平野より広い面積を誇り、隣接するケニアのマサイマラ国立保護区の約8倍もあります。火山灰が固まった大地にはひと雨ごとに若草の美しい大地が広がり、多くの草食動物が集まります。大型動物は約300万頭以上も棲息するといわれ、地平線が360度広がるセレンゲティの風景はまさに私達がイメージするサバンナの景観そのものです。また、「ヌーの大移動」で知られるグレートマイグレーション(動物の大移動)は、雨季(1月~3月)の緑豊かなセレンゲティの南部を始点に、時計回りで南部→西部→北部→東部→南部へと移動します。北のマラ川を渡ってマサイマラに到達した後は、マサイマラを西から東へ移動して(8月~10月)、またセレンゲティの南部に戻るという、1年サイクルで繰り広げられます。